犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

しろはら

2013年02月20日 | イキモノタチ
庭に来る鳥は、案外、日によって違う。

そう、庭にいる鳥ではなくて、庭に来る鳥なのだ。
だから、毎日同じ鳥が見られるのではなく、様々な鳥が訪れる。

この時期多いのは、つぐみ。
それより強いのは、ひよどり。
毎朝のように来るのは、きじばと。
からすも来る。
すずめも池の水を飲んだり浴びたりしに来るが、警戒心が強く、居着かない。

今年初めて来たのは、めじろ。
隣の庭にはいるのにウチには来ないので、ずっとうらやましかったのだが
池の氷の上で水浴びしているのが見られた。やっぱりかわいい。

もうひとつ、今年初めて気付いたのは、しろはら。
これは、図鑑で調べて名前が分かった。

枯れた庭に、枯れ葉色の、徹底的に全身が地味~な薄茶色の鳥が、
地面をちょんちょん歩いている。
地味。
特徴無し。
それでも、図鑑のページをめくると、その鳥の写真は見付かった。

白腹。
特徴の無いその地味な鳥の特徴を無理矢理見付けて名付けたという感がある。
だって、しろはらの腹は、さほど白くない。
白と言ったらめじろの目の回りとか、はくせきれいの腹とか、
ほおじろの頬とか、すかっと明るく真っ白だろ。
真っ白でこそ名前に付こうというものじゃないか。

白腹の腹は、そんな爽やかな白ではない。
枯野を歩き、色が移ったような、くすんだ白だ。
図鑑には、汚白色、という言葉が使ってあった。
はじめて聞いた。おはくしょく。
よごれ。

気の毒なくらい、地味な鳥だ。

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