安楽≠しあわせ

[あらすじ] 現状に満足してしあわせだった。
目標を高く設定したら、そうでもなくなった。


そんな折、たまたま読み始めた本があった。
ずいぶん前に買ったのだが、やっと手に取ったのだ。
すると、こんなことが書いてある。

現実が自分のセルフ・イメージに合わない状態だと、
人はコンフォート・ゾーンに現状を合わせる。

コンフォート・ゾーンというのは、
自分が思っている自分の能力に見合った暮らし、とでも言おうか。
自分はこれくらいの能力だ、と思っている像と現実が食い違っていると
調子が狂う。
自分はこれくらいの能力だ、と思っている像の中に現実がおさまっていると
安心なのだ。

そういえば、私は、ほめられるとわりと直後に失敗する、という癖がある。
ほめられると、自分が思っている自分よりも高い評価を得てしまって
居心地が悪いので、失敗して自分をコンフォート・ゾーンに引き下ろすのだ。
ああもったいない。
また、私がしあわせだと感じていたのは、コンフォート・ゾーンにおさまっていた
ということだろう。

これじゃあ何か練習しても、伸びない。
まあこんくらいの演奏ができるのが自分、と思っている範囲から抜け出すには、
このコンフォート・ゾーンを上げる必要がある。

そんなことが書いてある本だった。
タイムリーではあるので、しっかり読んで試してみようと思う。