成田国際空港 第2旅客ターミナル (千葉県成田市古込)
台湾新幹線の開業が昨年の10月末から、今年の10月末に延期された。そこで11月下旬に台湾に行くつもりでいたら、今度は12月に開業が延期された。新幹線には乗れないが、一度行くつもりになったので、構わず台湾に行こうと思う。ちなみに旅行後に三度目の開業延期となっている。新幹線の開業は気長に待つしかない。HISで切符を買って、出発当日を迎えた。
平成18年11月24日金曜日。荷物を鞄に詰めていたら、空港への列車の時間がぎりぎりになった。駅へと走る。Suicaで入場し、常磐線新松戸10時26分発の列車に乗る。東京地下鉄6000系だ。海外に行く気がしない。我孫子10時39分着。弥生軒でそばを食うつもりだったが、時間がない。成田線(E231系)に乗りかえる。我孫子10時46分発。路線は単線で交換はあるし、車窓は長閑で、ますます海外に行く気がしない。成田11時27分着。
また乗り換えだが、その前にSuicaで自動改札機を出場し、またすぐに入場する。新松戸-空港第2ビル間の運賃は950円だが、成田で打ち切れば新松戸-成田間740円、成田-空港第2ビル間190円で、合計は930円と20円安くなる。階段を上がって改札前を通り過ぎるのなら、2回のタッチで20円引き。これは新松戸-空港第2ビル間についての場合であって、他の区間の事は知らない。成田で出場、入場して、高くなる場合も当然ある。逗子始発の快速〔エアポート成田〕(E217系)が入線してきた。成田11時31分発。通路を挟んで向かいの席には韓国人が。ようやく海外に行く気がした。成田新幹線の夢の跡を走って、空港第2ビル11時39分着。
JR東日本の自動改札機にSuicaをタッチして、次に京成電鉄の改札でSuicaを見せて、セキュリティエリア(検問所)に向かう。旅券を見せて検問は終了。見学の場合も本人確認できるものが必要なので、運転免許証等を携行されたし。
国際線出発ロビー(3F)に上がる。HISのカウンターで切符を受取り、チャイナ エアライン(以下、中華航空と記す)のカウンターで搭乗手続をする。手荷物は機内に持ち込む。要らない気もするが、一応海外旅行保険に加入する。朝から何も食べていないので、出国前に軽く何か食べようと思う。この後、機内食が待っているから、食べ過ぎては行けない。中華航空のWebsiteによると、東京⇒台北のエコノミークラスでは、次のメニューとなっている。
メインディッシュ(ご選択)
鶏つくねとそぼろ御飯
または
リコッタチーズとほうれん草のラビオリの
バジルクリームソース
食堂はうどんやそば、寿司、天ぷら、洋食に中華と揃っているが、概して値段が高い。無性にカレーで生ビールが飲みたくなり、カレー屋に入る。午時分なので混み合っている。カウンター席に案内され、生ビールとビーフカレーを注文する。軽く食べるつもりが、思ったより盛りがいい。意に反してお腹が出来てしまったが、やむを得ない。店内ではどこかの国の客室乗務員が揃って食事をしている。さて、お勘定は1,780円となった。やはり早く家を出て、我孫子で弥生軒のそばを食べるんだった。機内食がお腹に入るか心配だが、いよいよ出国する。 (つづく)
いずれも平成18年11月24日撮影