犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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気とは何か

2015年12月26日 | からだ
気ってなんですか
と、聞かれることがある。

鍼灸学校を卒業する間際に、学校に附属していた整形外科に行った。
建学に関わった先生が退職するということを聞いたので、
いるうちに施術を受けて話してみようと思ったのだ。

整形外科医の先生に、背中に鍼を打ってもらった。
一番鍼だけを使った、繊細な鍼だった。

治療後すこし話す時間を持つことができた。
先生は私に、
「気とはなんだと思いますか」
と質問した。

その答えはまだわからないけれど、
鍼をしてもらった後は、背筋が伸びて
まっすぐ立ちやすくなる。
だから、気は縦に流れているんじゃないかと思う。

先生はなんとか言ってほめてくれた記憶がある。



気は、目には見えない。
しかし、練習を重ねると、まるで見るかのように感覚することが
できるようになる。

たしかに人間の体を、縦に、気は流れている。



これを重心と言うこともできる。
重心線が通ると、物は支え無しに立つことができる。
手の上に棒を乗せて、うまくバランスを取れば棒は立つ。
同様に、人間の体も、重心線が通っていれば、楽に立つことができる。

重心線の上に頭が乗っていると、頭は軽く支えることができる。
しかし、重心線上から頭の位置がずれていると、筋力で支えねばならない。
猫背だと首肩背中がこるのは、こういうことだ。

重心線は、耳 、肩、股関節、膝裏、土踏まずを通る。
これがぶれていると、頭や腕の重さを支えるために首肩背中がこったり、
上半身の重さを支えるために腰や股関節や膝が痛んだりする。



筋肉がこると血管が圧迫されるから血流が悪くなる。
血流を良くすれば筋肉は温まりやわらぐし、
筋肉をほぐせば血流は良くなる。

気も同様で、こっていれば気の流れは悪くなるし、
気の流れを鍼などで良くしてやるとこりはほぐれる。

何も鍼に頼らなくとも、良い循環は自分で作り出すことができる。
体の重心を通してやれば良い。



重心の通し方
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/50edcdc8d30ddcec198fbe8daf0ef0e2

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