6月に書いてアップするのを忘れていた文が有った。
しかも内容が季節に関するものだ。
この際お蔵入りにするか、来年の6月まで待つのが適当な気もするけれど、
もったいないから出しちゃえ。
写真を撮ったような記憶も有る。
保存してあるだろうと思って探しても、どうも見当たらない。
すぐにアップしないからワケが分からなくなるじゃないの。
6月の気持ちになって読んで欲しい。
と言ったって無理ですな。
9月だよ彼岸だよ残暑だよ。
梅雨入り頃のことなんか忘れたよ。
今日の気候に身体を合わせていくので精一杯だよ。
※※※
降りそうで、降っていない。
とっとと朝の散歩に出ることにした。
犬も人も合羽を着ないで出た。
外に出てみると、霧雨がかすかに降っていた。
これくらいなら気にならない程度だ。
40分ほど経ったら、降り出した。
ドッグランに有る屋根の下に入った。
さらに10分後、雨足が強まった。
犬まで屋根の下に入って休んでいる。
スマホでナウキャストを見ると、
30分後くらいには雨雲が通り過ぎるようだった。
しかし、少しは弱まったものの、止みゃしない。
少々濡れても帰ることにする。
※
途中、林の中の道を通った。
木々の繁っているところのほうが、雨が避けられる。
まあ、葉を伝って落ちてくる水滴も有るけれど。
すると、一本の木の根元に、真っ白な泡のかたまりが有る。
バレーボールを半分に割ったくらいの大きさがある。
何かいるかなと思って、葉っぱで泡をのけてみる。
が、何もいない。
泡を壊す前に写真を撮れよ。
※
たしかこれは、木の何かだったような。
泡があるのは、木の表面を雨水が流れ落ちた位置だ。
樹皮の上の水に触れてみる。
うーん。
上のほうはなんともないが、
下のほうは多少はぬめるような気もしなくもない。
※
帰宅してから、調べた。
葉を伝って落ちてくる水滴のことを、林内雨と呼ぶのだそうだ。
あんなもんにもいちいち名前が付いているものだ。
そして、木の幹を流れ落ちる雨水は、樹幹流と呼ぶという。
あんなもんにもいちいち(以下同文)
樹幹流が、樹皮のあれこれの付着物を溶かし込みながら流れ落ち、
それが根元に至って泡になる。ということなのだそうだ。
ちゃんとした説明が日本植物生理学会のサイトに有った。
ここは、一般からの色々な質問に専門家がこと細かく返答しているので、
たいへん読みごたえがある。
何かを調べると、ちょいちょいここに辿り着く。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2065
※※※
幹の表面のあれこれが界面活性剤として働き、
あぶくがたくさんできて根元に溜まる、
ということらしい。
雨の森の中を歩く時に、根元にも目をやってみたら、
見られるかもしれない。
・・・6月に。
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