[あらすじ] 冷蔵庫を買い替えた。
同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々、が在宅していると、
冷蔵庫周りの作業は難しいので、ショートステイ中に設置したかった。
ショートステイ期間内である8日に設置可能です、というので
あるネット販売業者のところで注文したが、注文後数時間で来たメールには
最短で9日の設置、となっていた。
何度かメールのやり取りをしているうちに、私はなんだか情けなくなってしまった。
母の不在を狙わないと動きが取りにくいからといって、なんでこんなにギスギスせねばならんのか。
見逃し配信サイトでテレビドラマをいくつか観ている。
サイトでは、放送の後、次の放送までの間だけ無料で配信している。
冷蔵庫設置の件で業者とメールのやり取りをしながら、
そこまで行き詰った気分になったのには、もう一つ理由が有る。
その日、そんな作業の合間に、『凪のお暇』を観ていたのだ。
凪とは主人公の女性の名前だ。
凪は、同僚に仕事を押し付けられても断れない。
本当は倹約したいけれど、同僚のランチの誘いを断れない。
でも実は、社内で人気の慎二と付き合っている。
誰にも言わないが、自慢の彼だ。
慎二は営業先にも評判が良いし、同僚や上司のウケも良いから
成績も良いし給料も良い。
出張に行けばお土産は欠かさないから女子ウケも良い。
凪はしかしある時、慎二が同僚に「あいつとはセックスが合うから付き合ってるだけ」
と言っているのを聞いて、過呼吸を起こしてしまう。
そして翌日、会社を辞める。
ついでに都内のマンションから立川のアパートに引っ越す。
自転車と、わずかな衣類以外は全て捨てた。
※
自分の思いを言えない、自分の気持ちで行動できない、
凪のそういう性質が描かれるのが見ていてこちらもつらい。
慎二が同僚や友達に言うことがヒドいのも、実は理由が有る。
慎二もまた、周囲の人の気持ちを優先してばかりいるのだ。
そのためなら、彼女を傷付けるようなことも言うし、騙されたふりもする。
凪がそんななのは、どうやら田舎のお母さんとの関係性に理由が有るようだ。
そして慎二もまた、両親の不仲や兄の失踪といった背景から
そういう性質を身に付けてきたようだ。
※
やっぱ親が原因かよ。
冷蔵庫設置日について業者とメールのやり取りをしながら、
観るドラマの選択を誤ったな、と思った。
非常に気分がクサクサしてしまった。
今後のドラマの進展を楽しみにしている。
イヤだけど観る。
※
楽しく観ているのは、『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室』だ。
こちらの主人公は、ひとの気持ちをまったく考えない。
目上の人に対して厚かましいことを言うし、
歓迎されない場にもズカズカと入り込む。
「空気は読むものじゃなくて、吸うものですよ。」
東大を卒業し、公務員試験の成績が良かったため、警視という高い位である。
現場で叩き上げの刑事たちからは白い目で見られるタイプな上に、
そんな性格である。
ただ、そのようにまったく空気を読まないため、
言っていることは当たっていたりする。
そこが、気持ちいい。
スカッとする。
シリーズも4期目という人気なのも、分かる。
※
この主人公が捜査に出る時の相棒は、職歴は長いが職位は下の巡査長である
「寅三先輩」である。
この「とらみせんぱい」を演じているのが、松下由樹さんだ。
頼り甲斐が有る。
以前、「ココリコミラクルタイプ」というコント番組が有った。
私は普段、きまったテレビ番組を観たりしないのだが、
この水曜10時は毎週楽しみにしていた。
ココリコ田中の長ゼリフも見ものだったし、俳優陣も優れていた。
その中でも異彩を放っていたのが松下さんだ。
バラエティ番組にレギュラー出演というのは、これが初めてだったらしいが、
演技力を底力に、迫力のキャラクターづくりを見せた。
松下さんのwikipediaがおかしなことになっている。
目次がおかしい。
1 来歴
2 人物
2.1 ココリコミラクルタイプ
3 出演
4 受賞歴
ミラクルタイプは出演作品の一つではなく、松下さんの人物の一部になっているのだ。
でも、この目次に納得いくほど、松下さんのコメディは安心して見ていられる。
鬼気迫る笑い、真剣に立ち向かうキャラクターが見ごたえある。
※
空気を読むか、読まないか。
対照的なドラマ二つでした。
同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々、が在宅していると、
冷蔵庫周りの作業は難しいので、ショートステイ中に設置したかった。
ショートステイ期間内である8日に設置可能です、というので
あるネット販売業者のところで注文したが、注文後数時間で来たメールには
最短で9日の設置、となっていた。
何度かメールのやり取りをしているうちに、私はなんだか情けなくなってしまった。
母の不在を狙わないと動きが取りにくいからといって、なんでこんなにギスギスせねばならんのか。
見逃し配信サイトでテレビドラマをいくつか観ている。
サイトでは、放送の後、次の放送までの間だけ無料で配信している。
冷蔵庫設置の件で業者とメールのやり取りをしながら、
そこまで行き詰った気分になったのには、もう一つ理由が有る。
その日、そんな作業の合間に、『凪のお暇』を観ていたのだ。
凪とは主人公の女性の名前だ。
凪は、同僚に仕事を押し付けられても断れない。
本当は倹約したいけれど、同僚のランチの誘いを断れない。
でも実は、社内で人気の慎二と付き合っている。
誰にも言わないが、自慢の彼だ。
慎二は営業先にも評判が良いし、同僚や上司のウケも良いから
成績も良いし給料も良い。
出張に行けばお土産は欠かさないから女子ウケも良い。
凪はしかしある時、慎二が同僚に「あいつとはセックスが合うから付き合ってるだけ」
と言っているのを聞いて、過呼吸を起こしてしまう。
そして翌日、会社を辞める。
ついでに都内のマンションから立川のアパートに引っ越す。
自転車と、わずかな衣類以外は全て捨てた。
※
自分の思いを言えない、自分の気持ちで行動できない、
凪のそういう性質が描かれるのが見ていてこちらもつらい。
慎二が同僚や友達に言うことがヒドいのも、実は理由が有る。
慎二もまた、周囲の人の気持ちを優先してばかりいるのだ。
そのためなら、彼女を傷付けるようなことも言うし、騙されたふりもする。
凪がそんななのは、どうやら田舎のお母さんとの関係性に理由が有るようだ。
そして慎二もまた、両親の不仲や兄の失踪といった背景から
そういう性質を身に付けてきたようだ。
※
やっぱ親が原因かよ。
冷蔵庫設置日について業者とメールのやり取りをしながら、
観るドラマの選択を誤ったな、と思った。
非常に気分がクサクサしてしまった。
今後のドラマの進展を楽しみにしている。
イヤだけど観る。
※
楽しく観ているのは、『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室』だ。
こちらの主人公は、ひとの気持ちをまったく考えない。
目上の人に対して厚かましいことを言うし、
歓迎されない場にもズカズカと入り込む。
「空気は読むものじゃなくて、吸うものですよ。」
東大を卒業し、公務員試験の成績が良かったため、警視という高い位である。
現場で叩き上げの刑事たちからは白い目で見られるタイプな上に、
そんな性格である。
ただ、そのようにまったく空気を読まないため、
言っていることは当たっていたりする。
そこが、気持ちいい。
スカッとする。
シリーズも4期目という人気なのも、分かる。
※
この主人公が捜査に出る時の相棒は、職歴は長いが職位は下の巡査長である
「寅三先輩」である。
この「とらみせんぱい」を演じているのが、松下由樹さんだ。
頼り甲斐が有る。
以前、「ココリコミラクルタイプ」というコント番組が有った。
私は普段、きまったテレビ番組を観たりしないのだが、
この水曜10時は毎週楽しみにしていた。
ココリコ田中の長ゼリフも見ものだったし、俳優陣も優れていた。
その中でも異彩を放っていたのが松下さんだ。
バラエティ番組にレギュラー出演というのは、これが初めてだったらしいが、
演技力を底力に、迫力のキャラクターづくりを見せた。
松下さんのwikipediaがおかしなことになっている。
目次がおかしい。
1 来歴
2 人物
2.1 ココリコミラクルタイプ
3 出演
4 受賞歴
ミラクルタイプは出演作品の一つではなく、松下さんの人物の一部になっているのだ。
でも、この目次に納得いくほど、松下さんのコメディは安心して見ていられる。
鬼気迫る笑い、真剣に立ち向かうキャラクターが見ごたえある。
※
空気を読むか、読まないか。
対照的なドラマ二つでした。
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