犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ヒトの嗅覚と犬の体臭

2016年07月24日 | 犬と暮らす
[あらすじ] 雌雄2匹のきょうだいのうち、雌のカバサが11歳を前に死んだ。

今思えば、最初に気付いた異変は、体臭の変化だった。

よく似たきょうだいとは言え、2匹の体臭は違った。
ジーロはほこりっぽいにおいで、カバサは獣っぽいにおいだ。
便のにおいも尿のにおいも2匹で違う。

一度だけ、2匹の体臭の違いを嗅ぎ分けた人がいた。
いろんな犬種を飼ってきた経験から、その体臭の特徴まで嗅ぎ分けた。
「ジーロは○○犬に近いにおい、カバサは△△系のにおいですねー」
などとさらりと言う。
こんな人は犬だ。と思った。

犬同士は、マーキングの尿を嗅いで、その犬の年齢、性別、大きさなどを知ると言う。
なぜ大きさまで分かるのか疑問であったが、
犬種で体臭の違いがあるのなら、尿のにおいで体の大きさも分かるのかもしれない。

3ヶ月ほど前だっただろうか。
駆け寄ってくるカバサの体臭が違う、と感じた。
おや、おかしいね、シャンプーしようね。と言ったものの、
それは汚れたからにおいが強まった、というのとはちょっと違うと感じていた。

後から思えば、それは癌があったからなのかもしれない。
夫を癌で亡くした友人の経験談を思い出す。
しかしおそらく、私がにおいの変化に気付いた時にそのことを思い出して
医者に診せていたとしても、もう癌は進行していたということだろう。

飼い犬が体のある箇所をやたらに嗅ぐから、受診して検査したら
癌があった、愛犬のお手柄。
なんて話をたまに聞くことがある。
私の嗅覚では、そこまでの話にはならなかった。

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