犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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心身一如

2017年10月26日 | からだ
[あらすじ] こりと痛みや、動きと痛みは分けて意識しよう。
つらいのは、痛みなんだ。
痛みの原因の多くは、こりや動きではなく、
心の底の問題から目をそらさせる脳の作戦で、
それを知ることによって痛みは消える。


メンタルの問題、と言うと、
かなりヤバい状況だ、あっちの世界、自力でどうにもならない、
というふうに思う人が多いようだ。
「メンヘラ」という言葉には差別意識が盛り込まれている。
"フツウな自分"との間に線を引いている。

そんなことはない。
心の問題なんて、誰しも抱えているものだ。
何もメンタルに問題が無いなら、
よほどひとつひとつの感情的課題にその場できちんと対処しているか、
自分に目を向けていないだけで実は問題は沈潜しているかだろう。

対処しないと問題は泥団子のように大きくなり、重たくなって、
心の底に沈んで身をひそめる。
沈潜すると表には出てこないけれど、この団子は何やら有毒ガスを発するようだ。

まずは団子を作らないことが大事だが、その話は後回し。

心と体はひとつのもの。
心が原因になって、体に症状を現すことは多い。
痛みという、体にとってのっぴきならない状況としてサインが出るので、
体の問題として捉えがちである。
しかし、この脳の作戦を逆手に取る、ということもできる。
痛みが起きたら、「あれ、何か心の問題を埋もれさせていないかな?」と思うのだ。

心の問題を埋もれさせがちな仕組みについては後日述べる。
埋もれさせてしまった心の問題は、それを掘り出すのがひと苦労だ。
縄文土器を掘り当てた!と思ったら大正時代の肥えツボだったりして。
これが目をそらしたかった問題、痛みの原因の問題だろう、と思うと、
まーだまだその層では浅い浅い、なんてこともある。

慌てて深く掘ると穴の壁が崩れるし、土器を傷付けてしまうから、
上の層から少しずつ削っていく。
いきなりボーリングするのはプロの技術が必要になってくるが、
少しずつ削る作業だったら、自分でできる。

要らない紙の裏に、気になっていることを書き出してみる。
これはかなり浅い層だ。
土器の肩口が地面の上に見えているぞ。
気になっていて、めんどくせえから気にしないようにしていることとか、
言ってもはじまんないから言わないでいることとかも書き出してみる。
これは土に埋もれている。

これくらいの層まで自分で書き出してみると、
これだけでもかなりスッキリする。
やらないより、やってみるとスッキリする。
しばらくしてもう一度やってみるとさらにスッキリする。
そのうちに、状況も変化していることに気付く。

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