豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

時代変革を潮流から察知する…北斗市~函館空港~羽田空港~東京霞ヶ関~大崎

2009-03-19 22:53:41 | ファース本部
好景気の時には、市場が拡大して、需要が伸びるため供給側も設備投資が必須となります。否応なしに経済の活性化が為され、多くの企業が成長する事になるのでしょう。
ところがその成長経済が永劫に続く訳でない事は過去を振り返れば明確に確認できます。

市場が膨らんで拡大基調の時期が続くのはせいぜい10年程度であると言われます。
日本のバブル期のように、経済拡大が続くと土地の確保が熾烈になり、土地などの不動産価値は、上がる事があっても下がる事など在り得ないとする土地神話にうつつを抜かした時代がありました。土地神話などは、今に思えばまさに妄想だった事が解ります。

私などは、土地神話と全く関係しない住宅性能の研究開発に没頭してきたので、バブル期の恩恵と言えば取引銀行が、軽微な審査で高額の研究開発費用を貸してくれた事です。
このバブル期の恩恵でファース工法が出来上がりました。次に普及推進の事業に向かおうとした時にバブルが弾け、今度はその銀行から貸した金を返せ返せとの大コールです。
挙句の果てにこの銀行が破綻をしてしまったと言う混乱の時代を経て来ました。

私は、30年で粗大ゴミにしてしまう家を永劫につくり続ける事など、絶対に在り得ないと確信していました。
また何故、昭和時代においてオール電化専用工法を構築したかと言うと、家に気密性を持たせたまま、室内環境を良好に保持するには必然的にオール電化になってしまうからです。

ところが新しい行動を起こそうとすると、反対勢力の抵抗や、逆に賛同して協力する人も現われるものです。オール電化専用工法などは、絶対に市場に溶け込まず必ず失敗すると当時の金融機関から大反対をされたものです。
現在の市場を見れば解りますが、その金融機関は潰れ、オール電化工法は全国を席巻しているのです。

今日は、その「優良オール電化住宅」を表彰する「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック9008」の授賞式が東京霞ヶ関でありました。
殆どの受賞作品はオール電化特別仕様です。ファースの家は標準仕様で「特別賞」を授賞できた事に意義を感じます。

ご理解とご尽力を戴いた、審査員の先生や電力関係者の方々に心より感謝申し上げます。
記念写真は、審査委員の先生方と撮りました。
審査委員長の早稲田大学教授、伊藤 滋 先生(向かって左)、東京大学教授、坂本雄三先生(右)、リクルート住宅総研 研究員、阿曽 香先生(後左)、ベーシック社長、田原祐子先生(後右)です。

明日の祭日は九州の長崎県に移動して、新しく仲間に工務店を訪問します。
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