犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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見送り坊主

2021年01月24日 | うつろい
頭を丸めたいとかねがね思っている。

出家するわけではない。
真理は追求しているけれど、
なんの宗教にもよりたくないと思っている。
誰かが実体験したこを信用はするけれど、
それを「信じる」というのとはどうも違う。

誰もが実体験できる方法を説いているものには興味がひかれる。
それはヨーガや瞑想であったりする。
しかしそれを、他の宗教的概念と結び付けているのなら、
たちまち気持ちが逸れる。



「青タンができてるかもね」

薪を作るために、3㎝程度の枝で乾いているものは、
段差に置いて踏みつけて、適当な長さに折る。
その作業中、踏んだ勢いで跳ね返った長い枝が
右の側頭部にヒットしたことを、昨日ここに書いた。

そんな予測もしなかった自分の馬鹿さ加減に腹を立てることで、
痛みを上回らせようとした。

しかし、腫れているもんは、痛い。
大きく口を開けると痛い。
ものを食べる時に痛い。
中華饅なんか食べるのは痛い。
歌う時も痛む。

雨が降ってきた。
そうだ。雨の予報が有るから、薪を作るのを急いでいたのだ。

雨の中、犬の散歩に出かけるために、
防水の帽子を目深にかぶったら、
側頭部がいてえよ。
そりゃそうだわな。

万が一、硬膜下血腫でもできていた場合のことを考え、
近所の友人Mに報告しておいた。
「青タンができてるかもね」
と言うけれど、
髪の毛で見えない。



そこで、
髪の毛を剃りたいと思っていたことを思い出した。
母が同居していると、坊主にするといちいちうるさい。
「なんでそんなことをするのか」などと言う。
説明するほどの理由も無いし、
説明するほどの理由が有ったらなおさら理解できないだろうし、
面倒だ。
だから、今まで剃らずに我慢していた。

6月末に母は特別養護老人ホームに入居した。
坊主チャンスである。
と思いきや、
2ヶ月に1度、大学病院に連れて行くために、会う。
面倒だ。

しかし、冬ならニット帽でもかぶっていれば分かるまい。
と、思っていた。
そして、忘れていた。

年内にいくつかの動画を撮影し終わった時点で、
剃っちまえば良かった。
次の通院は2月半ばだから、それまでに1~2㎝は伸びるだろうから。

今から剃ると、3週間後の通院の時には
まだ1㎝も伸びないだろう。
ばれそうだ。
いや、ニット帽をかぶっていればいいか。
診察室に入る時には帽子を取ることにして。
診察室の中では、私は母の背後に立つことになるので、ばれない。
ケケケ



「バリカン持って行こうか」
と、友人Mは面白がっている。

いいけど、腫れている側頭部を剃るとき、
痛いだろうなあ。
痛いからバリカンを避けたら、患部だけ剃り残しになったりして、
おかしなことになりそうだ。

「でも髪の毛は最大の緩衝材だから。」
ふと友人Mもまともなことを言い出す。

そうね。
髪の毛が無かったら、ケガしていただろう。打撲ももっとひどかったかもしれない。
毛、万歳。

いや、剃っていたら、作業中は帽子をかぶっていただろうな、むしろ。



とりあえず、
腫れが引くのを待つ。
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