寒さ対策 深呼吸・歩く篇

東京も、急に冷え込んできた。
べったりとした雲が空を覆い、すっかり冬の様子だ。

※

寒いと、身をこわばらせがちだ。
サムイサムイ、と身を縮めていると、肩がこる。
筋肉がこれば血流が悪くなり、末端が冷える。

冷えると寒い、こわばる、こる、冷える・・・

この悪循環を断ち切るには、
呼吸。

丸めた体を広げ、ほっと息を吐き、
鼻からゆっくり深く吸い、口か鼻からゆっくり吐く。

腕は脱力して、肩も落として、だらりと垂れ下がらせる。
こうして身体をゆるめると、腹の底からぽかぽかしてきて、
ちぢこまる必要がなくなってくる。

※

歩くのも良い。
中でちゃんと指が動かせる、足に合った靴を履いて、
しばらく歩いていれば、足先まであたたまってくる。

しばらく歩いても指があたたまらないようなら、
まず靴を見直すことだ。
靴をかえても歩いて足先があたたまらないようなら、
歩き方を見直すことだ。
歩く時に指を意識して歩いてみる。
それでも歩いて足があたたまらないようなら、
歩く習慣をつけることだ。
指を意識した歩き方で、もう少し、歩いてみる。

歩けばふくらはぎの筋肉が動き、下にたまった血が心臓へ
送り戻されることによって、全身の血液循環が良くなる。


次回は、寝る時の寒さ対策