
[あらすじ] 取った雑草の根の土を落として乾かすために、
長辺が60㎝あまりの篩を二つ作ったよ。
枠の板は2本づつの釘で打っただけなのだが、
わりと太めの針金でできた金網をきちんと曲げて取り付けているので、
けっこうしっかりとしたでき上りになる。
ちょいと土が入った状態で一辺を持って持ち上げても、ぐにゃぐにゃしない。
※
金網は、又釘という釘で打ち付けた。
写真のような釘だ。
最初は、電気の配線を固定するコの字型の釘を使った。
ステープルというヤツだ。
家の工具箱に余っていたから使った。
しかし、又釘の構造のほうが、頑丈になる。
コの字型だと釘が入る方向が平行なので、
ある方向に引っ張られると抜けやすい。
配線を固定する程度の目的なら、それで良い。
又釘は、又の字型に釘先が開いている。
だから、ある方向に引っ張られても、もう片方の釘は抜けにくいので、
しっかりと止まる。
※
これは、釘を打つ際のコツである。
全部の釘を垂直に打ったら、
垂直方向の負荷がかかった時に板ごと抜けやすい。
釘を打つ方向をそれぞれわづかに斜めに異なる方向にしておくと、
ある方向の負荷が掛かってもどれかの釘が利いているので、
ゆるみにくい。
※
木に釘を打つのは慣れている。
しかし、思い起こせば、自転車のハンドルの先端に穴を塞ぐ部品を打ち込んだ時、
部品を押さえる左手の指をちょいと金槌で叩いてしまった。
ちょいと、なんである。
ほんのちょいと。
なので、爪の切りかすみたいな細い半月状の血豆ができた。
※
血豆というのは、日々眺めるものだ。
目に付くのだ。
気になるのだ。
血豆になって腫れていたのが、適当に引いて平たくなる。
日が経ってくると、段々表面に浮いてくる。
だから再度、表から触って分かるようになってくる。
そういう変化も含めて、日々眺めるものだ。
※
色を見たり、触って膨れ具合を感じたり、
輪郭の明瞭さを楽しんだりして愛玩していた血豆が、
ある日ポロリと取れた。
ちょうど、金槌で叩いてから4週間であった。
お肌のターンオーバーは4週間。なんて言うけれど、
血豆ではっきりと実感する。
※
又釘は、ちょっと打ちにくい。
そりゃそうだ。
フツウの釘ならまっすぐ一本打ち込むだけだが、
又の字になっていてそれぞれてんでな方向を向いているのだから、
うまく打たないと歪んだり捩じれたり曲がったりする。
数本打っていて気付いたのだが、
又釘は、片方がちょいと長い。
だから、そちらを先にちょっと打って、
それを支えに打つと、割にうまく打てる。
しかしもう少しうまい方法が有りそうな気がしている。
以上の方法でもまだ打ちやすいとは言い切れないからだ。
又旅はつづく。
長辺が60㎝あまりの篩を二つ作ったよ。
枠の板は2本づつの釘で打っただけなのだが、
わりと太めの針金でできた金網をきちんと曲げて取り付けているので、
けっこうしっかりとしたでき上りになる。
ちょいと土が入った状態で一辺を持って持ち上げても、ぐにゃぐにゃしない。
※
金網は、又釘という釘で打ち付けた。
写真のような釘だ。
最初は、電気の配線を固定するコの字型の釘を使った。
ステープルというヤツだ。
家の工具箱に余っていたから使った。
しかし、又釘の構造のほうが、頑丈になる。
コの字型だと釘が入る方向が平行なので、
ある方向に引っ張られると抜けやすい。
配線を固定する程度の目的なら、それで良い。
又釘は、又の字型に釘先が開いている。
だから、ある方向に引っ張られても、もう片方の釘は抜けにくいので、
しっかりと止まる。
※
これは、釘を打つ際のコツである。
全部の釘を垂直に打ったら、
垂直方向の負荷がかかった時に板ごと抜けやすい。
釘を打つ方向をそれぞれわづかに斜めに異なる方向にしておくと、
ある方向の負荷が掛かってもどれかの釘が利いているので、
ゆるみにくい。
※
木に釘を打つのは慣れている。
しかし、思い起こせば、自転車のハンドルの先端に穴を塞ぐ部品を打ち込んだ時、
部品を押さえる左手の指をちょいと金槌で叩いてしまった。
ちょいと、なんである。
ほんのちょいと。
なので、爪の切りかすみたいな細い半月状の血豆ができた。
※
血豆というのは、日々眺めるものだ。
目に付くのだ。
気になるのだ。
血豆になって腫れていたのが、適当に引いて平たくなる。
日が経ってくると、段々表面に浮いてくる。
だから再度、表から触って分かるようになってくる。
そういう変化も含めて、日々眺めるものだ。
※
色を見たり、触って膨れ具合を感じたり、
輪郭の明瞭さを楽しんだりして愛玩していた血豆が、
ある日ポロリと取れた。
ちょうど、金槌で叩いてから4週間であった。
お肌のターンオーバーは4週間。なんて言うけれど、
血豆ではっきりと実感する。
※
又釘は、ちょっと打ちにくい。
そりゃそうだ。
フツウの釘ならまっすぐ一本打ち込むだけだが、
又の字になっていてそれぞれてんでな方向を向いているのだから、
うまく打たないと歪んだり捩じれたり曲がったりする。
数本打っていて気付いたのだが、
又釘は、片方がちょいと長い。
だから、そちらを先にちょっと打って、
それを支えに打つと、割にうまく打てる。
しかしもう少しうまい方法が有りそうな気がしている。
以上の方法でもまだ打ちやすいとは言い切れないからだ。
又旅はつづく。
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