木材の熱伝導率は、0.16W/mkです。ちなみに断熱材は0.04以下が殆どです。
この数値は、低いほど熱を伝え難くなり、木材が断熱材の4倍も熱を伝えます。
ファース工法専用断熱材のエアクララは、0.021と更にその倍となっています。
外部に面する壁や開口部の事を専門用語では「外皮」と言います。
この外皮面積の20%を柱、間柱、梁、桁などの木材が占めており、その部分から断熱材の8倍もの熱を逃がすのです。
ファース工法の開発にあたり木材からの熱橋(ヒートブリッジ)を少なくする部材を作り上げたその名称が「弱熱伝導下地材」となりました。
この「じゃくねつでんどうしたじざい」では、余りにも言い難くいために専用名称を付けました。
ファース工法当初のスタッフだった梅村憲孝さんの名前を頂きました。
(現在彼はリタイヤされ、ファースの家で暮らしています)
彼は、大地主であった旧家の長男で子供の頃から「ノリボー」との愛称でした。
弱熱伝導下地材の名前は、棒状になっているのでそのままノリボーと命名しました。
ノリボーは度重なるバージョンアップで外断熱用の現在のファースボードになりました。
ファース当初のメンバーは、このノリボーの名を懐かしそうに言います。
空気清浄材スカットール、潜熱蓄熱タイトプレートなども一瞬の閃きで出来た名称です。
今日は、今後の業務展開の詳細を吟味するため提携メーカーの役員さんと懇談を行うため東京に来ております。今日はサッシメーカーの事業部長さんなどとの懇談でしたが、新製品の名称を付ける際のストーリーも掘り下げれば興味深いモノです。
写真はファースの家の専用サッシとなる、三協立山株式会社の「アルジオ」です。
暴風雨災害が続く昨今では、視点の異なる技術に注視したサッシであり、アルミと樹脂の複合で温熱スペックも併せ持った製品にちなんだ名称だそうです。
さて、現在の東京は気温10℃、ちなみに北斗市は気温‐4℃で大粒の雪が降っているようです。
明日はその北海道に帰社致します。

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