アミガサユリやめます

ご近所幼なじみ同級生の友人Mと、共通認識が有る。
「母親の言う植物の名は全部マチガイ」

いやいや全部ってこた無いでしょ。
と思うのだが、すがすがしいほどにことごとく間違ってくれる。

友人Mの母M子様が、我が家の前を通りかかって、
「あらこれは〇〇ね、珍しい。
あら▽▽の花が咲いてるわね、きれい。
あら◇◇も有るのね、これから楽しみね。」
と、ステキにコメントしてくださる。
そう、内容はたいそうステキなのだが、
名前は全て間違っていた。

こうなってくると、私の名前を正確に憶えてくれているのが奇跡に思えてくる。
なんかわからんが、感謝。

※

えーさて。
庭の一部に、ある植物が生えている。
ちょうど今、花を咲かせている。

ところが私はこの花が嫌いなんである。
イヤなので抜いてしまいたいと思ったが、
母は「チゴユリは好きだから抜かないで」と言う。

そうこうするうちに、どうも庭の他の部分にも生えてくるようになった。
これはかなわん。

母は一昨年、老人ホームに入居した。
抜くぞ。
やめてしまえ。

※

みなさまはタイトルから読んでいらっしゃるのでお気付きかもしれないが、
調べてみたら、「チゴユリ」はまんまとマチガイで、
「アミガサユリ」であった。

私が編笠百合を嫌いな理由を述べる。
１．葉の先が細くニョロニョロ伸びて、不気味に絡む。
２．やたらと増える。球根のくせになぜ領域まで広げておるのか。種も飛んでいるのか。

まず、１．の様子を写真で見ていただこう。
ほらね。


そして、葉の様子も不気味なのだが、極めつけにイヤなのが、花なんである。
ある日、「へんな葉っぱだなー、気味悪いなー、」と思いながら、
花を見て悶絶した。
３．花の中の模様が不気味。

私は無理。
無理無理無理。

「あらステキ。欲しいわ」という方がいるのなら、喜んで差し上げる。
来週、全部ひっこ抜く作業をする。