旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

サクラサク 皇居周辺

2019-04-14 15:30:00 | 

行幸通りより東京駅を望む!

中央の馬車道は解放されている。


clock 午前11:04 皇居前広場

自分が午前9時過ぎに来た時よりも人が増えている。再び中に入らず、今日は逆さにした「の」の字のような道順で歩いてみる。


二重橋

手前の橋が正門石橋で、奥の橋が正門鉄橋。かつて奥の橋が二重構造だったため、この名があり、本来奥の橋の事を指す。


石橋の欄干の上に見えるのが鉄橋(二重橋)!








外桜田門 渡櫓門



内桜田門(桔梗門)に対してこの名があるが、単に桜田門とも呼ばれる。万延元年(1860)、大老井伊直弼が水戸藩を脱藩した元藩士に暗殺される桜田門外の変が発生した。


国会議事堂 (東京都千代田区永田町)

ちょっと寄り道。この右手が彦根藩上屋敷のあった場所。


内堀通りに戻る!

そろそろ午前11時半となる。新年号が発表されるそうだが、ラジオも持っておらず、情報を知るすべはない。どこで知る事になるか。ちなみに法的には元号だが、馴染みのある年号と記す。


最高裁判所 (東京都千代田区隼町)


国立劇場 (東京都千代田区隼町)




半蔵門


千鳥ヶ淵公園 (東京都千代田区麹町・一番町)

公園内にはお花見客も多い。敷物に座り、お花見をしながら、手元の画面に見入る人が多い。新年号が発表されているのだろうか。公園内を歩く人が、「昭和の和と被るとは…」と話しているのが聞こえてる。「〇和」なのだろう。誰かのテレビかラジオの音声で官房長官の会見が聞こえてくる。「えいわという…」と聞こえたが、「えいわ」という年号はあった気がする。後で確認すると永和は南北朝時代の北朝方の年号であるし、後漢の年号でもある。最初の子音が聞き取れなかったのだろう。「〇いわ」までは判ったが、正解は如何に。






駐日英国大使館 British Embassy Tokyo (東京都千代田区一番町)




お堀の上に道路を通すとは無粋な事を…

前回の東京五輪で急ごしらえだったのだろうが。


千鳥ヶ淵







以前見た時には、もっと桜にボリュームがあった。まだ満開ではないのか。




首都高速都心環状線 (三宅坂JCT-代官町)





無粋と言っておきながら、なかなか格好ええのう。


旧近衛師団司令部庁舎 (東京都千代田区北の丸公園)



明治43年の建設。現在は東京国立近代美術館工芸館となっている。


北白川宮能久親王銅像


clock 午後0:06 乾門



これで「の」の字に1周半を歩いた。自分が乾門から退出した2時間前より、人が多くなっている。このまま竹橋方面へ歩いて皇居を一周してもいいが、北の丸公園へ向かう。実は皇居の周りで乾門から竹橋を経て大手門までは歩いた事が無い。


千鳥ヶ淵を先程と反対側より望む!





公園内ではお花見の一団が多くみられる。敷物の上でお弁当を食べている。実に和やかな春の光景である。お昼時ではあるし、自分もお弁当と麦酒を持っていればと思う。


玉ねぎ、いや擬宝珠は修繕中か!


日本武道館 (東京都千代田区北の丸公園)

先の東京五輪でも、次の東京五輪でも会場となる武道館。新しい施設を作るのではなく、歴史ある施設を使うのがいい。屋根の修繕もそのためか。



コンサートを見に何度か来た事があるが、武道は見に来た事が無い。


田安門

コンサートの帰り、混雑しながら江戸時代の桝形の門を通ってゆくのもユニークである。城門であるから、一度に大勢がサッと通過出来るようでは意味がない。








靖国通りと内堀通りの重複区間!




靖国神社 (東京都千代田区九段北)


境内を桜が咲き誇るが…

その中の一本に人だかりが出来ている。


桜の標準木

この桜(ソメイヨシノ)は、東京管区気象台が開花を観測するため指定した「標本木」です。
(説明版より)

境内で若い男性の話が聞こえてくる。「命令の令」。これで新しい年号が「令和」である事を知る。多数の露店が出店していい匂いがしている。空腹である。神社を後にして九段坂を下る。銀行に寄り、近くの吉野家へ入りお新香で一盞。牛丼の昼食をとる。書店で文庫本を買って歩いていると、気になる料理の店がいくつも現れる。普段食べられる牛丼にしなくてもよかった気もする。


何層も高架の重なる鉄道 (東京-神田) いずれも平成31年4月1日撮影

東北本線(いわゆる上野東京ライン)が東北新幹線の上部を走っているが、外から見るとこんな感じなのだ。神田駅まで歩き、4時間を超える長い散策を終える事にする。 (おわり)