犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

カウントテン

2018年10月15日 | 介護ウチのバヤイ
母85歳パーキンソン病。

パーキンソン病は、重いと動けなくなる。
動けるときは、動きのコントロールが悪くなる。
無意識の動きから難しくなるのだ。

便座が汚れてしまうのも、
便器にうまく腰掛けられないのだろう。

ベッドサイドにポータブルトイレを置いている。
ベッドにいて、夜の間や、急ぐ場合や、体の動きが悪いときは、
そのポータブルトイレを使う。
木製で、クッション付きの蓋を閉めると、
ただの椅子に見える造りがすばらしい。

どちらかというと、ポータブルトイレを使うことのほうが多くなってきただろうか。
ポータブルトイレは、汚れが付きにくいように考えて作られている。
掃除する人の立場としては、ポータブルだけを使うようになったほうが楽だ。
しかし、室内のポータブルで用を足すよりもトイレに行きたい、
という気持ちが有るなら、頑張ってトイレへ行って心ゆくまで用を足したまえと思う。

そんなわけでまあトイレ掃除が頻繁でえらいこっちゃってことになっている。



こんなことをブツクサとブログに書いているのを読んで、友人WⅭが教えてくれた。
テレビで、介護に詳しい医師だか誰だかが言っていたという。
小用の後、陰部を拭くのではなく、
トイレットペーパーを当てて10数える、というのだ。

シャシャッと拭いても拭ききれるものではなく、残ってしまう。
ゆっくりと当てておくことで、残り無く吸い込ませる、ということだ。

なるほど。

でも、新しいことをおぼえないから、やれるようにならないかもしれない。
と、おネガティーブな思考が回る。
やると良いと考えて知らせたら、やってほしい。
やってなければ思い出させる、何度も言う、
その繰り返しに倦んでいるのだ。

せっかく良いことを教わったのに、私は母に知らせていなかった。
そのかわりと言っちゃなんだが、自分で試してみた。
10は結構長いな。というのがまず感じたことだ。
母はこんなに長くじっとしていられるだろうか。



ところが、伝えることにした。

母は、夏場によくあせもを出す。
このところ涼しくなったが、それでもたまにところどころ痒いと言う。
あせもではなかろうが、陰部が痒くなったこともある、と言う。

排尿後のトイレットペーパーの使い方を、伝えた。
拭いて擦ると痒くなってしまうかもしれないし、
10数えるやり方のほうが拭き残しが無く、さっぱりする。

それはいい!と母も納得の様子。

ただし、こうやって会話の中でストンと納得して、気持ち良く会話できても、
それが現場で思い出せるかというと、これまた全く別の問題になる。

「とてもいいことだから、広げるといいわね。」
それを言うなら「広める」のほうがいいかも…
私は拭いたペーパーを広げるのかと思ったわい。



広めます。
小用の後、陰部を「拭く」のではなく、トイレットペーパーを「あてて10数える」。

セイケツな日々を~

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 給油口ぱか | トップ | 何かな »

コメントを投稿

介護ウチのバヤイ」カテゴリの最新記事