犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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交通マナー 全方向

2015年02月06日 | のりもの
日常のヒヤリハットを減らして、事故を防ごう。

右・左・右を確認すること、前を見ること、後ろに目を持つこと
について書いてきた。

要するに、全ての方向に注意したい。
だが、人間の目は顔の正面に付いているし、
耳は側面に付いてはいるが、前を向いている。

いつも外敵に備えている小鳥や羊と違って、
人間は周辺確認のしにくい、視野の狭い動物なのだ。

けれども、注意を向けることはできる。
見えない方向にも、注意を向けておくことで、
何かあったらすばやく気付くことができる。

この、注意を全方向に向けておくことだ。
しかし、目で見ている方向に注意がそそがれるものだ。
音を注意深く聞く時も、音源を目で見ると、集中しやすい。
人間はとても視覚にたよっている。

意識そのものは特定の感覚器官によるものではないと考えることもできるが、
実際は、視線が大きく支配している。

その注意を、全方向に向けるためには、コツがある。
自分を中心に、同心円が広がるような感覚を持つのだ。
水面に落ちた一滴の中心である自分から、波紋のように意識が広がる。

なんか聞き覚えがあると思っていただけたら嬉しい。
3ヶ月ほど前に、アンサンブル演奏のコツとして、背骨のアンテナを
持つことを書いた。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/16683ff4fc63de3ecd3241b6942f104e
これと同じこと。

しなやかな背骨をアンテナとし、体に軸をとおすことで、
意識は周囲に広がる。
目は前方やミラーを見ていても、視野の隅っこや後方にも意識が及ぶ。

注意を視線に乗せていると、見ている方向にしか注意が行かず、
見えていない方向のことがすっぽ抜けるし、
いろんな方向に注意するためにはキョロキョロと視線を
動かさなければならない。

体に軸を持つことで、運転は安定する。
自転車や歩行者であっても、話は同様だ。

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