犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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木を割る

2023年02月06日 | うつろい
「割る」と言うと、
薪を割ったことしか無い。
だから、
斧を使って、「パカーン!」と勢いで割ることが「割る」だと思っていた。

しかし、
木を縦に切ることも「割る」と言う。

厚い材を買って、材木屋さんに持って行って、縦に半分に
つまり薄くしてもらったことが有る。

専用の鋸で切って貰ったのだが、
その時、材木屋さんが「割る」と言っているのを聞いて、知った。

「パカーン!」じゃなくて
鋸で引いても「割る」なのか。
それは、縦に分けるから「割る」なのだろう、と理解した。

横に切るなら繊維を分断することになるが、
縦に切るなら繊維を切断せずに、分けるだけになる。
だから、「割る」なのだろう。



薪を割る時、
丸太を台の上に立てて、斧を振り下ろして、割る。

これが、西洋の場合、
丸太を寝かせて、横腹に斧をぶち込むらしい。

それじゃあ、うまくやらないと丸太がごろんと転げてしまいそうだと思う。

ただ、たまにこの方法を取る場合も有る。
単純に、切り口が斜めで、丸太が自立しない時や、
一方にヒビが入っていたり、
枝や節が有ったりする場合だ。



先日、庭で一番高く9メートルくらいに伸びていたチャンチンの木を伐った。

ある人にその話をしたら、チャンチンを知らないので
すぐにスマホで検索して調べていた。

すると、
若芽は香りが強く、炒めものにしたり、
チャンチンジャンというものにしたりして
食べられるのだという。
ほんとか?

いろいろな葉っぱを食べたことが有るが、
チャンチンは食べてみていなかった。
新芽は抜けるような朱色で非常に美しい。



また、材木にもするという。

木の切り口を見ると、新芽と同じ鮮やかな赤が見える。
たしかにこれは材にしたら美しいだろう。



というわけで、
全部を薪にしちまうのはもったいない。
太く育った幹を、なるべく長めに切った。

これを、縦に割ろう。

丸ノコも有るけれど、そんなに大きな刃ではない。
チェーンソーで割ることにした。

木に対して縦にチェーンソーを使うのは、
奇妙な感じがするが。
切り口がちょっと粗くなる分は、
うまく板になったあかつきには、グラインダーなどで削って平らにしよう。

いや、この際、かんなを使ってみるか。
家にかんなは有るけれど、使ったことが無い。



丸太の切り口を見ると、
中央にヒビが入っている。
うへえ。
生えていながら奥深くにヒビが入っているのだ。
危ない。



まず、中心から半分に分けることにする。
中心は後で削ってしまうだろう。


半分になったものを、更に切り割る。


これをゆっくり乾かしていくことにする。
日陰に運んでおく。



横に切る時と、なんかしら感触が違う。
おがくずは、繊維を残して長細いものになったりする。

反ったりするだろう。
後で削って修正することを見込んで、
厚く割ることにする。

はてさて。
うまく板になるだろうか。
何か工作できるようなものになるだろうか。
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