犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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ポットん

2020年01月26日 | 介護ウチのバヤイ
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
[あらまし] 飼い犬ジーロ去勢オス14歳慢性腎不全。

台所と居間が、老母の居場所になっている。
居間に据えた介護ベッドの脇に、犬の寝床が在る。
台所から続いている三畳間の奥が、犬のトイレにしてある。

居間の床には大きなマット、台所の食卓の下にもクッションフロアのようなシートを敷いている。
その他の、床板の部分には、45㎝四方のタイルカーペットを並べている。
汚れた部分だけを外して洗えるので、重宝している。

ただ、タイルカーペットは水分を下に透過する。
食べこぼしなどは受け止められるが、汁は浸みて床に至る。



老犬がこの頃、トイレにきちんと行かないで用を足すことが増えてきた。
トイレを私が掃除しているから、とか
トイレが使用済みで足場がなんだか滑るから、とか
まれに、もう我慢できなくて、とか
たまに、ビチビチで出ちゃった、とか
色々と理由は有るようだ。

台所から三畳間に行く入り口の辺りに、オシッコやウンチをしてしまうことが
何度か有った。
主に夜間のことである。



今朝は、私がトイレの掃除を終えて数分後に、
食卓のわきでオシッコをし始めた。
ええー。もうトイレは空いてるのに。
ここじゃダメだよ、と背後から、ちょうど目の前に有ったペットシーツを引っ張ってオシッコを受け止めようとしたら、
歩き始めてしまった。オシッコしながら。
逆効果だったな。そっとしておけば良かった。



一度、尿の浸みついたタイルカーペットは、洗っても、
犬の嗅覚にとってみたら、トイレのにおいがするのかもしれない。

とは言え、台所全体が、しかも日中も、犬のトイレと認識されては困る。
母の食べこぼしと相まって、もうなにがなんだか。



ダムに水没する村の、ある農家を撮り続けた、という写真展を観た。

台所は、昔ながらの土間に竈が有るのをリフォームしながら使い続けている様子だ。
いいなあ。
台所が、土間。
何をこぼしても、最後にザーッと洗い流す。
ラーメン屋の厨房みたいな床だったら、掃除もしやすいなあ。



コンロの前の床のタイルカーペットがビチャビチャだ。
おやおや。
ジーロくん、台所でオシッコしちゃったかな?
片付ける。
しかし臭わないな。

シンクにポットが置いてある。
2.5リットルくらい入る大型のものだ。
毎朝、熱い湯を入れておく。
母はこの湯を使って、お茶やコーヒーやカップスープや汁粉などを飲む。

いつも食卓の上に置いているそのポットが、シンクに置いてあるのだ。
どうしたかと手に取ると、
「チャラチャラ」と固い音がする。
中に何か入っている。

ポットを覗き込む。
よく見えないが、銀色の、キラキラと金属的なものが、たくさん入っている。

ああ、割れたのか。

―ポットがテーブルから落ちて割れちゃったのかな?
「そうなの、いつもは&%$(#”’)2センチ’$#)テーブルの♯”))”’※云々」
あっそ。
ジーロくん疑って御免した。



「こんな昭和なの、いま売ってませんよねーー。」
いやそれが、有るんですよ。今でも売ってるんです。
花柄のポット、売ってますよ。根強いファンがいるんでしょうね。
「知らなかったー。私、買っちゃおうかしら。」
ベッドから母が、「棚の奥にポットが2つ有るから、買わなくていい」と慌てて言っている。

分かっておる。
そのうちの一つを出して使っておったのじゃ。
もう1つ有る。
やっぱり花柄。



虎とかエレファントとか、ポットはどうして大動物メーカーなんでしょうな。
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