旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

エスカロップ紀行 釧路→厚岸

2004-06-13 03:46:00 | ドライブ

幣舞橋【ぬさまいばし】 (釧路市)

平成15年6月23日月曜日。釧路のホテルにて。空調が良くないせいか、快眠ではなかったが目覚める。窓から釧路市内を眺めると天気は良いようだ。

シャワーの後、朝食へ。エレベーターでホテル2階のレストランへ行く。ちなみに昨夜は営業していなかった。このホテル、フロントは男性が一人で切り盛りしていたが、レストランは女性が一人で切り盛りしている。朝8時というのに他に食事をする客は無し。そもそも他の客はロビーで一人を見かけただけである。空いているのか、流行っていないのか(後者であろう)。

貸切状態なので適当に道路に面した席に座る。食事の内容は500円だから注文をつけても仕方が無いが、まあ値段には見合う内容だった。鮭と筋子があったのは良し。以前、函館の安いホテルを利用した時には、そこの朝食に全く期待していなかったにも関わらず、イカ刺しがあり、内容の充実振りが嬉しい誤算で、朝から一杯飲んでしまったこともある。今回はそういう誤算は無し。僅かな客(ひょっとして自分だけ?)の為に営業しているのなら有り難い事だが・・・。

いつもホテルでは朝飯食って、コーヒー飲んで、部屋に戻って「はなまる」見ながら、うだうだしているのが好きなのだが、ここの朝食(和食)にコーヒーも、お茶も付いておらず、別料金まで払ってコーヒーを注文する気までは無い。部屋に戻って飲み残しの水(PETボトル入り)を一口飲んでチェックアウトした。

角度がきつい地下駐車場から車を出す。コーヒーでも飲むべく釧路駅へ向かう。今回、釧路に来ていながら釧路駅を見ていない。根室本線を跨線橋で渡り、7年ぶりの釧路駅と再会。札幌駅、帯広駅、函館駅も先頃、新駅舎となった。釧路駅は初めて釧路へ来た時のまま。

駅の駐車場に車を止める。用を済ませ、ミスタードーナツでアイスコーヒー(250円)を持ちかえりで購入。駐車料金が無料のうちに車を出す。駅前の通りをまっすぐ南下し幣舞橋へ。釧路川に架かる橋で、釧路の名所となっている。そばには商業施設「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」があり、そこの駐車場に止める(100円)。係員に営業は10時からだと告げられるが、今日はMOOへは行かない。目の前には全日空ホテル、一度泊まった事があるが快適だった。料金はそれなりにした。

釧路川に沿って幣舞橋まで、行儀が悪いが歩きながらアイスコーヒーを飲む。ミスドの店員が親切で、店内でアイスコーヒーにミルクとガムシロップを入れてくれた。初めて釧路を訪れた時には、ここは旧釧路川で、西を流れる直線的な新川が釧路川であったが、市民の要望で平成13年に旧釧路川から釧路川へ名称が変更されている(復活したというべきか)。古い地図や案内書には旧釧路川となっている。尚、この時に直線的な釧路川は新釧路川になった。市民に愛される川と橋を撮影する。

ようやく今日のドライブの本格的な開始である。釧路から根室へはR44があるが、少しでも海沿いを行きたいので「北太平洋シーサイドライン」(道道142号根室浜中釧路線、道道123号別海厚岸線など)を東へ行く。釧路市から釧路管内釧路町に入る。釧路市と釧路町。同じ名前の市と町が隣り合っている。

シーサイドラインというが林間を走る。昨日も海沿いでは霧が出ていたが、今日はもっと悪条件だ。人家の無いところは林間を走り、集落(漁港)があると坂を下って海沿いに出る。そして坂を登り再び林間へ。この繰り返しが続く。海沿いが平坦でなく地形が険しいこと、また霧の影響を避けようと内陸部という事なのか。国道より線形は悪いようだ。自然は豊かで、(恐らく)エゾシカが道を横切る。道東へ着たのだと実感する。

釧路町から厚岸町に入り、国道に合流する。道道ではあまり車を見なかったが、国道はそれなりに交通量がある。道の駅「厚岸グルメパーク」で休憩。観光バスも休憩しており、客からは関西人のようだ。なおメイン施設は月曜日定休。レストランでは厚岸名産の牡蠣料理が楽しめるのだが・・・。ここの牡蠣は年中食べられるのか知らないが、Rの付く月に鉄道で、酒の飲める状態で訪れたい。  (つづく)