犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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平成狸合戦ぽんぽこ を 観る前に

2013年07月10日 | イキモノタチ
夏休み近いからか、毎週末TVでジブリ映画やってる、ってことなの?

先週は「耳をすませば」。
私が中学生の頃、自転車で走りまくった辺りが舞台だから
映画のイントロでジーンと来るけれど・・・
そういう自分のエピソード抜きだったら、特に共感したかどうか。

さておき、今週は「ぽんぽこ」。
私が中学生の頃、自転車で走りまくった辺りが舞台だから
というだけでなく、今も多摩丘陵に残る里山風情が好きで、
そこいら中を歩き回っている。

高いところは切り崩され、低いところは埋め立てられ、
一面に宅地。
木も土も水も見る見る減ってしまった。
なにか、居場所を追われるような気持ちがするのだが、
なぜだ?

私の住む調布にも、狸は出没する。
夜中に多摩川べりを歩くと、狸の多いのには驚く。
しかし、一部に多いのは、そこしか住む場所が無い、という意味でもある。

映画では狐の方が器用に生きているというふうに描かれているが、
より慎重な動物である狐は、多摩にはもう棲んでいないと思われる。
神経磨り減っちゃってやってらんない、だろう。

都市郊外に生きるタヌキは、ペット動物であるイヌの病気に感染して
苦しんでいる。
昨年2月、ウチの庭に一匹のタヌキが来て死んだ。
病気は疥癬症。もとはイヌから広がった、ヒゼンダニだ。

先日の夜、明け方近くに、室内にいる飼い犬が庭に向かってやけに吠える。
翌日、庭で作業していたら、ぬかるみの上に足跡があった。
タヌキのものと思われる。
棲み良い土管でも置いてやりたいところだ。


ヒトの暮らしに直接に間接に圧迫されるタヌキたち。
そのことを知ってから、映画を見てほしいと思う。
あたしゃいつ見ても最後の、狸たちが自分で自分を化かすシーンで
泣けちまうんだよ。

私が庭に、いろいろな木を植えるのも、
自分を化かそうとしているってことなのかもしれない。


※米※米※米※米※米※米※米※米※


都市部に棲む野生動物の問題の一端はこちらを読んでいただけると嬉しいです。
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