色々な家があります。
今日は、東京大学準教授の前真之先生にご来社いただき、色々な家をご視察戴きました。
Q値0.75の新型ファースの家、直ぐ近くにある標準ファースの家、27年前に建築された昭和55年制定省エネ基準の一般住宅、それと同じ年に建築したファース1号棟も。
断熱材の種類と充填などの施工方法で断熱性能が大きく異なってきます。
昭和55年基準はグラスウール断熱材を使用することが基軸となっておりました。
そのグラスウール断熱材を使用した一般住宅は、サーモグラフィーで撮影すると何とも、見るに堪えない有り様になっています。誰のせいでもなく国の基準だったのです。
今朝は⁻16℃の最低気温をマークしましたが、ファースの家はどの家も快適でした。
写真は北斗市に昨年6月に竣工させた「標準タイプのファースの家」ですが前先生は、設計プランの取り方が家全体の温熱環境に素晴らしい影響を与えているとの評価でした。
家の中央付近の吹き抜け南面から、日射熱を反対側の壁で受けて、その照度を家中に放散させています。熱波長と光波長が同調して家全体に行き渡っているように感じます。
私達は温度に関することに集中し過ぎ、日射照度を疎かにしてきたように思います。
直達日射は20000ルクスと照度が高く、日の当たらない場所は500ルクスと40倍も異なります。
この家は、写真の反射壁を用いる事で家全体が4000ルクスと均一化しました。
この家の室温は20℃程度にセットされておりましたが、無垢の木床材にもフィットして、家族全員が裸足で過ごし、快適さをエンジョイしておりました。
快適体感は、家全体の柔らかい照度も影響しているように思います。
今後の大きな開発テーマともなりました。前先生に感謝です。
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