豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

「あたりまえ」と言う言葉は間違いなのだ…北斗市

2009-03-23 12:58:20 | ファース本部
「何か新しい事を為す人は、要するに発見する人である」
この文言は、「頭が良くなる思考術」と言う白取晴彦氏の著書の一文である。
先週、東京新橋で懇談した、三協立山アルミホールディングス㈱、代表取締役社長、要明英雄氏が持参して手渡してくれた文献に書かれていました。

この著書では、他人が発見していないのに、何故その人だけが発見できるのか、の問いに、答えは簡単で、あたりまえの事をあたりまえとせずに追求するからだと言い切ります。
次にこの著書の要点を抜粋します。

【私たちは、この社会の中にある知識、制度、習俗、伝統、道徳などをあたりまえの事だと思い込み、少しも疑ってはおらず、それらが既に固定されて社会に根付き、支えていると思っている。ところがいったんは、自分自身でその内面を検証する行動に出ると、新しい発見を見出す事が出来る。(中略)このタイトルすらそうである。「あたりまえ」とは、実に間違った言い方である。本来は「当然(とうぜん)」と言うべき事であろう。これを「当前(とうぜん)」と書いたりもした。この文字を間違って「あたりまえ」と読み、あたりまえと言う言葉が広まったのである。】

このように、文言に含んだ様々な真実も、探って行くととても興味深い話になって行くようです。単語や文言に隠された意味を探るだけなら、単に物知りの範疇をでませんが、普段使用している道具や装置などを、好奇心をでかざしてみると、透けた部分に新しい発見が見えて来ます。

写真は先週19日木曜日に撮ったものです。
左から三協立山アルミ㈱、常務の賀東 隆(かとうたかし)さん、三協立山アルミホールディングス㈱、代表取締役社長、要明英雄さんと、担当参事の鈴木正広さんです。ファースの家の専用サッシを製造している三協立山グループですが、「防火不正認定」の不祥事があり、その対応と信頼回復に懸命です。

問題処理を慣例に沿って「あたりまえ」に処理しようとしたら、根本的な解決策とは決して言えません。要明社長も賀東常務も、この問題から多くの事項を学び取り、ピンチをチャンスに替えるための実践活動に入っています。
私へのこの著書進呈が、顧客の信頼回復は、「あたりまえ」ではなく「当然」の意識で臨んでいる事のメッセージと受け止めました。

北斗市本社での執務室で、WBC準決勝の試合を見ながら書いたコラムです。
侍ジャパン9-4で快勝です。明日の決勝戦で勝つのは「あたりまえ」か…

ファース本部オフシャルサイト毎日更新
過去のブログの全てを収録・総集編
函館市・北斗市周辺での家づくりは
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする