冬はつとめて。
野原に露が降りて、真っ白だ。
陽が昇ってくると、それが解けて輝きだす。
今朝は風も無く穏やかで、森中から鳥の声が聞こえる。
と、その中に耳慣れない声がする。
全体にピーチクパーチク言っている声が、個々に何の鳥かということは
私は分からない。
しかし、普段あまり聞かない声がすれば、なんだろうと思う。
※
声のする方を見ると、木の幹に動くものが見える。
鮮やかな赤い色が、右に左に揺れている。
鳥が、頭を左右に振っているようだ。
嘴を上に向けて、上半身(?)を大きく振っている。
振りながら、「ヒヒヒヒヒヒ」と鳴いているのだ。
どうやら、木の枝の向こう側にももう一羽同じ鳥がいて、
交互にその動きをやっているようだ。
※
求愛だろうか。
いやこれから寒くなるこんな時期に出会いでもないだろう。
では縄張り争いだろうか。
出産育児以外の時期から縄張りを作る鳥ならば、ありえる。
二羽は向かい合って、執拗に頭を振り交わしている。
頭のてっぺんが赤い。
背中が見える角度に回ったら、明るい草色だった。
アオゲラだ。
キツツキの仲間である。
高い木の上から「カラララララララ」と、
机を鉛筆の先でものすごく速く連打するような音が聞こえたら、
アオゲラである。
いったいキツツキの類は、あんなに激しく頭を振って、堅い木を突いて、
首スジを傷めないのか、脳みそにズンズン響かないのか、めまいはしないのか、
と余計な心配をしていたが、
縄張り争いでは左右にもこんなに振るのか。
※
犬の相手をしながら、20分くらい見ていたが、勝負はつかない。
いっとき、頭の振り合いをやめて嘴でつつき合い始めたので、
ついに決まるか、と思ったが、
それも2分くらいするとやめてまた頭の振り合いになる。
しかし、じわじわと一方が枝先へと追い詰められている。
二羽の頭振りで、枝が揺れるくらい細いところに差し掛かってきた。
と、まあ、これくらいまでは見ていたのだが、
犬が寒がり始めたので、その場を去ってしまった。
そんなにこだわるほど、あの木は良いのか。
周囲にも似たような木はいくらでもあるのだが。
野原に露が降りて、真っ白だ。
陽が昇ってくると、それが解けて輝きだす。
今朝は風も無く穏やかで、森中から鳥の声が聞こえる。
と、その中に耳慣れない声がする。
全体にピーチクパーチク言っている声が、個々に何の鳥かということは
私は分からない。
しかし、普段あまり聞かない声がすれば、なんだろうと思う。
※
声のする方を見ると、木の幹に動くものが見える。
鮮やかな赤い色が、右に左に揺れている。
鳥が、頭を左右に振っているようだ。
嘴を上に向けて、上半身(?)を大きく振っている。
振りながら、「ヒヒヒヒヒヒ」と鳴いているのだ。
どうやら、木の枝の向こう側にももう一羽同じ鳥がいて、
交互にその動きをやっているようだ。
※
求愛だろうか。
いやこれから寒くなるこんな時期に出会いでもないだろう。
では縄張り争いだろうか。
出産育児以外の時期から縄張りを作る鳥ならば、ありえる。
二羽は向かい合って、執拗に頭を振り交わしている。
頭のてっぺんが赤い。
背中が見える角度に回ったら、明るい草色だった。
アオゲラだ。
キツツキの仲間である。
高い木の上から「カラララララララ」と、
机を鉛筆の先でものすごく速く連打するような音が聞こえたら、
アオゲラである。
いったいキツツキの類は、あんなに激しく頭を振って、堅い木を突いて、
首スジを傷めないのか、脳みそにズンズン響かないのか、めまいはしないのか、
と余計な心配をしていたが、
縄張り争いでは左右にもこんなに振るのか。
※
犬の相手をしながら、20分くらい見ていたが、勝負はつかない。
いっとき、頭の振り合いをやめて嘴でつつき合い始めたので、
ついに決まるか、と思ったが、
それも2分くらいするとやめてまた頭の振り合いになる。
しかし、じわじわと一方が枝先へと追い詰められている。
二羽の頭振りで、枝が揺れるくらい細いところに差し掛かってきた。
と、まあ、これくらいまでは見ていたのだが、
犬が寒がり始めたので、その場を去ってしまった。
そんなにこだわるほど、あの木は良いのか。
周囲にも似たような木はいくらでもあるのだが。
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