犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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壁付混合水栓からの漏れを直す

2020年05月21日 | Do it myself
[あらすじ] 台所の壁付シングルレバー混合水栓をシャワーホース付きの物に自分で交換した。
数週間後、取り付け部分からジワリと水が漏れているのを見付けた。
一旦外して、シールテープを巻き直して取り付けてみた。

これは取り付けをやり直さねば。
先日自分で取り付けたのだから、工具も材料も揃っている。
早速取り外した。
が、そこで気付いた。

ザルボをネジ込むのに、太い六角レンチが有ると便利なんだった。
前回はレンチが無いから、ラジオペンチでザルボを挟んでネジ込んだのだが、
それだと、しっかりネジ込めているのかどうか、力の掛かり具合を感じ取りにくい。

私は熱っぽくだるい体調を押して、近所のホームセンターに行った。
ザルボを持って行って合わせてみると、20㎜の六角レンチが合うようだった。



工具も揃って取り付け直したものの、なんと
直後から水滴が溜まる。
取り付けし直す以前よりも漏れるスピードが速まってしまったではないか。

デイサービスから母が帰宅するというタイムリミットが押し寄せ、
一昨日38℃の熱を出した余熱に体力が奪われ、
徒労感は気力をそぐ。

やめたやめた。
何が原因で漏れているのか分からない人がやり直したところで、
なんの解決にもならない。
とにかく休んで、調べ直して原因を追究し、次のデイサービスの日にやり直そう。



ひと晩寝たら、だいぶ回復した。
朝、さっそく調べた。

インターネットで「壁付水栓 ザルボ 漏れ」とかなんとかいったキーワードを検索する。
すると、同じような状況になっている人が質問しているのが見つかった。
何人かの人が回答してくれている。
多くは現役の水道屋さんだ。
これは心強い。

複数の回答でみなさん口を揃えて言っているのが、
「シールテープの巻き過ぎです。
4~5回で良いです。」
ということだ。

最初に取り付ける時に読んだ説明によると、
シールテープは8回くらい巻け、ということだった。
そんなら念入りに、と9~10回は巻いたかもしれない。
それが仇になっているというのだ。

失敗談のほうが参考になる。

これが原因だとすれば、やり直すポイントが明確である。
よく寝て体調も良くなってきたので、やる気も回復している。



次のデイサービスの日、午前中から作業に取りかかった。

屋外のメーターボックスの中の栓を締め、
水栓本体を取り外し、
ソケットと持ち出しザルボを取り外し、
ソケットとザルボのネジ部分と配管内部に残った古いシールテープをきれいに取り除き、
新しいシールテープを4~5回巻き、
壁の配管にザルボを六角レンチでネジ込み、
さらにソケットをネジ込み、
水栓本体を取り付け、
屋外のメーターボックスの中の栓を開き、
戻って水を出してみる。

と、
やっぱり水滴がにじんでくるのだ。
残念!!



また外してみると、写真のような状態になっている。
うまくネジ込めていないと、シールテープが奥へ寄ってしまい、役に立っていない。
うまくネジ込めていても、巻く回数が足りないと、薄過ぎて役に立っていない。

この、両方の状態がそれぞれに起きているのだ。

巻く回数がやたらに多かった時は、外してみると
どれもシールテープが寄ってしまった状態になっていた。
4~5回だと、この状態も起こるが、うまく入っても薄過ぎるのだ。

なるほど。



シールテープを巻く回数を6回くらいにして、
巻いた後、布ごしに押さえてよくネジ山になじませた。

そうしてネジ込んでいく。
後半、急にネジの回りが固くなる時は、
決まってシールテープが奥に寄ってしまっている。
一定の固さで奥までネジ込めた時は、うまく入っている証拠だ。

巻き数が6回くらいが適当というのは、
私の買ったザルボと、今回取り付けているソケットの、サイズの相性なのだと思う。
取り付け本番前に、シールテープを巻かずに、何回ソケットが回るかを数える作業をするが、
その時に金属と金属の締まり具合などを職人は感じ取り、
シールテープを巻く回数も勘で決められるのではないか、と推測される。



しかし、それでも漏れる。
取り付けた直後は大丈夫でも、30分~1時間くらい経ってから見ると、
水が垂れて溜まっているのだ。

そうなっていたら、やり直す。
見つけた説明にも、「それでも漏れたらやり直してみてください。」と書いてあった。
やり直してうまくいくかもしれない、ということなら、やり直してみようという気持ちにもなる。



水側湯側それぞれ4回付け直した。

屋外のメーターボックスの中の栓を締め、
水栓本体を取り外し、
ソケットを取り外し、
ソケットのネジ部分と配管内部に残った古いシールテープをきれいに取り除き、
新しいシールテープを6回くらい巻き、
ソケットをネジ込み、
水栓本体を取り付け、
屋外のメーターボックスの中の栓を開き、
戻って水を出してみる。

しまいにはこの作業が12分でできるようになった。
12分でできるからもう一回やり直してみよう、という気にもなった。



付け直しの作業をしてから10日ほど経つが、壁はカラリと乾いており、
漏れてくる様子は無い。

「一日漏れなかったらまず大丈夫です。」と書いてあることが多い。
しかし、私が最初に取り付けた後、漏れに気付くまで3週間ほど有った。
気付く前、取り付けから一日以上経ってから、あるいは取り付け数時間後には
すでに漏れ始めていたのかもしれない。
これはもう確かめようも無い。

とにかく、うまく直せたような気がする。
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