[あらまし] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
6月末に特別養護老人ホームに入居した。
毎日々々何かを掃除したり、片付けたり、捨てたりしている。
一日で一気に大掃除する、というのではない。
そんなことで済む量ではない。
大掃除でやるようなレベルの掃除を、毎日、少しだけやる。
それを、ずーっと続けている感じ。
暑いし、へこたれてくる。
今日のやることリストに何も書かないでボーッと過ごす日が欲しい。
唇が紫になるまで渓流に浸かっていたい・・・(危険
※
ダイニングキッチン、食卓と椅子四脚のセット。
椅子に汚れがたまる。
老母が汚れた手で触れるから、肘掛けがえらいことになっている。
背もたれも汚れきっている。
思い出した。
若くて元気な頃、飼い犬ジーロくんは、
人が腰掛けている椅子の背に上るのが好きだった。
狭いし、もたれられなくなるし、暑苦しかった。
かわいいけどさ。
そして彼は、延々と肘掛けを舐め続けるのだ。
人間のアブラが浸み付いていて、うまいのだろうか。
塗装もハゲてガッサガサになるまで、犬は肘掛けを舐め続けた。
そんな飼い犬ジーロくんも、15歳になり、
2、3年くらい前から、椅子には上がらなくなった。
椅子の汚れはたまる一方になった。
※
母の衣類を片付けた。
着ていないきれいなものと、着て汚れてしまったものと、一緒くたに
袋に詰め込んであった。
ひととおり洗濯し終わった。
さて、余ったリハビリパンツやパッドを片付けよう、と
何種類かの袋を集めた。
ところが、そのうち一つは中身がオムツではなかった。
オムツの空き袋に、母が衣類を「整理」してあったのだ。
他の棚にもいくつかこういうものが有ったので、
分かっちゃいたけれど。
中身の見えない袋に物を「片付け」ると、こうやって後が困る。
※
オムツの空き袋に「整理」してある衣類を出してみた。
それは、全て、母のパンツであった。
悲しいかな。
尿の漏れに気付かない母は、リハビリパンツを着用することが必須になっている。
もう、このパンツらは二度と履かれることは無いのだ。
大量の古いズロース。
水曜日の古布回収に
いや、燃やせるゴミで出しましょう。
※
木製の椅子が垢で汚れているのを、風呂場で丸洗いした。
試しに、食器用の中性洗剤で洗ってみたが、いまひとつであった。
やはり、セスキに越したことはない。
セスキをスプレーして、トイレットペーパーをかぶせ、
さらにスプレーして、しばらく湿布する。
すると、汚れが溶けて浮いて紙に茶色く染みてくる。
ウヒヒ
こうなってから紙を剥がしてみると、
真っ黒にこびり着いていた垢が、ヌラリと解けている。
気持ち良く拭き取れる。
※
こうして掃除しても、塗装は剥げない。
犬の舌も、猫ほどではないが、紙やすりの役を果たしていたのか。
※
汚れが厚いので、一回湿布したくらいでは落ちきらない。
スプレーして湿布して拭いて湿布して拭いてスプレーして拭いて
大量の雑巾が必要だ。
あ
有るじゃないの。
母よ、あなたのズロースは、椅子掃除にたいへん役立ちました。
6月末に特別養護老人ホームに入居した。
毎日々々何かを掃除したり、片付けたり、捨てたりしている。
一日で一気に大掃除する、というのではない。
そんなことで済む量ではない。
大掃除でやるようなレベルの掃除を、毎日、少しだけやる。
それを、ずーっと続けている感じ。
暑いし、へこたれてくる。
今日のやることリストに何も書かないでボーッと過ごす日が欲しい。
唇が紫になるまで渓流に浸かっていたい・・・(危険
※
ダイニングキッチン、食卓と椅子四脚のセット。
椅子に汚れがたまる。
老母が汚れた手で触れるから、肘掛けがえらいことになっている。
背もたれも汚れきっている。
思い出した。
若くて元気な頃、飼い犬ジーロくんは、
人が腰掛けている椅子の背に上るのが好きだった。
狭いし、もたれられなくなるし、暑苦しかった。
かわいいけどさ。
そして彼は、延々と肘掛けを舐め続けるのだ。
人間のアブラが浸み付いていて、うまいのだろうか。
塗装もハゲてガッサガサになるまで、犬は肘掛けを舐め続けた。
そんな飼い犬ジーロくんも、15歳になり、
2、3年くらい前から、椅子には上がらなくなった。
椅子の汚れはたまる一方になった。
※
母の衣類を片付けた。
着ていないきれいなものと、着て汚れてしまったものと、一緒くたに
袋に詰め込んであった。
ひととおり洗濯し終わった。
さて、余ったリハビリパンツやパッドを片付けよう、と
何種類かの袋を集めた。
ところが、そのうち一つは中身がオムツではなかった。
オムツの空き袋に、母が衣類を「整理」してあったのだ。
他の棚にもいくつかこういうものが有ったので、
分かっちゃいたけれど。
中身の見えない袋に物を「片付け」ると、こうやって後が困る。
※
オムツの空き袋に「整理」してある衣類を出してみた。
それは、全て、母のパンツであった。
悲しいかな。
尿の漏れに気付かない母は、リハビリパンツを着用することが必須になっている。
もう、このパンツらは二度と履かれることは無いのだ。
大量の古いズロース。
水曜日の古布回収に
いや、燃やせるゴミで出しましょう。
※
木製の椅子が垢で汚れているのを、風呂場で丸洗いした。
試しに、食器用の中性洗剤で洗ってみたが、いまひとつであった。
やはり、セスキに越したことはない。
セスキをスプレーして、トイレットペーパーをかぶせ、
さらにスプレーして、しばらく湿布する。
すると、汚れが溶けて浮いて紙に茶色く染みてくる。
ウヒヒ
こうなってから紙を剥がしてみると、
真っ黒にこびり着いていた垢が、ヌラリと解けている。
気持ち良く拭き取れる。
※
こうして掃除しても、塗装は剥げない。
犬の舌も、猫ほどではないが、紙やすりの役を果たしていたのか。
※
汚れが厚いので、一回湿布したくらいでは落ちきらない。
スプレーして湿布して拭いて湿布して拭いてスプレーして拭いて
大量の雑巾が必要だ。
あ
有るじゃないの。
母よ、あなたのズロースは、椅子掃除にたいへん役立ちました。
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