[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々。
[あらまし] 飼い犬ジーロくん去勢オス14歳11ヶ月慢性腎不全癲癇持ち。
廊下から犬の足音が聞こえる。
基本的に、散歩に出かける時以外には、犬が廊下に出られないように扉を閉めている。
扉が開けっぱなしになっているのだろう。
様子を見ないと、犬がよろけて玄関の三和土に落っこちることも有り得る。
※
開いた扉のこちらに犬がいて、扉の向こうの部屋で母が下半身の着替えをしているのが見えた。
どうやら、トイレに入ったが何かが有ったのでトイレで完結せず、
トイレも廊下も開けっぱなしで移動して、今、着替えをしているようだ。
よく見ると、廊下に点々と、小さく茶色い何やらが落ちている。
これは、
うんちを踏んだ犬の足の肉球の間から落ちた欠片だ。
目に付く欠片を拾いながら、床を拭きつつ、
他にも落ちていないかチェックしながら移動する。
うんち本体がどこかに有るか。
部屋のどこかに有れば、犬のうんちだ。
そうでなければ、母が着替えの際に腹圧がかかって出てしまったか、
トイレで屈んだ際に腹圧がかかって出てしまったかした便だろう。
母が着替えに出ている隙に、扉が開けっぱなしだから、犬がトイレの中に入って
こぼれた便を踏んでそして歩き回る。
有り得る。
どっちなんだ。
犬か、人か。
頭の中で、プリンスの'chaos and disorder'が鳴り響く。
「ぐちゃぐちゃのわやわや」くらいの意味か。
この頃、ドッグフードを食べながら時々、皿の右側に少し口から出す。
こぼす、というよりは、口から出しているようだ。
何か、ひとくちに食べられないわけが有るのだろう。
そのため、いつも餌皿の右側に餌が落ちている。
見つけたら拾って皿に戻す。
※
ドッグフードというのは、犬にとっておいしそうなにおいにしてある。
犬にとっておいしそうなにおいは、必ずしも人間にとってもおいしそうなにおいとは限らない。
しかし、犬に与えるのは飼い主の人間であり、フードを買うのは人間である。
だからか、人間が嗅いでもおいしそうなにおいのするフードも増えてきている、
というように感じる。
今使っているドライフードが、あんまり私にとってはおいしそうなにおいではない。
けれど、犬はまあまあ好きなようだ。
そうかなあ、私はちょっとくさいと思うんだけど。
ところがある日、
朝ご飯をまだ食べていないという介護士さんが
「あー!いいにおいがする!お腹減った!」と言うのだ。
そ、そうかなあ。私はちょっとくさいと思うんだけど。とは、言えなかった。
私は空腹時に嗅いでも、ちょっとくさいと思う。
※
床に落ちているドッグフードを拾って餌皿に戻しながら、
ほんとにくさいなあ、犬の好みはわからんなあ、と思っていた。
が、
ひょいと見ると、犬の寝床の隅っこに、うんちが有る。
ああ、探していたうんち本体は、ここだったのか。
これをちょっと踏んで歩き回ってしまったのか。
ジーロくんの寝グソは二度目だ。
目が覚めて、便意が有ったけれど、うまく起き上がれなくて、
しかたなく その場でしてしまったのか。しかたな くその場でしてしまったのか。
それとも、眠りながらうんちこいたのか。
わからない。
※
人糞の疑いは晴れた。
とは言え、トイレの掃除をしなければならないことには変わり無い。
※
入居する予定の特別養護老人ホームに、契約書を交わしに行った。
トイレを借りた。
タンク無し、一体型の便器だった。
タンク無しだと、トイレのスペースが広く明るくなる。
また、便座が便器と分かれていない。
ストンと一個の陶器なのだ。
だから、どこにも継ぎ目が無い。
つまり、非常に掃除しやすい。
それ以前に、汚れにくい。
汚れが溜まったり詰まったりするような隙が無い。
トイレから出ながら私は「ウチもこの便器にしたい!」と叫んでいた。
しかし、今後はひとまず、便器の外側におしっこを失敗しちゃう人は
自宅にいなくなるわけである。
自分の老後のために、便器を交換するか、どうか。
※
トイレ掃除に入ると、使用後のおむつパッドがきっちり畳んで
使用前のパッドの籠に入っていた。
手洗いとかマスクとかうがいとか以前の問題が有る。いいね。
便座の継ぎ目を掃除し、便器の外側を掃除し、
マットは洗濯する前にクエン酸に浸け、マットの下の床を掃除し、
さて水を流そう、とレバーを引いた瞬間、
指先に何かを感じる。
レバーの向こうの面に何か付いている。
はあ。そりゃそうよね。引いて流すレバーですもの。
ご本人は手を洗う前に使う部分ですもの。
※
トイレ個室内での動作の順序や
公衆トイレの手洗い場の位置について意見を持っているが、
それはまた別の機会に。
[あらまし] 飼い犬ジーロくん去勢オス14歳11ヶ月慢性腎不全癲癇持ち。
廊下から犬の足音が聞こえる。
基本的に、散歩に出かける時以外には、犬が廊下に出られないように扉を閉めている。
扉が開けっぱなしになっているのだろう。
様子を見ないと、犬がよろけて玄関の三和土に落っこちることも有り得る。
※
開いた扉のこちらに犬がいて、扉の向こうの部屋で母が下半身の着替えをしているのが見えた。
どうやら、トイレに入ったが何かが有ったのでトイレで完結せず、
トイレも廊下も開けっぱなしで移動して、今、着替えをしているようだ。
よく見ると、廊下に点々と、小さく茶色い何やらが落ちている。
これは、
うんちを踏んだ犬の足の肉球の間から落ちた欠片だ。
目に付く欠片を拾いながら、床を拭きつつ、
他にも落ちていないかチェックしながら移動する。
うんち本体がどこかに有るか。
部屋のどこかに有れば、犬のうんちだ。
そうでなければ、母が着替えの際に腹圧がかかって出てしまったか、
トイレで屈んだ際に腹圧がかかって出てしまったかした便だろう。
母が着替えに出ている隙に、扉が開けっぱなしだから、犬がトイレの中に入って
こぼれた便を踏んでそして歩き回る。
有り得る。
どっちなんだ。
犬か、人か。
頭の中で、プリンスの'chaos and disorder'が鳴り響く。
「ぐちゃぐちゃのわやわや」くらいの意味か。
この頃、ドッグフードを食べながら時々、皿の右側に少し口から出す。
こぼす、というよりは、口から出しているようだ。
何か、ひとくちに食べられないわけが有るのだろう。
そのため、いつも餌皿の右側に餌が落ちている。
見つけたら拾って皿に戻す。
※
ドッグフードというのは、犬にとっておいしそうなにおいにしてある。
犬にとっておいしそうなにおいは、必ずしも人間にとってもおいしそうなにおいとは限らない。
しかし、犬に与えるのは飼い主の人間であり、フードを買うのは人間である。
だからか、人間が嗅いでもおいしそうなにおいのするフードも増えてきている、
というように感じる。
今使っているドライフードが、あんまり私にとってはおいしそうなにおいではない。
けれど、犬はまあまあ好きなようだ。
そうかなあ、私はちょっとくさいと思うんだけど。
ところがある日、
朝ご飯をまだ食べていないという介護士さんが
「あー!いいにおいがする!お腹減った!」と言うのだ。
そ、そうかなあ。私はちょっとくさいと思うんだけど。とは、言えなかった。
私は空腹時に嗅いでも、ちょっとくさいと思う。
※
床に落ちているドッグフードを拾って餌皿に戻しながら、
ほんとにくさいなあ、犬の好みはわからんなあ、と思っていた。
が、
ひょいと見ると、犬の寝床の隅っこに、うんちが有る。
ああ、探していたうんち本体は、ここだったのか。
これをちょっと踏んで歩き回ってしまったのか。
ジーロくんの寝グソは二度目だ。
目が覚めて、便意が有ったけれど、うまく起き上がれなくて、
しかたなく その場でしてしまったのか。しかたな くその場でしてしまったのか。
それとも、眠りながらうんちこいたのか。
わからない。
※
人糞の疑いは晴れた。
とは言え、トイレの掃除をしなければならないことには変わり無い。
※
入居する予定の特別養護老人ホームに、契約書を交わしに行った。
トイレを借りた。
タンク無し、一体型の便器だった。
タンク無しだと、トイレのスペースが広く明るくなる。
また、便座が便器と分かれていない。
ストンと一個の陶器なのだ。
だから、どこにも継ぎ目が無い。
つまり、非常に掃除しやすい。
それ以前に、汚れにくい。
汚れが溜まったり詰まったりするような隙が無い。
トイレから出ながら私は「ウチもこの便器にしたい!」と叫んでいた。
しかし、今後はひとまず、便器の外側におしっこを失敗しちゃう人は
自宅にいなくなるわけである。
自分の老後のために、便器を交換するか、どうか。
※
トイレ掃除に入ると、使用後のおむつパッドがきっちり畳んで
使用前のパッドの籠に入っていた。
手洗いとかマスクとかうがいとか以前の問題が有る。いいね。
便座の継ぎ目を掃除し、便器の外側を掃除し、
マットは洗濯する前にクエン酸に浸け、マットの下の床を掃除し、
さて水を流そう、とレバーを引いた瞬間、
指先に何かを感じる。
レバーの向こうの面に何か付いている。
はあ。そりゃそうよね。引いて流すレバーですもの。
ご本人は手を洗う前に使う部分ですもの。
※
トイレ個室内での動作の順序や
公衆トイレの手洗い場の位置について意見を持っているが、
それはまた別の機会に。
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