犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

逢いビキ

2019年03月05日 | イキモノタチ
朝から晩から夜中からずーっと、大騒ぎだ。
寝ないのか。小刻みに寝ているのか。
動いていない時、実は眠っているのか。

庭に池を作ったのは、いつだったか。
45年前にここに引っ越して来てすぐだったのか。
今、ウチの池が繁殖場になっているのは分かるが、
では、最初にウチに来たヤツはどこから来たのか。

隣の家にも池は有る。
直径が60㎝有るかどうかの、小さなものだ。
そこで暮らしていたのか。
ウチが大きめの池を作ったものだから、大喜びなのか。

オスが鳴きかけるらしい。
恋歌だ。
ギョッとするような姿とは裏腹に、その声はやさしい。
「クワックワックワッ」と「ギョッギョッギョッ」と「コッコッコッ」を
混ぜ合わせたような音だ。
濁っていなくはないが、どこか軽く、甘い響きを持った声なのだ。

嫌いな人の嗅覚は鋭い。
数十メートル手前で
「いる!!!」と叫んで、道の端っこへ避ける。
好きこそものの上手なれ、という言葉が有るが、
嫌いで嫌いで能力が高まる、ということも起きるのだ。

我が家の前の道は、細く、暗い。
こんな道で出くわして、踏んづけちゃったらたまらない。

踏むのもイヤだけどねー。

オスよりメスのほうが、ふた回りも身体が大きい。
オスは、その大きいメスの背におぶさって、腋の下をギュッと抱きかカエル。

オスは見境い無い。
目が悪いのか。
メスくらいの大きさの物に、とりあえず乗る。

ですからね、オスの目の前に、足をさしだしてじっとしていると、
飛び乗って来るですよ。
お嫌いでなければ試してごらんなさいまし。
据え膳食わぬは男の恥!とばかりに乗ってきますよ。

多分、踏んづけちゃうよりは乗られるほうがまだマシだと思います。

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