旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

乗りつぶし台湾 台中へ

2013-12-02 05:00:00 | 台湾日記

アクセス特急の車窓には印旛沼 (印旛日本医大-成田湯川)

この秋には北海道へ一部区間が廃止予定の江差線の乗り納めに行こうかと考えていたが、運行する鉄道会社の所業があまりにも酷すぎるので、その会社の列車には乗りたくない。それでは震災で不通となっていた三陸鉄道が一部復旧しているので乗りに行こうかと思ったが、思うような日程で思う場所で宿が取れない。三鉄は来年暖かくなってからにしよう。例年、11月下旬には京都へ紅葉を見に行くが、それもやめて南の島で鉄道に乗ってこようと思う。

平成25年11月23日土曜日、flag1 勤労感謝の日。旅支度をして出掛ける。新松戸駅に着くと、思わぬ時間に列車がやってきた。少しダイヤが乱れている。慌てて武蔵野線に乗り込む。武蔵野線は日中10分毎の運転だが、乗り換える路線の方が本数が少ない。東松戸で成田空港線(スカイアクセス)に乗り継いで空港第2ビルへ。成田空港線・北総線のダイヤも少し乱れている。到着して検問所で旅券を見せて第2旅客ターミナルへ向かう。

JR東日本 武蔵野線 普通 1029E 新松戸(11:32)→東松戸(11:39) クハ204-5006 160円
京成電鉄 成田空港線 アクセス特急 1173H 東松戸(12:01)→空港第2ビル(12:35) 京急1145
910円




成田国際空港 第2旅客ターミナル (千葉県成田市古込)

チャイナ エアライン(以下、中華航空と記す)のカウンターで搭乗手続きを済ませる。整髪料などの入ったカバンを預ける。今回は航空券、ホテルだけでなく、保険も自宅PCで済ませているので、もう何もする事がない。1年5ヶ月ぶりに出国する。


Gate 73

搭乗口は前回と同じ。国際線なので食事が供されるが、出発までまだ時間があり、小腹が減ってきたので、売店で何か食べる物を買ってくる。


小銭を持たぬようSuicaで買い物!

食後に恒例の成田での時計合わせ。117で腕時計を現地時間に合わせるのだ。ところが手持ちのテレホンカードの度数がない事が判明。10円玉も持っていない。売店に行くがテレカは置いていないという。現地通貨とごっちゃになると面倒なので、日本の硬貨は財布から全部出してきた。日本と台湾の紙幣の他には台湾の70元が入っている。案内で聞くとテレカの自動販売機があるという。行ってみると105度数(1,000円)のみ販売。使い切るのに何年掛かるか。結局、売店で千円札で水を買い、小銭を作って電話する事にした。時計を1時間遅れで合わせる。日本円の小銭は財布とは別にして仕舞っておく。


中華航空(CI) 101便 [B747-409] N168CL (成田国際空港)
ここまで平成25年11月23日撮影

10円玉を求めて右往左往しているうちに、これから乗る機体が到着していた。機体番号を見るとNで始まっている。中華民國(臺灣)の航空機はBで始まるはずだが。ちなみにNで始まるのはアメリカ合衆国だそう。事情は分らないが、Nで始まる中華航空機に搭乗する。


東京国際空港(羽田)付近を飛行中! November 23rd, 2013

スポットを離れた航空機は第2ターミナルに近いB滑走路(2,500m)ではなく、延々と空港内を走り、遠く離れたA滑走路(4,000m)までやってきた。離陸、上昇すると西へと向かった。


fuji 富士山(3,776m)付近を飛行中! November 23rd, 2013


beer さっそく台湾啤酒(ビール) November 23rd, 2013

日本領空であるが国際線なので食事が供せられる。ビールを頼むと台湾啤酒が出てきた。


fork 機内食はチキンを選択 November 23rd, 2013


いただきます♪ November 23rd, 2013

和食でも中華でもなく、洋食である。左の白っぽいのはご飯ではなく、マッシュポテト。米国の航空会社で供された食事と違って、全然いい。美味しかった。ごちそうさま。


徳島県付近を飛行中! November 23rd, 2013


item5 食後には烏龍茶 November 23rd, 2013


四国から九州へと飛行して… November 23rd, 2013

九州を過ぎると洋上飛行で台湾へ向かう。この日、この先の航空路となる場所について、どこかで何らかの事が発表されたらしいが、知る由もない。


無事に台湾に到了(到着)! これより中華民國102年11月23日撮影

台湾の街の灯りを見ながら航空機は徐々に高度を下げてゆき、臺灣桃園國際機場台湾桃園国際空港)に着陸した。日本では平成25年11月23日土曜日だが、中華民國(臺灣)では中華民國102年11月23日星期六である。時差はマイナス1時間となる。航空機は第一航廈(ターミナル)側に停まったが、入境(入国)の手続き等は第二航廈側で行われる。長い通路を延々と歩かされる。證照查驗(旅券のチェック)、つまり入国の審査となるが、日本人は「持非中華民國證照旅客 NON-CITIZEN」の列に並ぶ。ここがかなり混雑している。日本人ばかりでなく、大陸からの団体客が多いようだ。少しの西洋人の姿も見られる。長い列を待って、旅券にスタンプをもらい、無事入国する。行李(手荷物)も比較的すぐにターンテーブルから出てくる。臺灣銀行で3万円を両替。匯率 RATE は0.28540で、8,562元となり、手續費 CHARGE 30元を差し引いた8,532元を渡される。前回の旅では3万円で10,875元だったのに。1元≒3円51銭くらいか。前が円高過ぎたのだが、円安の海外旅行は辛いのう。


臺灣桃園國際機場 第二航廈 (臺灣省桃園縣大園鄉)

今夜の宿は台北ではなく、台中に予約している。台中へは台灣高鐵台湾高速鉄道)を利用するのが早いが、円安なので高速バスを利用する。台中へは複数のバス会社の路線があるが、次に台中行が出発する飛狗巴士を利用する。


台中まで高速バスで240元

バスの座席は1+2で、1列が3席とゆったりしている。車内の照明は暗い。空港からの道はそのまま高速道路、國道2號-機場支線(機場端IC)に接続している。車両は右側通行。台灣高鐵(新幹線)の高架をくぐり、少し行くと機場系統交流道JCTで、國道1號(中山高速公路) に入り、南下する。途中、何ヶ所か收費站(本線料金所)を通過する。バスはETCレーンをノンストップで走行する。道路は交通量は多いものも渋滞もなく順調。ウトウトして目を覚ますと、竹北市付近を走っている。昼間であれば車窓も面白かろうが、夜間なので時折地名のサインを読み取るのがやっとである。SAらしき所を通過する。泰安服務區であろう。何度か台湾で高速バスに乗っているが、SAに立ち寄った事がない。一度見てみたいものだが。豐原を通過したので台中は近い。もうウトウト出来ない。大雅交流道ICで國道1號より流出する。ICを出て最初の停留所の中清站に停車する。バスは台中車站(駅)に行くが、ここで下車する。

建明客運 飛狗機場巴士 5503 台灣桃園機場第二航站(18:42頃)→中清站(20:20頃) 240元


bus 飛狗巴士(建明客運)で台中市・中清站到了symbol6

IC近くの停留所で降りたが、土地勘はない。計程車(タクシー)でホテルまで行くつもりである。近くに車を停めていた運将(運ちゃん)がさっそく客引きにやってきた。ホテル名を言うとすぐ判ったようだ。料金は200元という。メーターを使わないのか。値段交渉した方がよいのかも知れないが、面倒なので言い値で乗車する。妥当な価格だったかは知らない。しかし桃園空港から台中までのバス運賃が240元だったので、高い気はする。計程車はホテルへ走り始めた。運ちゃんはFMラジオを聴いている。周波数帯はアメリカと同じようだ。日本ではテレビ放送(VHF 1~3ch)で使用していた辺りだ。ホテルは思っていたより遠かったが、無事到着。運転も荒くなかった。運ちゃんに200元を払う。扉が空いた。台湾のタクシーは自動ドアだったっけと思ったら、ホテルの人が扉を開けてくれている。

計程車 中清站→中科大飯店 200元


中科大飯店 (台中市北屯區崇徳路)

フロントの人も案内してくれた人も、全て日本語で応対してくれる。非の打ち所がない。前金で勘定を済ませると、エレベーターで18階へ。部屋まで案内してもらう。そもそもタクシーから部屋まで案内してもらうようなホテルに泊まるような事はないよ。そして一番安い2,000元の部屋を予約していたのだが、満室だったとの事でアップグレードしてくれたそう。


なんと、中科套房スイート)にアップグレードase2


広い、広すぎる!


ジャグジーですか?


バス、トイレ、洗面台


運動器具まで!


こちらは寝室zzz2


大きな机で仕事も…(ありません)


money 定価は7,000元だって!(2,000元しか払うとらん)

初日から台湾さん、大歓迎である。しかし部屋が広すぎて、妙に落ち着かん。


ホテルの豪華な部屋を後にして…

歩いて夕食に出掛ける。


fork こちらのお店で夕食を…


店頭にはこんな牛さんが… 共食いはいかんぜよ!

何組か入店待ちの人がいたが、割とすぐに席に案内される。店内は落ち着いた感じ。店員さんは中国語だが、メニューを見ながらこちらは日本語でもスムースに注文を終える。


小菜、スープ、飲み物はセルフサービス!

メニューに酒類が見当たらない。お茶は無糖のものを注いでくる。


酸菜雪裡紅に羅宋湯 vegetable beef soup


和風三分蛋

温泉玉子です。


とろ~り♪

ちゃんとした和風のだしが効いていて美味しい。


餐包

パンが付いてきた。しかし中には甘いクリーム(餡?)が。


沙郎牛排-9盎司 Sirloin steak / Rib eye steak - 9oz (255g)(290元)

主菜の登場です。サーロインかリブアイステーキか知りませんが、ボリュームがあります。焼き加減はおすすめの七分熱で。醤料(ソース)は「辣」(からいの)、「不辣」(からくないの)か各半混合の三択で、間を採って各半混合にする。


いただきます♪

脂身もあってなかなか旨い。ソースもいい。卓上に置いてあるソースも試してみる。9オンスは結構食べでがある。澳洲進口とあるのでオーストラリア産牛肉(Aussie Beef)か。添えられた義太利麵(パスタ)にソースや酸菜雪裡紅を混ぜて食べる。満足満足。お酒無しだが、いい夕食でした。ごちそうさま。なお10%服務費(奉仕料)を含めて319元の支払いとなった。


赤鬼炙燒牛排餐廳 崇徳店 (台中市北屯区文心路)



ホテルへの帰りしに7-ELEVENに寄り、悠遊卡(100元)を購入する。SuicaICOCAのような台湾のIC乗車券である。鉄道・バスだけでなく、買い物にも使えるのは同様。買ったばかりの悠遊卡(ヨーヨーカーと発音するらしい)は残額0元なので、300元を加値(チャージ)する。黒松沙士PET600(29元)も購入。台湾の炭酸飲料なのだが、独特の味と香りがする。なお、北海道日本ハムファイターズ陽岱鋼選手が広告に出ている。




tv 今夜も生で…

ホテルに戻り、沙士を飲みながらスポーツニュース番組を見る。そしてまっさんの番組が始まった。新潟での放送を台中で見るとは。しかし何とも眠くて、ウトウトしてしまう。ホテルの部屋は立派なのだが、寝室にテレビがないので、応接セットのソファーで見る事になるが、そのまま朝まで寝てしまいそうである。家で録画しているから、テレビを見るのは諦めて、寝室に移動して寝台で寝る事にする。(つづく)


このソファーで一夜を過ごす訳にはいかない!