現在でも、実写版で映画化の計画が進んではいるらしいので、
「いまさら」と言うこともないのかもしれない。
しかし、当初の連載は私が中学生だった30年以上前、
作者の大友克洋も30歳前後だったという。
中学の同級生が単行本を貸してくれるのに頼っていた。
だから、中学を卒業してから読んでいなかったのだ。
と記憶していたが、今回、単行本を読んでみてどうやらそれは
間違いだということが分かった。
4巻までは読んだことがあるのだが、これは1987年刊。
とっくに高校生になっている。
きっと高校の同級生にも、貸してくれる子がいたのだろう。
さて、この度5、6巻を読んでみて、あれあれ?と思った。
なんだか、物語がすっ飛んでいる感じがしたのだ。
話の中身も、なんと言っていいか、なんだかスワリが悪い。
単行本は最終巻に向けて厚さを増している。
これは、連載の回数が当初と変更になったとか、
なにがしか、作者の意図どおりにならないことでもあったのではないか?
と感じた。
4巻の最後に「次巻堂々完結!」なんて宣伝してあるのに6巻まである。
ということは掲載誌に連載回数を短くされた、というわけではなさそうだ。
だが、なんだかストーリーのつながりが、キモチわるい。
奥付を見て、続きを読んでいなかった理由を思い出した。
途中、発刊にブランクがあるのだ。
年に一巻ずつ出ていて4巻が1987年刊、5巻が1990年刊。飛んでいる。
ここだ。
調べて思い出したが、この間、『AKIRA』は映画化されている。
そのために、連載を中断していたのだそうだ。
連載途中で物語が完結していないのに、映画化。
連載と違った内容で映画化。
映画製作の過程で、ストーリーの可能性が広がったりしたのかもしれない。
けれど、6巻通読してみると、それがうまくいっていない感じがしてしまった。
金田とケイの恋愛とか、鉄雄の心情とか、そういったものが
しっくり来なかった。(私がすさんでるだけかも?)
一箇所、グッときたセリフがある。
大きな力と一体化しつつある鉄雄は、米国の軍艦の内部にあっさりとテレポートする。
大きな力として、鉄雄は地球の自転のエネルギーを例にあげる。
そしてそれを止めることは、大きな流れを意識してコントロールすることだ、と説明する。
驚く艦長を尻目に、鉄雄は小手調べにそこらじゅうの物を浮かべてみせて、言う。
「判るだろう・・・・
科学と真理では次元が違うんだよ・・・・」
ああ鉄雄様、言ってやって言ってやって。
そうそう、「いまさら」『AKIRA』を読もうと思ったのは、
舞台が2019年のネオ東京であり、
翌年にオリンピックを控えている、という設定だからだ。
AKIRAたちの力と一連の騒動で、オリンピック競技場建設地は壊滅状態になる。
「いまさら」と言うこともないのかもしれない。
しかし、当初の連載は私が中学生だった30年以上前、
作者の大友克洋も30歳前後だったという。
中学の同級生が単行本を貸してくれるのに頼っていた。
だから、中学を卒業してから読んでいなかったのだ。
と記憶していたが、今回、単行本を読んでみてどうやらそれは
間違いだということが分かった。
4巻までは読んだことがあるのだが、これは1987年刊。
とっくに高校生になっている。
きっと高校の同級生にも、貸してくれる子がいたのだろう。
さて、この度5、6巻を読んでみて、あれあれ?と思った。
なんだか、物語がすっ飛んでいる感じがしたのだ。
話の中身も、なんと言っていいか、なんだかスワリが悪い。
単行本は最終巻に向けて厚さを増している。
これは、連載の回数が当初と変更になったとか、
なにがしか、作者の意図どおりにならないことでもあったのではないか?
と感じた。
4巻の最後に「次巻堂々完結!」なんて宣伝してあるのに6巻まである。
ということは掲載誌に連載回数を短くされた、というわけではなさそうだ。
だが、なんだかストーリーのつながりが、キモチわるい。
奥付を見て、続きを読んでいなかった理由を思い出した。
途中、発刊にブランクがあるのだ。
年に一巻ずつ出ていて4巻が1987年刊、5巻が1990年刊。飛んでいる。
ここだ。
調べて思い出したが、この間、『AKIRA』は映画化されている。
そのために、連載を中断していたのだそうだ。
連載途中で物語が完結していないのに、映画化。
連載と違った内容で映画化。
映画製作の過程で、ストーリーの可能性が広がったりしたのかもしれない。
けれど、6巻通読してみると、それがうまくいっていない感じがしてしまった。
金田とケイの恋愛とか、鉄雄の心情とか、そういったものが
しっくり来なかった。(私がすさんでるだけかも?)
一箇所、グッときたセリフがある。
大きな力と一体化しつつある鉄雄は、米国の軍艦の内部にあっさりとテレポートする。
大きな力として、鉄雄は地球の自転のエネルギーを例にあげる。
そしてそれを止めることは、大きな流れを意識してコントロールすることだ、と説明する。
驚く艦長を尻目に、鉄雄は小手調べにそこらじゅうの物を浮かべてみせて、言う。
「判るだろう・・・・
科学と真理では次元が違うんだよ・・・・」
ああ鉄雄様、言ってやって言ってやって。
そうそう、「いまさら」『AKIRA』を読もうと思ったのは、
舞台が2019年のネオ東京であり、
翌年にオリンピックを控えている、という設定だからだ。
AKIRAたちの力と一連の騒動で、オリンピック競技場建設地は壊滅状態になる。
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