庭の入口の沈丁花が、枯れてしまった。
10年前に鍼灸を志して、それまでの仕事を辞めた。
14年勤めた職場の仲間たちが、餞別は何がいいか、と言ってくれたので、
沈丁花と山吹が欲しいと言ったら、最後の日に株を持って来てくれた。
その沈丁花が枯れてしまった。
十年ひと昔か。
去年の春、大雪の時だったか、水っぽく重たい雪が降った時だったか。
根本からわかれた主な幹の一本が、雪の重みで裂けた。
ぽっきりと折れたわけではなく、根本が少し裂けただけだったので、
何やら枝ぶりが少し広がったように見えて、やっと気付いた。
それでも葉を付けて、生きてはいたのだが、
冬を越し、花を咲かそうという栄養までは蓄えられなかったのかもしれない。
数週間前、春を告げるものの中でも一二を争う沈丁花の芽を楽しみに、
見てみたら、葉が縮れていた。
十年前を振り返るきっかけがまたひとつ。
またひとつ見えて、そして枯れて去ってゆく。
さて、ここに今度は何を植えようか。
道沿いだし、また、香りの良いものにしよう。
10年前に鍼灸を志して、それまでの仕事を辞めた。
14年勤めた職場の仲間たちが、餞別は何がいいか、と言ってくれたので、
沈丁花と山吹が欲しいと言ったら、最後の日に株を持って来てくれた。
その沈丁花が枯れてしまった。
十年ひと昔か。
去年の春、大雪の時だったか、水っぽく重たい雪が降った時だったか。
根本からわかれた主な幹の一本が、雪の重みで裂けた。
ぽっきりと折れたわけではなく、根本が少し裂けただけだったので、
何やら枝ぶりが少し広がったように見えて、やっと気付いた。
それでも葉を付けて、生きてはいたのだが、
冬を越し、花を咲かそうという栄養までは蓄えられなかったのかもしれない。
数週間前、春を告げるものの中でも一二を争う沈丁花の芽を楽しみに、
見てみたら、葉が縮れていた。
十年前を振り返るきっかけがまたひとつ。
またひとつ見えて、そして枯れて去ってゆく。
さて、ここに今度は何を植えようか。
道沿いだし、また、香りの良いものにしよう。
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