犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

帰り道

2013年01月18日 | 流民の窓
[一昨日までのあらすじ]
犬と一緒に急斜面の山を登ったら「危険」という立札があったよ。
いつものことだ。


写真は帰り道のジーロ。寝れ寝れ。

さて。
「危険」の立札の写真を見る人が見れば分かる、場所は八王子城址でした。
ここに犬と登るのは3匹目。

最初に一緒に登った犬はただし自分の飼い犬じゃない。
当時まだ麓に東京造形大学があった。
グランドの裏手を山道が通っていた。
そこを近所の飼い主さんが仔犬を繋がずに散歩させていたのが
私たちに付いて来ちゃったのだ。

帰りな、心配されるよ、帰れ帰れ、と何度言ったところで
付いて来る。
足首に咬み付いてジャレながら付いて来る。

急斜面を、仔犬も先頭に立って登るのだが、ずり落ちる。
その尻を押してやりながら登ったっけ。

名前が分からない。
休憩しながら、思い付く犬の名前で試しに呼んでみる。
ポチ。コロ。ペス。ハチ。シロ。(白くない)クロ。(黒くもない)
友達が、以前飼っていた自分の犬の名前で呼んだ。
ロッキー。

ピンと耳が立つ。

おお!当たりか?
ラッキー。(ピン!)クッキー。(ピン!)ポッキー。(ピン!)
ウッキー。(ピン!)

犬は自分の名前を、名前の最初の子音で認識すると言われている。
フン、そんだけじゃないね。
最初の音節を変えてもこれだけ反応するもの。

その日は裏高尾縦走して景信かなんかから向こうへ降りようと思っていたが、
しかたないので城山をへめぐって、造形大学へ戻った。

ちょうどバスが来ていたので、これを逃しちゃならんと、
走って飛び乗った。
瞬間、背後から、犬を見付けて喜ぶ飼い主さんの声が聞こえた。
「…ッキー!!!」

最初の音節は聞き取れず仕舞。

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