犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ご自由研究 抱く肢篇

2019年09月07日 | イキモノタチ
[あらすじ] 蝉の幼虫は、土から這い出てわりとすぐの垂直面で脱皮するものだとばかり思っていた。

しかし、泥まみれで飴色ではないニイニイゼミもいれば、
梢の葉のような不安定な所で脱皮するミンミンゼミもいる、
ということを知った。
空に吸われる五十の心。



梢の葉先で脱皮しているヤツの写真を撮ろうと、肉迫してみる。
よく見ると、三対ある肢のうち、真ん中の一対で葉にしがみ付いているのが分かる。
ホッチキスの針みたいに葉をきっちり掴んでいる。

近付いて見ないと分からない事は有るものだ。



しっかりと葉を掴む中肢にすっかり気を取られてしまった。
では、前肢と後肢は何やっとるんじゃ。
というのが、次の課題。

知っている事、知らない事、
知っただけで済ませてしまっているたくさんの事が有る。
知っている事に対しても、疑問を持てるか。

知識が入ってくる時に漫然としていると、それだけで終わってしまう。
次の疑問が必ず潜んでいるはずだ。ということを意識して
疑問をひねり出す力が有ると、知ることはより広がりと深みと楽しみを増すだろう。

ひねり出す。



葉に掴まる以外の、例えば木の幹の表面に付いている時は、
前・中・後の肢はどんな役割分担をしているのか。

蝉の幼虫の前肢は、土を掘るためであろう、太く幅が有り、前に向かっているが、
成虫は全く違った形になる。
では他に、前肢あるいは他の肢が特殊な形になっている昆虫というと何がいるか。

昆虫は三対六本肢だが、それはどこから生えているのか。
幼虫時代のどの肢に対応するのか。

昆虫が昆虫になる前は、なんだったのか。

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