犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

植村冒険館

2012年07月04日 | 日々
駒込のお富士さんで富士登山の安全を祈願した流れで、
蓮根の植村冒険館へ詣でてきた。
登山という流れを三田線がつないでいる。

北極圏を犬ぞりで12,000km走った時のことをまとめた
15分ほどのビデオが回っていた。
なんたる凝縮ぶり。

極夜の12月から走り始め、2月に初めて太陽が現れ、
5月には氷が溶けはじめて、旅程半ばにして夏越しをする。

4月、陽射しで氷の表面が溶けてまた凍ったものは
針のように尖るのだという。
それが、そりを牽く犬たちの足を傷つける。
走り始めて数時間で出血するのだ。
植村は旅の間、犬たちに靴下を作り続けること1,000足以上に
及んだそうだ。
一度に人間の倍の靴下が必要だしな…。

越夏の間、リーダー犬のアンナは6匹の仔犬を出産する。
植村はわが子のようにいとおしく感じたそうだ。
が、仔犬はその年のうちにそりを牽けるまでは成長しない。
一匹だけを手元に残し、あとは村人に引き取ってもらったという。
写真は、そのアンナ。



植村冒険館に入ってすぐの一階には"情報ギャラリー"という一室がある。
山関連の本がギッチリ・・・すてき!

服装から察するにご近所とおぼしき女性が、素足を投げ出して
ビデオを見ている。
いいなぁ!この近くに住んでいたら私も通って登山計画に
酔う毎日だろう。

南信州に行ってみたい、とこの頃思っていたので、
ちょいと調べておこう、と思っていた。
が、書架にちょうどそこの地図が無い。
それもそのはず、女性が観るビデオがちょうどタイトル画面になった。
「木曽駒ヶ岳」!
おおお。あなた、また山で会いましょう。

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