写真は、3年目に入る各種、各メーカー断熱材で作った、人の寝起きが出来る大きさの「2m×2m×2m」の断熱材を六面体に囲ったボックスでの熱負荷実験の様子です。
全て100ミリの厚さで六面体を包み、中に100ワットの白熱灯を点けています。
つまり、100ワット電球一個の断熱ボックス内の温度を測定致します。
断熱性能が高ければBox内の温度が高く保持できるので断熱性能は一目瞭然です。
ちょうど外気温が0℃になった時点での測定器の数値を表記します。
1・外気温。 0.0℃。
2・硬質樹脂の100倍スプレー断熱材。 10.7℃。
3・某メーカーのHFOスプレー断熱材。 13.6℃。
4・ファースの家専用エアクララ。 16.1℃。
5・グラスウール24㎏断熱材。 8.3℃。
6・ファースの家旧専用断熱材。 13.1℃。
7・次世代ガスHFOエアクララ。 17.2℃。
樹脂断熱材は経年変化(時間が経つと性能が低下する)が著しいと言われますが、3年目になると断熱性能は定着期になるようです。
2の硬質樹脂の100倍スプレー断熱材は当初 12.7℃でしたが2℃経年低下しました。
その他の断熱材は全てが0.3℃未満で定着期に入ったようです。
安価なフワフワ状態の軟質系ウレタン樹脂のBoxは、その作成も試みましたが支持力や密着強度が全くないため、試験に値しないとの判断で行いませんでした。
水を触媒の100倍発泡断熱材は、フロン(温暖係数720倍のHFC)を全く使用しないため、地球に優しい断熱材として評価されています。しかし断熱効果は芳しくありません。
ファースの家に用いる専用断熱材エアクララは、そのHFCを使用しております。
温暖係数720倍は、断熱性能の高さで暮らす際に発生させるOC2削減で相殺します。
ファース本部では、7の次世代ガスHFOエアクララで既に家づくりを実践しています。
このHFOとは、温暖係数が殆どゼロに近い素材なので段階的に採用する計画です。
さて、今日から三連休ですね。スタッフも帰社して誰もいなくなり、私も早めに帰ります。
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