[あらすじ] 廃車を決めて、車検が切れて、車無し。けれど老母の送迎はある日々。
ご近所友人Mの車を頼る生活。
●時計が表示されていない
以前、友人Mと一緒にバンドの練習に出かけた時に、車の時計を見て私は
「ちょうどに着くね」と言ったら、
「その時計は20分遅れてる」とのたまう。
なぬー!ちょうど20分遅刻じゃないか!メンバーに連絡せにゃ!
などということが起きたのも、友人Mは時計の合わせ方がわからなくなってしまったのだ。
取り扱い説明書も無い。
久しぶりに見たら、もう、時計を表示させること自体をやめている。
あいかわらず、時刻合わせができないのだろう。
まあ、どこかのボタンを長押しすれば時刻合わせモードになるだろう。
と思って、あれこれいじるのだが、うまくいかない。
車を借りるたびに挑戦するのだが、わからない。
そもそも、ボタンの数はそんなにたくさん無い。
ラジオが聞けるだけの器械だからだ。
シンプルなのに、どのボタンをいじっても、時刻合わせは始まらない。
何度も車を借りて挑戦して、ある時気付いた。
ボタンが少ない、ということがむしろヒントだったのだ。
組み合わせだ。
こっちのボタンとこっちのボタンを同時に押すと・・・
時を表す文字が点滅し始めた。
よしゃ!
と、書いている今、どのボタンとどのボタンの同時押しだったか、
もう忘れている。
友人Mには伝えたが、たぶんあいつももう忘れただろう。
いいんだ。同時押し、という大きなところさえ憶えていれば。
●加速が悪過ぎる
「軽だからパワー無いよね」と友人Mは言う。
それにしても、妙に走りが悪い。
返す前にガソリンを入れるついでに、タイヤの空気圧を見てみた。
どのタイヤも、規定の2.1kg/cm2 のおよそ一割引くらいに抜けていた。
それに、右前輪はスペアタイヤを履いている。
ここは特に抜けていた。
これでは走るまい。
しっかり空気を入れると、やはり改善された。
車を返す際、
「加速も良くなったよ」とだけ言うと、
「一体どんなとこいじったの!?」と驚いていた。
●油膜ふたたび
オレンジオイル配合の洗剤でフロントグラスはスッキリピカピカ。
と思ったのもつかの間、やっぱり油膜は取りきれない。
それもそのはず、ワイパーを動かしても拭われない部分があるのだ。
ゴムがへたっているに違いない。
ダッシュボードの中から車の取り扱い説明書を引っ張り出して、
ワイパーの長さを確認した。
ゴムを買って、いざ交換。
正直に言おう。自分の車のワイパーのゴムを交換したことも無いよ。
やりゃあすっきりすんだろなーと思いながら、ごまかしごまかし暮らしてきたさ。
でも友人Mの車の油膜は、もうごまかし切れないレベルだったんだ。
ワイパーのゴムは、T字型になっている。
一画目がブレードの溝に通り、二画目がガラス面を拭う。
友人Mのゴムを外してみると、二画目が外れてゆるい弓弦のように垂れ下がった。
これじゃあ拭えるわけがないや。
以上が、借りた車にほどこしたせめてものお礼です。
この次借りることがあったら、もっと難しい補修に手を伸ばさなきゃならんな…
あっ、別に友人Mがとびきりだらしないオーナーという意味じゃないですよ。
文中でも書いたけれど、私もワイパーの交換したこと無かったし。
空気圧を見るようになったのも、一度パンクを経験して以降だし。
ご近所友人Mの車を頼る生活。
●時計が表示されていない
以前、友人Mと一緒にバンドの練習に出かけた時に、車の時計を見て私は
「ちょうどに着くね」と言ったら、
「その時計は20分遅れてる」とのたまう。
なぬー!ちょうど20分遅刻じゃないか!メンバーに連絡せにゃ!
などということが起きたのも、友人Mは時計の合わせ方がわからなくなってしまったのだ。
取り扱い説明書も無い。
久しぶりに見たら、もう、時計を表示させること自体をやめている。
あいかわらず、時刻合わせができないのだろう。
まあ、どこかのボタンを長押しすれば時刻合わせモードになるだろう。
と思って、あれこれいじるのだが、うまくいかない。
車を借りるたびに挑戦するのだが、わからない。
そもそも、ボタンの数はそんなにたくさん無い。
ラジオが聞けるだけの器械だからだ。
シンプルなのに、どのボタンをいじっても、時刻合わせは始まらない。
何度も車を借りて挑戦して、ある時気付いた。
ボタンが少ない、ということがむしろヒントだったのだ。
組み合わせだ。
こっちのボタンとこっちのボタンを同時に押すと・・・
時を表す文字が点滅し始めた。
よしゃ!
と、書いている今、どのボタンとどのボタンの同時押しだったか、
もう忘れている。
友人Mには伝えたが、たぶんあいつももう忘れただろう。
いいんだ。同時押し、という大きなところさえ憶えていれば。
●加速が悪過ぎる
「軽だからパワー無いよね」と友人Mは言う。
それにしても、妙に走りが悪い。
返す前にガソリンを入れるついでに、タイヤの空気圧を見てみた。
どのタイヤも、規定の2.1kg/cm2 のおよそ一割引くらいに抜けていた。
それに、右前輪はスペアタイヤを履いている。
ここは特に抜けていた。
これでは走るまい。
しっかり空気を入れると、やはり改善された。
車を返す際、
「加速も良くなったよ」とだけ言うと、
「一体どんなとこいじったの!?」と驚いていた。
●油膜ふたたび
オレンジオイル配合の洗剤でフロントグラスはスッキリピカピカ。
と思ったのもつかの間、やっぱり油膜は取りきれない。
それもそのはず、ワイパーを動かしても拭われない部分があるのだ。
ゴムがへたっているに違いない。
ダッシュボードの中から車の取り扱い説明書を引っ張り出して、
ワイパーの長さを確認した。
ゴムを買って、いざ交換。
正直に言おう。自分の車のワイパーのゴムを交換したことも無いよ。
やりゃあすっきりすんだろなーと思いながら、ごまかしごまかし暮らしてきたさ。
でも友人Mの車の油膜は、もうごまかし切れないレベルだったんだ。
ワイパーのゴムは、T字型になっている。
一画目がブレードの溝に通り、二画目がガラス面を拭う。
友人Mのゴムを外してみると、二画目が外れてゆるい弓弦のように垂れ下がった。
これじゃあ拭えるわけがないや。
以上が、借りた車にほどこしたせめてものお礼です。
この次借りることがあったら、もっと難しい補修に手を伸ばさなきゃならんな…
あっ、別に友人Mがとびきりだらしないオーナーという意味じゃないですよ。
文中でも書いたけれど、私もワイパーの交換したこと無かったし。
空気圧を見るようになったのも、一度パンクを経験して以降だし。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます