犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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てんぱー

2017年03月17日 | 国語真偽会
わたしはてんぱーです。
くせっ毛という程度だけれど、まっすぐではない。

「てんぱー」???

天然パーマの略だ。

「パーマ」???

パーマネントの略だ。

パーマネント???

permanent 英語だ。

永久の、という意味だと思っていたが、念のために辞書を引くと、
「(変化せずに)永続する、(半)永久的な、耐久の」とある。
なるほど。

なるほど?
いやいや、まだくせっ毛にたどり着いていない。
パーマネントを「パーマ」と略したのは日本人の仕業だと思っていたが、
そうではなかったようだ。
辞書は引いてみるものだ。

もちろん、パーマネントだけでも意味は成さない。
パーマネントウェーブ permanent wave と言って、やっとくせっ毛本体が登場する。
permanent の追い込み項目に、有る。

《米略式》= permanent wave パーマ(ネント)(《主に英略式》perm)
go to the beauty parlor for a permanent パーマをかけに美容院へ行く。

どうやら、アメリカ人よりもイギリス人のほうが、パーマネントウェーブを
「パーマ」と呼ぶらしい。
本当なんだろうか。

日本のパーマ文化も独自のものがある。
辞書の例文では「かける」という言葉を組み合わせで使っているが、
「あてる」というのもある。

床屋の看板を見ると、「ニグロアイパー」なんて書いてある。
ニグロは黒人のことだろう。
黒人みたいなチリチリの仕上げにするのだろうけど、
日本だから許されている表記だな。

「アイパー」もはなはだしい。
アイロンパーマの略だ。
全体を分かるように言えば、
「アフリカンアイロンパーマネントウェーブ」ってことになるのか。
なんのこっちゃ。

先日も触れたが、「婆」の字の上の「波」は、
波打つ長い白髪のことを示しているようだ。
英語も漢字も、パーマのことは「波」と言うわけだ。



「パンチあててくるわ」

もう、どこにも波は無い。

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