[あらまし] 飼い犬ジーロ去勢オス14歳9ヶ月慢性腎不全。
去年の4月頃、血便を下すことが2度有った。
下すと食欲も落ちるので、痩せて元気が無くなる。
散歩に行くことはできても、途中から抱いて帰ることも何度も有った。
近所の獣医さんで、便の検査をしてもらい、下痢止めを処方してもらった。
症状を繰り返すようなら設備の有る所へ行って検査を受けたほうがいい、と言われた。
検査とは、何の検査ですか?
「血液検査や、超音波検査です。」
この辺りでそういう検査機器の有る動物病院というと、どこですか?
年老いた獣医さんは、丁寧に教えてくれた。
その後、今度は吐いたものに血が混じった。
教えてもらった動物病院に行ったら、やはり検査ということになった。
血液検査の時点で、腎臓の問題が大きいことが分かった。
子どもの頃に初めて飼った犬の死因も、腎臓だった。
年を取ったらそういうものだ、というくらいに捉えてきた。
※
それに遡ること数ヶ月、一昨年の12月に、
犬の歯医者さんに行った。
歯石がひどく、口臭が強い。
ジーロは、不安や訴えたいことが有ると、私の口元を舐める。
ところがこれが臭いものだから、私もなかなかキツイ。
拒否したらかわいそうなので、舐めさせてやり、すぐに顔を洗う。
歯医者はとても良く説明してくれた。
もっと早くにこの歯医者に出会えれば良かった、と思った。
歯石が歯を支えている状態になっているので、
歯石を取ってしまうと歯も取れてしまう。
今はまだ歯が生きているので、歯を取ると歯肉に傷が付く。
傷が炎症したり、傷から雑菌が入りかねない。
なんせ口の中が雑菌だらけなのだから。
もっと進むと、歯が死んで、抜ける。
その時には、歯への血管も閉じているので、出血も無い。
そう言えば、幼馴染Lちゃんの猫Yちゃんも、おくちがくさーくなっていたが、
歯が抜け落ちてすっかり臭くなくなったと言っていた。
歯については抜けるのを待つ段階に入っていると思われる。
歯肉炎が有ると、口の中は雑菌だらけで、
その雑菌を常に飲み込んでいるわけだ。
だから、消化管の粘膜や、肝臓や腎臓にも負担がかかる。
今、例えば別の病院に行って、歯を抜くという選択をするとなると、
手術に当たって事前に血液検査をすることになり、
してみるとおそらく腎臓や肝臓の問題が発覚し、
医療チェーンにかかることになる。
と、歯医者さんは言う。
なるほど。
これが、そのとおりになってしまったわけだ。
※
検査の結果、慢性腎不全という診断になった。
言われてみれば、水をよく飲み、出るおしっこは薄かった。
皮下点滴をするために一日おきに通った。
おしっこがしっかりと濃くなった。
その後、点滴は自宅で毎日することになった。
そして一年経った。
※
食欲が落ちた。
だいぶ痩せた。
後肢がふらつくことが多くなった。
まっすぐ歩いていても、体がだんだん右向きに傾く。
左の後肢が弱いので、よろけて前に倒れてきてしまうのだ。
この状態で立ち止まると、前肢はしっかり止まれるが、
左後肢がよろけるので、前肢を軸に体が右回りに回って、左に尻餅をつく。
常にこの状態というわけでもなく、
よく寝た後などは調子良く歩く。
疲れてくるとよろけるようになる。
まだまだ毎日、散歩には喜んで出かける。
歩きぶりはその時の調子によって様々だ。
前肢と後肢のリズムがバラバラの時も有る。
左後肢が利かず、傾いていく時も有る。
ゆっくりだが歩調の整っている時も有る。
左によろける日には、転倒しないように、私が犬の左側を歩く。
リードを短く持って、犬の体に添うように歩く。
私の膝下に犬の腰あたりが、よろける度にぶつかる。
そうして歩く。
そのうち、ハーネスが必要になってくるだろう。
※
オス犬だが、後肢が弱って以来、
片足を高く上げるマーキングはしなくなった。
ふと立ち止まって、長ーーいおしっこをする。
普通の排尿ですね、おじいさん。
あまりにおしっこが長いので、おどろくこともある。
おしっこしながら歩くので、ちんこが揺れてジグザグになる。
写真は、路上のおしっこ跡である。
おしっこしながら右回りに歩いて、し始めのおしっこ溜まりを嗅ぐ。
ご自分のですよ。
※
家から400メートルほどのところの、幼馴染Tの家に行って、
Tちゃんの手からオヤツをもらって、そして帰る。
それがこの頃の老犬ジーロの習慣になっている。
去年の4月頃、血便を下すことが2度有った。
下すと食欲も落ちるので、痩せて元気が無くなる。
散歩に行くことはできても、途中から抱いて帰ることも何度も有った。
近所の獣医さんで、便の検査をしてもらい、下痢止めを処方してもらった。
症状を繰り返すようなら設備の有る所へ行って検査を受けたほうがいい、と言われた。
検査とは、何の検査ですか?
「血液検査や、超音波検査です。」
この辺りでそういう検査機器の有る動物病院というと、どこですか?
年老いた獣医さんは、丁寧に教えてくれた。
その後、今度は吐いたものに血が混じった。
教えてもらった動物病院に行ったら、やはり検査ということになった。
血液検査の時点で、腎臓の問題が大きいことが分かった。
子どもの頃に初めて飼った犬の死因も、腎臓だった。
年を取ったらそういうものだ、というくらいに捉えてきた。
※
それに遡ること数ヶ月、一昨年の12月に、
犬の歯医者さんに行った。
歯石がひどく、口臭が強い。
ジーロは、不安や訴えたいことが有ると、私の口元を舐める。
ところがこれが臭いものだから、私もなかなかキツイ。
拒否したらかわいそうなので、舐めさせてやり、すぐに顔を洗う。
歯医者はとても良く説明してくれた。
もっと早くにこの歯医者に出会えれば良かった、と思った。
歯石が歯を支えている状態になっているので、
歯石を取ってしまうと歯も取れてしまう。
今はまだ歯が生きているので、歯を取ると歯肉に傷が付く。
傷が炎症したり、傷から雑菌が入りかねない。
なんせ口の中が雑菌だらけなのだから。
もっと進むと、歯が死んで、抜ける。
その時には、歯への血管も閉じているので、出血も無い。
そう言えば、幼馴染Lちゃんの猫Yちゃんも、おくちがくさーくなっていたが、
歯が抜け落ちてすっかり臭くなくなったと言っていた。
歯については抜けるのを待つ段階に入っていると思われる。
歯肉炎が有ると、口の中は雑菌だらけで、
その雑菌を常に飲み込んでいるわけだ。
だから、消化管の粘膜や、肝臓や腎臓にも負担がかかる。
今、例えば別の病院に行って、歯を抜くという選択をするとなると、
手術に当たって事前に血液検査をすることになり、
してみるとおそらく腎臓や肝臓の問題が発覚し、
医療チェーンにかかることになる。
と、歯医者さんは言う。
なるほど。
これが、そのとおりになってしまったわけだ。
※
検査の結果、慢性腎不全という診断になった。
言われてみれば、水をよく飲み、出るおしっこは薄かった。
皮下点滴をするために一日おきに通った。
おしっこがしっかりと濃くなった。
その後、点滴は自宅で毎日することになった。
そして一年経った。
※
食欲が落ちた。
だいぶ痩せた。
後肢がふらつくことが多くなった。
まっすぐ歩いていても、体がだんだん右向きに傾く。
左の後肢が弱いので、よろけて前に倒れてきてしまうのだ。
この状態で立ち止まると、前肢はしっかり止まれるが、
左後肢がよろけるので、前肢を軸に体が右回りに回って、左に尻餅をつく。
常にこの状態というわけでもなく、
よく寝た後などは調子良く歩く。
疲れてくるとよろけるようになる。
まだまだ毎日、散歩には喜んで出かける。
歩きぶりはその時の調子によって様々だ。
前肢と後肢のリズムがバラバラの時も有る。
左後肢が利かず、傾いていく時も有る。
ゆっくりだが歩調の整っている時も有る。
左によろける日には、転倒しないように、私が犬の左側を歩く。
リードを短く持って、犬の体に添うように歩く。
私の膝下に犬の腰あたりが、よろける度にぶつかる。
そうして歩く。
そのうち、ハーネスが必要になってくるだろう。
※
オス犬だが、後肢が弱って以来、
片足を高く上げるマーキングはしなくなった。
ふと立ち止まって、長ーーいおしっこをする。
普通の排尿ですね、おじいさん。
あまりにおしっこが長いので、おどろくこともある。
おしっこしながら歩くので、ちんこが揺れてジグザグになる。
写真は、路上のおしっこ跡である。
おしっこしながら右回りに歩いて、し始めのおしっこ溜まりを嗅ぐ。
ご自分のですよ。
※
家から400メートルほどのところの、幼馴染Tの家に行って、
Tちゃんの手からオヤツをもらって、そして帰る。
それがこの頃の老犬ジーロの習慣になっている。
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