サンスクリットの話題で読者が減ったから、と言って
虫の話題に戻したら、読者数が倍増したよ。
もう、ほんとみんな虫好きなんだから。くすくす。
※
子どもの頃、愛用していた図鑑がある。
薄っぺたくてポケットサイズ。
他にも「さかな」とか「植物」とか「岩石・鉱物」とか「海岸の生物」とかが有ったが、
私がよく使ったのは「こんちゅう」と「ようちゅう」だった。
昆虫篇と幼虫篇が別になっていた。
これはこれで、幼虫への興味を引き立たせた。
庭のクチナシやヤマノイモに、どでかいイモムシがいたりして、
それを採って来ては虫籠に入れて孵化させた。
亡くなった12歳上の兄の遺品だったので、ちょっと古い。
1966年刊。
昭和41年ということになる。
私が生まれる3年前の本だ。
※
まだ小学生の頃だっただろうか。
部屋の中で「リーリーリー」とばかでかい鳴き声がする。
うるさい。
見ると、壁に虫がいる。
見たことの無い虫だ。
黒っぽい茶色ならコオロギの類だろうが、これはアオい(緑色)。
色から考えると、クツワムシとかウマオイとかキリギリスとかのようだが、
形が違う。
キリギリスのように長くないし、ウマオイやクツワムシのように縦型ではない。
とにかく体がアオく、背中が平たい。
まったく、いやらしいくらい、アイツを連想するくらい、背中が平たい。
図鑑を出してきていろいろな虫の図と見比べるが、どうもどれとも判断がつかない。
母はカンタンだろう、と言う。
しかし、形も違うし、鳴き声も図鑑には「ルルル」と書いてあって違う。
どうも納得がいかない。
※
その後もこの虫は時々室内で見かけた。
そして後年、これは「アオマツムシ」だとわかった。
※
アオマツムシを今インターネットで調べると、外来種らしい、という。
明治時代に中国大陸から日本に入ってきたようだが、詳細はわかっていないらしい。
1970年代に増え始めたというから、私の子どもの頃と年代が合致する。
1966年刊行の図鑑に載っていないのも、うなづける。
まだあまり見られなかったのだろう。
虫の話題に戻したら、読者数が倍増したよ。
もう、ほんとみんな虫好きなんだから。くすくす。
※
子どもの頃、愛用していた図鑑がある。
薄っぺたくてポケットサイズ。
他にも「さかな」とか「植物」とか「岩石・鉱物」とか「海岸の生物」とかが有ったが、
私がよく使ったのは「こんちゅう」と「ようちゅう」だった。
昆虫篇と幼虫篇が別になっていた。
これはこれで、幼虫への興味を引き立たせた。
庭のクチナシやヤマノイモに、どでかいイモムシがいたりして、
それを採って来ては虫籠に入れて孵化させた。
亡くなった12歳上の兄の遺品だったので、ちょっと古い。
1966年刊。
昭和41年ということになる。
私が生まれる3年前の本だ。
※
まだ小学生の頃だっただろうか。
部屋の中で「リーリーリー」とばかでかい鳴き声がする。
うるさい。
見ると、壁に虫がいる。
見たことの無い虫だ。
黒っぽい茶色ならコオロギの類だろうが、これはアオい(緑色)。
色から考えると、クツワムシとかウマオイとかキリギリスとかのようだが、
形が違う。
キリギリスのように長くないし、ウマオイやクツワムシのように縦型ではない。
とにかく体がアオく、背中が平たい。
まったく、いやらしいくらい、アイツを連想するくらい、背中が平たい。
図鑑を出してきていろいろな虫の図と見比べるが、どうもどれとも判断がつかない。
母はカンタンだろう、と言う。
しかし、形も違うし、鳴き声も図鑑には「ルルル」と書いてあって違う。
どうも納得がいかない。
※
その後もこの虫は時々室内で見かけた。
そして後年、これは「アオマツムシ」だとわかった。
※
アオマツムシを今インターネットで調べると、外来種らしい、という。
明治時代に中国大陸から日本に入ってきたようだが、詳細はわかっていないらしい。
1970年代に増え始めたというから、私の子どもの頃と年代が合致する。
1966年刊行の図鑑に載っていないのも、うなづける。
まだあまり見られなかったのだろう。
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