豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

暖かい家とは家の性能と住む人の心なのです…北斗市

2009-03-07 14:46:41 | ファース本部
昨日6日の鹿児島は、早咲きの桜が満開になっていました。
鹿児島空港に向かう道から見える小高い丘に、ピンクの桜が少しずつ咲き始めています。
それでもまだ上着を脱いで過ごすほどの暖かさではありません。冬は何処も寒いのです。

今日の北海道北斗市は気温が0℃、ときおり細かい雪が北風に巻き上げられています。
今日はその寒波の北斗市において、竣工したファースの家を建主さんのご協力を戴きながら、完成体感会を開催いたしています。写真はその内覧会で撮った壁の表面温度です。

寒波の季節においては、誰も暖かい家に暮らしたいと思うのが当然でしょう。
今日の北斗市は気温0℃ですが湿度は70%もあります。70%と言えば相当な多湿と錯覚しますが、空気中に含まれる水分量(絶対湿度)では、東京の気温7℃、湿度40%とほぼ同等の2.5g/kgなのです。

人が快適と体感できる温湿度は20℃、50%だと言いますが、その時の絶対湿度は約7g/kgです。つまり真冬は何処も乾燥状態であって、乾燥する事で水の塊である我々の身体から水分を盛んに蒸発させて体温を奪っているのです。

暖かい家の諸条件とは、気温が20℃から24℃程度、湿度が40%から60%以内と言います。つまりその時の絶対湿度が5gから8gくらいまでの範囲にキープされている事です。
ファースの家の暖かさの質が異なるのは、気温と湿度を保持しているからなのです。
また、床と壁と天井面からの輻射放熱が室温とほぼ同じ温度になるようになっています。

このように単に「暖かい」と言うフレーズにも深い理由が伴っているのです。しかし、このようなハード的な家の暖かさに加えて、何と言ってもそこに住む人のハートの温かさが不可欠なのです。
家の暖かさと住む人の心の温かさが合間って本当の暖かさと言えるでしょう。

自分達家族の大切な家を多くの人々に公開するのは、建主さんの深い理解とご協力が必要です。
真の省エネ住宅、真の快適さを熟知しつつ、良い家を広めたいと言う建主さんのお気持ちは、我々、ハード屋にとって、何よりも変え難い本当の温かさのようです。
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