お引渡しをした家のユーザー様から掛かって来る電話は、家の不具合の連絡が殆どです。
お施主様にとっては、多額な投資で入手した家に不具合が生じるととても不愉快です。
その不愉快さは、電話の向こうで話す口調からも感じ取れます。
工務店は、早速に駆け付けて然るべき対応を行うと、むしろ信頼を得る場合もあります。
不具合な事象で不愉快さを感じているユーザー宅を訪れるのは、誰も気が重いものです。
ついつい適切な対応を疎かにするとユーザー様の不愉快さを増幅させます。
感情の高まりは、お金を支払った工務店に対して全てが向いてきます。
「家を売ってはいけません」「住んでからが家づくり始まりです」を信念にしなければ。
住宅は、人が住んでから具現化する事象の方が実に多いのです。
家を大量販売する住宅会社には、住宅クレーム対処要員を配備する部署があります。
最初から住んだ後は、色々なクレームはある事を前提でビジネスモデルを組んでいます。
とても虚しいことにこれは住宅産業の実態なのでしょう。
私達ファース・グループは、竣工した家のお施主様との信頼と友好関係を永続的に保持する仕組みも研究しています。それには先ず、お施主様にとって住んだ家が「快適で安心して暮らせるためのハード」が担保されていなければなりません。
このハードがあれば次にソフトです。ユーザー様との親交を重ねる方法は多くあります。
工務店は、お施主様との信頼構築が出来れば、家がコストではなく資産になります。
引き渡しする家は、「安価な光熱費で暖かい事」「家を売らない事」「数を建てない事」の三大要素が前提で関わる人々を幸せにしながら資産力が増して行きます。
今日は、福地建装ユーザー会のイベントがあります。
(写真は八戸のCUハウジング様のユーザーイベントに参加した際に撮りました)
弊社もCUハウジング様も会運営はユーザー会の役員さんが仕切ってくれます。

今日は、ベストセラー「エコハウスノウソ」(写真)の著者、東京大学準教授の前真之先生が工務店と施主との在り方を取材にイベント参加されます。
さて、これから吹雪の中を出掛けます。

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