豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

卒業は人生のたったひとつの通過点…北斗市

2009-03-13 18:08:00 | ファース本部
先週、滞在していたが九州の鹿児島は、既にあちこちにピンク色の桜の花が咲き始めていました。
この北海道北斗市でもようやく雪が解けて地ベタの土面割合の方が多くなって来たようです。
この春先には温暖の差に関係なく、全国各地の学校で卒業式が挙行されます。

今日は北斗市立上磯中学校の卒業式に参加してきました。写真は学校長の酒井 充さんが式辞を述べているところを撮りました。酒井校長も40年近い教員生活の最後となり、219名の卒業生に述べる式辞が自分自身の卒業と重なり、とても情感のこもったものでした。

酒井校長の式辞は、「スランプを乗り越えてこそ成長するのだ」と言う内容です。
スランプとは、自分の実力が発揮できず、成績などが「一時的」に落ち込んでいる状態の事を言います。
つまり中学までの義務教育で、人生を生き抜くために必要な底力は身に付けたと言う事なのでしょう。
卒業生はその身に付けた底力を磨き上げて人生を謳歌します。

綺麗に咲いたピンクの花びらも、その開花までに多くの試練がありました。残雪の隙間から逞しく角を出してくる蕗の薹も、土に還る憂き目を彷徨いながら芽を吹出します。
今、此処に存在する生命のすべてが様々な試練を潜り抜けて来たのでしょう。

何回も何回もスランプを脱し、スランプを乗り越えて、その脱し、乗り越えた回数だけ、強く丈夫な生命体になって行くのでしょう。人生を生き抜くと言う事は、まさに波乱と平定の浮き沈みを繰り返す中で、本当の生きる醍醐味を味わって行く事になるのだと思われます。

学校を卒業すると言う事は、長い人生のたったひとつの通過点であり、新たな歩みのスタートラインなのです。巣立って行く子供達にも、同時に教員活動を卒業する校長先生にも、新たな試練が待ち構えているのでしょう。そして私はその試練こそが更に幸せな人生を送るためのエキスであると思えてなりません。

今日はハウジング事業部の営業同行で函館市内のユーザーさん訪問や、加盟工務店の経営課題のアドバイス、研究開発室の開発テーマの分析業務などを行っておりました。
曇ってはいましたが穏やかな一日でした。明日は嵐の予報ですが…
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人の頭脳とコンピューター頭脳…北斗市

2009-03-12 23:10:33 | ファース本部
冷たい、熱い、痛いって感じるのも頭脳にその信号を伝えているからなのでしょう。
視覚も聴覚も、目で見た画像や音を信号で頭脳に伝え、次に何らかの行動を起こすかどうかの判断をさせるための、然るべき信号を送っているのだと言う事です。

その信号を受けるセンサー部分と人の頭脳を結ぶ神経系統、つまり信号線に異常を来たすと正常な行動が出来なくなるのです。また、その頭脳本体が外部衝撃や、内部圧力などで、正常な働きが出来なくなった場合、人の行動や言動などに異常が現われると言います。
特に人間は、景色を見て感動したり、懐かしい人と出会って感激したり、悲しい場面で悲しくなったりなどの喜怒哀楽も頭脳が作用しているのです。どんなにコンピューターが進化しても、人間の喜怒哀楽までをコンピューターで管理をして貰いたくないものです。

このブログもパソコン、つまりパーソナルコンピューターでネット上に載せています。
パソコンに限らず、身の回りのあらゆるものにコンピューターが使用され、テレビ、炊飯器などの家庭用電化機器は、殆どがこのコンピューターで作動しています。

写真は、ファースの家で家屋内の換気や空気清浄、空気調湿、空気循環などに使用するAIキットと言う、コントロールユニットの頭脳部分を撮ったものです。
このユニットは、室内、天井裏、床下と外部気温を表示し、各機械が正常に稼動しているかどうかをモニターする装置です。シャープペンシルの先にあるのが、その頭脳部分です。9㎜正方形で厚さたった1㎜の中に、数百種類の信号を受け、その信号で必要な指示を与える装置なのです。この装置は過電流などを敏感に察知して機器を保護する装置です。

しかし、あまり過敏になると小さな雷や、平素送電で発生する微小な過電流にまで反応する場合があり、その対応範囲を何処に設定するかを調査研究しています。過敏になり過ぎると過剰反応となり、鈍感すぎると機械を壊すのでその兼ね合いが難しいところです。
ファース本部の研究開発室では、毎日のように、こんな小難しい事を行っています。

今日は新築住宅のお引渡し式、研究開発室の案件業務、総務の関連業務など行いました。
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体裁と中身のバランス…札幌~丘珠空港~函館空港~北斗市

2009-03-11 19:20:03 | ファース本部
テレビのCMを頻繁に行っている会社が立派で信頼できる企業だと思う人がいます。
立派な社屋ビルを持っている会社が優秀だと思っている人もいるでしょう。
ところが昔から、本社ビルを建築した会社は経営が傾くと言われたものです。

企業業態が拡大して行くと自社ビルを持ちたくなるものです。果して自社ビルがお金をどれだけ稼いでくれるでしょうか。またその自社ビルが実際に儲けてくれるかどうかです。
自社ビルを建てる理由は、その土地が立地に恵まれ、テナント収入が見込めるとか、資産としての内部留保を不動産で所有する場合に限るようです。

優秀な人材が欲しい、そして取引先を信用させたい、そのために体裁を整えるという事も自社ビル建築の動機としては成り立ちます。しかし、粗末なプレハブ建てでも機能性を持った事務所を置いて、優秀な業績をあげている企業も多く存在します。

虚栄心や見栄などで体裁を整えるより、企業のバランスシートを整える事の方が優先されるべきなのでしょう。利便性を有するための体裁なら必要な事なのですが、その器に入れる中身が肝心なのでしょう。中身とは、お金を生み出す事の出来る資産なのです。
企業にお金を生ませる資産とは、人材つまり優秀な社員と、優れた商品なのでしょう。

器が先か、中身が先かと言ったら先ずは、優れた売り物を持つ事と、それを儲けにしてくれる社員がいる事です。その中身があって相応の器を持つ資格だと言えるのでしょう。
中身の無いのに体裁だけを優先する企業は、いつか必ず厳しい試練に遭遇するでしょう。
成功した経営者の多くは、「体裁は経営の敵」だと言い切っています。

今日は三協立山アルミ、札幌支店で高野部長と、企業の体裁についての意見交換を行ってきました。写真は同じ社屋にある㈱三協テック北海道を訪問し、社長の林 巌(はやしいわお)さんと企業診断の視点についての情報交換を行って参りました。

林社長は三協立山アルミの支店長や役員を歴任し、北海道内最大の販社である三協テック北海道の代表取締役に就任しました。林さんは、バランスシートだけでなく、ビルダー経営者の人格や思想なども重視しています。それだけに、自分自身にもいつも厳しい姿勢が評価されています。

今日は昨日と一転し、真冬に戻った札幌、函館間を飛行機利用で、分刻みの時間を過ごしました。
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家づくりの文化度が高くなれば…北斗市~函館空港~丘珠空港

2009-03-10 22:19:08 | ファース本部
我国の経済成長の一翼を担った住宅産業も、基礎、大工、建具など、業種ごとの衰退頻度は、予想以上にその差が大きくなっています。
元々日本の住宅の外壁は、殆どが左官屋さんによる、モルタルや土壁などで作られていました。

その住宅産業が大量生産、大量消費の時代に入ると、手間と期間のかかる「湿式方式」から出来上がった外壁材を単に現場で打ち付けるだけの「乾式方式」に変わりました。
このため多くの左官屋さんが職種を変えたり、廃業の憂き目にあったりしたのでした。

ところが最近になって左官屋さんの仕事が繁盛するようになって来たように思います。
版で押したような外壁材を、パタパタと張ってつくったような感がいがめないのです。
勿論、乾式外壁材でも、重厚感と落ち着きが備わったもの少なくありません。
しかし、その家、一棟だけと言う完全オリジナルの外壁とはならないのです。

北欧などの建物を殆どがモルタル仕上げで出来上がっています。その仕上げをみると日本のように決して几帳面ではありません。多少の凸凹も仕上げむらもあるのですが、そのような事をあまり気にする様子はありません。少し離れて見ると、実に一棟、一棟に品性と格調が漲っていて、それぞれが異なった存在感を醸し出しています。

我々のファース仲間で道東、斜里町の丹羽企画設計の丹羽社長は、家の住む人の個性を上手に外観や内観に生かす工夫を行っています。それには既製品の外装材や内装材を出来るだけ使用しないで塗る壁を主体にした家づくりを実践しております。

家づくりの文化度が高くなると、個性とか、気品とか、格調など言うニーズが増えてくるのでしょう。
丹羽社長などの取り組みを見ていると、不況風の吹く住宅業界ですが、ちゃんとした家をつくろうと言う顧客層は確実に存在している事も実感します。

文化度が高くなったこの時代に相応しい家づくりこそ生き抜ける秘訣のように思います。
写真は今日の午後、東京からファース本部の本社に来社された、日本アビオニクス㈱の営業部長、加藤久和さんです。
加藤さんは、温熱環境測定器の企業の部長さんですが、赤外線で室内の温度分布を素人でも人目で判る機械などを扱っています。
このような環境測定機器のニーズは、まさに文化度の向上を伺える感じがしました。

午前は研修講義、午後から相談回答と病院検査を行った後に札幌に移動してきました。
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チェンジの意味を問う…函館~北斗市

2009-03-09 22:03:42 | ファース本部
チェンジとは新アメリカ大統領、オバマ氏が登場する際、象徴的に使われたフレーズです。それは、単なる政権交代にとどまらず多くの意味合いを含んでいたし、今後についてもあらゆるものの「チェンジ」の行方を示唆しているようにも思えます。

それに比べると、我国のリーダー達が行っている政治状況を見ると、とても虚しい感じを覚えてしまいます。我が日本の政情はいかにも遅滞しており、特に中小企業の環境は益々悪化しているように思われます。スピードが優先だったはずですが、昨今のやりとりを聞いていると、国情を理解しているとはどうしても思えないのです。

与党、野党の面子にこだわっている場合ではなく、また、大きな政府、小さな政府かという議論よりも、具体的で有効な施策を次々と執行して行かなければなりません。
国民は誰が首相だとか、どっちが与党か野党かよりも、一早い有効策の実施を待ち望んでおり、つまり根本的な思考そのものを『チェンジ』して欲しいと願っているのです。

もちろん政治家の方々全てが、政局に奔走している訳でありません。
国民の現況を憂いながらも懸命に救済活動に走り回っている政治家も実存します。

また我々工務店経営者も、このような経済状況の中においても、懸命に家づくりの在るべき姿を追い求めながら、精進して方々もいるのです。

今日は秋田県鹿角市のファース工務店、長老森施工、社長の服部誠一さんが、数名の社員さんを同行して、ファース本部の本社で行っている技術研修会に参加しています。
写真はその服部社長と当方の執務室で撮りました。

小さな工務店でも確実な技能、技術、情報を持った地域密着の工務店であれば、数を売る大手ハウスメーカーより、はるかに建主さんに有利な家づくりが可能となります。その知識を持てば必ず大手メーカーに勝利できるはずです。

それには工務店経営も確実に技術改革、経営改革、つまり思考を「チェンジ」する時代なのでしょう。
私たちも、この時代の工務店経営の「思考チェンジ」を一緒に勉強しています。

今日は講義を抜け出して定期健診の24時間心電図を身体に取り付けて来ました。
明日は、その器具を病院で取り外してから札幌に移動する予定です。

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暖かい家とは家の性能と住む人の心なのです…北斗市

2009-03-07 14:46:41 | ファース本部
昨日6日の鹿児島は、早咲きの桜が満開になっていました。
鹿児島空港に向かう道から見える小高い丘に、ピンクの桜が少しずつ咲き始めています。
それでもまだ上着を脱いで過ごすほどの暖かさではありません。冬は何処も寒いのです。

今日の北海道北斗市は気温が0℃、ときおり細かい雪が北風に巻き上げられています。
今日はその寒波の北斗市において、竣工したファースの家を建主さんのご協力を戴きながら、完成体感会を開催いたしています。写真はその内覧会で撮った壁の表面温度です。

寒波の季節においては、誰も暖かい家に暮らしたいと思うのが当然でしょう。
今日の北斗市は気温0℃ですが湿度は70%もあります。70%と言えば相当な多湿と錯覚しますが、空気中に含まれる水分量(絶対湿度)では、東京の気温7℃、湿度40%とほぼ同等の2.5g/kgなのです。

人が快適と体感できる温湿度は20℃、50%だと言いますが、その時の絶対湿度は約7g/kgです。つまり真冬は何処も乾燥状態であって、乾燥する事で水の塊である我々の身体から水分を盛んに蒸発させて体温を奪っているのです。

暖かい家の諸条件とは、気温が20℃から24℃程度、湿度が40%から60%以内と言います。つまりその時の絶対湿度が5gから8gくらいまでの範囲にキープされている事です。
ファースの家の暖かさの質が異なるのは、気温と湿度を保持しているからなのです。
また、床と壁と天井面からの輻射放熱が室温とほぼ同じ温度になるようになっています。

このように単に「暖かい」と言うフレーズにも深い理由が伴っているのです。しかし、このようなハード的な家の暖かさに加えて、何と言ってもそこに住む人のハートの温かさが不可欠なのです。
家の暖かさと住む人の心の温かさが合間って本当の暖かさと言えるでしょう。

自分達家族の大切な家を多くの人々に公開するのは、建主さんの深い理解とご協力が必要です。
真の省エネ住宅、真の快適さを熟知しつつ、良い家を広めたいと言う建主さんのお気持ちは、我々、ハード屋にとって、何よりも変え難い本当の温かさのようです。
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人の成長が止まる時…鹿児島~東京~函館空港~北斗市

2009-03-06 20:04:47 | ファース本部
上手く行かないのは社会のせい、あいつのせい、会社のせいだ、などと自分以外に責任転嫁した時点で思考停止を起こし、その人の成長も止まると言われます。
自分一人では社会も企業も変えられないけど、自分の考え方や生き方の変更は可能です。

民主党の小沢党首は、時代が変わったから自分も変わりたいと言った事があります。
しかし今回、報道されている不祥事を見聞きすると何も変わっていなかったようですが…
あの頑固政治家の生き方を変えるのは大変な事ですが、時代が常に変動しているのですから、自分も変わろうとする意識改革が必要なのでしょう。

また人間の成長が止まるのは「昔は良かった」と言い出した時からだと言います。
人間は常に前向きに歩み続ける限り成長が止まらないものだと言います。
また、あれもやった、これもやったなどと、昔の功績の自慢話に明け暮れる人もいます。
長い人生を歩むと誰でも一つや二つの勲章は持っているもので、過去を振り返って自慢したところで得する事など何もないのです。常に前向きな目標を掲げて邁進する限り成長は止まる事などありません。

70歳を、古希を迎えると言いますが、古来稀(こらいまれ)であるから古希と言うのだそうです。昔、70歳は長寿とされた時代がありました。ところが、日本の政治家で党首クラスの方々は麻生総理も含め殆どが70歳前後です。若く見える政治家は、遣っている事の良し悪しはともかく、少なくとも寿命の尽きる年寄りには見えません。先を見つめる人は古希にして未だ発展途上なのかもしれません。

写真は今日、鹿児島のホテルで久々に旧友とお逢いできました。
写真は九州電力鹿児島支店、霧島営業所の新内俊明さん(右端)と、ご子息の新内博之さんです。
鹿児島で始めてのファース工務店、保住宅サービスさんをお世話戴いた方です。
新内さんもそろそろ定年後のライフスタイルを思慮する時期となったようです。

ご子息の新内博之さんがイベント企画会社を経営されており、お父さんの退職後は、頼り甲斐のあるビジネスパートナーとなりそうです。古希どころかまだ還暦すら迎えておらず、気力充分、キャリアを生かしての益々の活躍が期待できます。前向きな新内さんと懇談し、今日のコラムとなりました。
日本列島全域が悪天候でしたがその雲の上を鹿児島から東京乗り換え1200kmの大移動でした。

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戦後の焼け野原から立ち上がった底力を…東京~鹿児島

2009-03-05 22:20:21 | ファース本部
昭和20年の終戦時、東京都内の写真を見ればまさに焼け野原と言うより、瓦礫の平坦な原野のようにも見えました。家族や建物、そしてその中に入っていた大切な歴史や思いでの、全てを失ったのです。あの環境の中から世界で2番目の経済大国に成長するのです。

どこかの総理も100年に一度の未曾有の経済危機だと…未曾有とは過去に無かったと言う意味なのですが、未曾有とミゾウユウとは違う意味なのでしょうか。
ところが、この100年に一度と言われる不況風を待っていたかのように商売を広げる経営者もいます。

景気の活況時期は、その流れに逆境する事がとても困難なものです。ところが逆に不況時期は今まで大企業の陰で埋没していた中小零細企業に様々なチャンスが廻って来ます。 

戦後の焼け野原の時は誰もが無一文の状態でした。あの時期と現在を比較しますと、未曾有の経済危機だなどと言えるような状況でまったくありません。
選ばなければ食えるだけの仕事もあるし、選ばなければ住む場所だってあるのです。
田舎に行けば空き家もあり、空いている農地もたくさんあります。
そのような地域では、都会で職を逸した人々に、是非ともと誘いの声も多いのです。

日本列島、何処へ行っても不況だ、不況だと言う嘆きの声ばかりが充満しています。しかし、戦後の焼け野原を経験した我日本人は、これを未曾有の危機などと思うのでなく、今こそ大逆転のチャンスだと思えば、為すべき事が山積していると言い切れます。

今日は東京から鹿児島に移動して県内唯一のファース工務店、保住宅サービスさんを訪問しました。写真は、保住宅サービスがサッシ建具の納入をしている㈱かがみ屋硝子店さんで、社長の川畑 昭人さん(私の隣)と、保住宅代表の保 幸守さんと撮りました。

川畑社長は老舗硝子店の4代目であり、保代表も先代から引き継いだ二代目、いずれも厳しい業界環境の中を強かに頑張っている若き経営者です。ところがこの二人の経営者からは、厳しいなどと言う泣き言など、一言も出てまいりません。いずれも先代から戦後の厳しさを叩き込まれているからでしょう。
今日はこの若い二人から勇気を貰った一日でした。

明日は昼のフライトで東京に戻り、夜、北海道北斗市の本社に帰社の予定です。

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工務店は小さい事が良い事だ…東京~山形県新庄~天童市~東京大崎

2009-03-04 22:23:21 | ファース本部
現在の世の中では、ややもすると儲かって金持ちになった人だけを勝ち組と言っているように感じます。「儲」けるという字は、信じる者と書いている。特に家づくりを行う工務店経営者においては、地域の方々や建主さんに信じて戴いてこそ儲けに繋がるのでしょう。

工務店経営者は、必ずお客様に喜んでもらえると信じて家づくりを行う事です。
この信念が家づくりに生かされて得た利益こそが、真の儲けと言えるのでしょうか。
当然つくる家は、建主さんが住んでから満足できる性能が確立している事が前提です。

地域の工務店は、この「信用」と言う二文字を勝ち取るため地道にコツコツと長年にわたり努力を積み上げているのです。それは、経営者の人間的な信用、工務店としての信用など、様々な要素の信用なのであり、つまり、信用とは一朝一夕に築かれるものでは決してないのです。

せっかく築いた信用であっても、家づくりに携わる社員や協力業者の中の一部の不心得者によって霧散する場合があります。長年で築いた信用と言う看板を汚してしまうとその信用回復には、積み上げた時よりもっと険しい道が待っています。築いた信用を護るためには、嘘をつかない、人を騙さない、正直一筋に建主さんや協力業者さんと対応する事なのでしょう。

今日は昨年末にファースグループに仲間入りした、山形県最上郡戸沢村の武三ハウテックさんを訪問しました。写真は、代表の小屋武美さんとご子息の小屋一夫さんです。
小屋さんは修行を積んだ後、地元に戻り、この地元の最上地域で、地道に工務店経営を行って参りました。小規模な工務店経営は、経営者の一存で小回りが利くのです。

天童市の東住宅産業さんの強い薦めとファースの家展示場で快適性の違いを体験したと言います。
特に感銘したのが東住宅産業さんの社員と経営者、OBユーザーと協力業者が常に友好的で、一体化した地域活動を目の当たりにしたのが決めてだったと言います。

武三ハウテックさんも東住宅さんと同じく、その地域の住民に慕われ、敬われるようとする志(こころざし)は一緒です。明日からその活動が出来るのは、小さな工務店の強みと言えるでしょう。
今後の活躍が期待できます。
今日は新幹線と車で、東京と新庄、往復8時間の旅でした。明日は、一気に南国の九州、鹿児島へ…

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勇気と勢いは大きな武器になる…東京~長野~松本~新宿~大崎

2009-03-03 21:42:29 | ファース本部
過去の動向を見ると急激に成長した業種は、その衰退ぶりも急激なのです。
また、急成長した企業も、業績急降下する場合が多いのです。
上昇も下降も、混乱時の勢いは、大変に怖いものであるのだと言います。

古来の戦などにおいても、数や軍備の優劣だけで勝敗が決まるものではなく、兵士の士気、覇気と勢いが、勝利に繋げた事を歴史が証明しています。
企業経営でも、勢いのない会社の社員たちは、その時点で負けの可能性が大きいのです。
必ず勝つという強い意志不足では、勝てる仕事も負けてしまう可能性が強いのでしょう。
家づくりを生業とする工務店は、数を売る時代が過ぎ去り、小さな工務店だからこそ勝算は大きいのです。

今の経済状況は、何が起きてもおかしくない状況です。
巨大企業であっても、超優良企業であろうとも半年間で崩壊する例が相次いでいます。
いったん大きな波が襲った場合、むしろ規模が小さいからこそ小回りが利き、勝ち残るチャンスが生まれるのです。

「小よく大を制す」と言うように、小さな工務店でも勢いをつける事が大切なのでしょう。
今日は長野県松本市で信州ファース会主催の、協力業者研修会を開催しました。
写真は、ディスカッションの後でグループ発表をしている場面です。

戸建住宅の着工数は今後も確実に減少いたします。しかし、人の営みがある限り、建替えやリフォーム需要は必ず存在するものです。特にリフォーム工事を受注して建主さんの痒いところに手の届く仕事の出来るのは、地域密着型工務店の独壇場です。

工務店の経営者が自ら現場を確かめ、自らが建主さんと刷り合わせを行う事が出来ます。
単に営業活動で下請け任せの大手企業と明らかな違いがあります。ただし、完璧な技能、技術、情報を工務店が確実に掌握している事が前提です。

小さな工務店が必要な事は、大手では絶対に不可能な、工務店経営者と協力業者が一体となって家づくりを行う事です。信州ファース会は定期的にこのような研修会を行っていますが、技能、技術、情報提供もさることながら、遣れば出来ると言う勇気を与える事です。

東京から長野県への日帰り講演でした。
明日は、山形県にまた勇気配達の日帰り出張を行うつもり…

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支払った分だけの対価があるか…北斗市~函館~羽田~浜松町~東陽町~大崎

2009-03-02 20:43:48 | ファース本部
「安物買いの銭失い」と言う格言があります。支払っただけの対価しか戻って来ないと言う事でしょうか。どんな仕事にもリスクは付きものなのです。

会社を創業するために設立資本金を出し、商品を仕入れ、それに利幅を乗せて販売します。その利幅から店舗費用や人件費を支払う事になり、常にリスクがついて回ります。
出資した方もその店舗(会社)倒産すれば無一文の代償しかありません。
商品を仕入れても売れなければ、大量ゴミの処分にコストがかかる場合もあります。
人材も雇ってみてから良い社員、駄目社員が判ってくるものです。
企業経営は、当然ながら慎重のうえにも慎重を期さなければならないと言う事でしょう。

企業は、永続的に発展させる事にあり、破綻消滅をさせてはならないのです。
リスク回避の重要な基本は「並び」をしない事、つまり人と同じ行動を避ける事なのです。みんなが遣っているから自分も遣ると言うのがもっともリスクが大きいのです。

景気が好転して他社が設備投資する時に我慢し、逆に景気が悪く、物の動きが悪い時にこそ設備投資が生きるのが商売の常道なのでしょう。確かに、人が並んでいる列の最後尾に並んでも、良い物や美味しい物など手に入らないのです。

今日はマイナス4℃の函館空港から春の兆しの東京に移動してきました。
日本教育創造研究所、東京研修センターで「建築関連の経営研修」に参加して来ました。
写真は弊社の東京事務所で撮ったのですが、ファース工務店、南国高知市の照和建設の西村専務(向かって右)と、いまだに真冬日が続く旭川市、泰平工務店の菅原社長と撮りました。

ファース本部では、営業経費の効率化を図り、スピーディーに正確な積算と原価管理を行うためのハウジングアカデミーを開講しています。基本をマスターした泰平工務店の菅原社長が、後輩の照和建設の西村専務にレクチャーしているようです。

教育研究所などの指導もそうですが、実践しているものが、その経験を教える事でより説得力が大きくなります。家づくりにおいては、施工する工務店、家を建築する建主さん、そこに関わる協力業者が、均一に利益を分かち合える事が重要です。
明日は、この東京から長野に日帰り講演を…
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