朝食バイキング ※宿泊プランに含まれる。参考料金 前売券800円、当日900円。
平成31年4月8日月曜日。大津の定宿で目覚める。朝食は滋賀県産の料理と茨城県のメーカーの納豆は同じだが、焼魚が鮭から鯖になっていたり、焼うどんが焼きそばになっていたりと、連泊者に配慮して少し変えてある。今朝もしっかり食べておく。
食後にコーヒー
客室からの眺め!
今日も天気が良い。夜のうちに雨が降り、今朝は空気が澄んで見通しがよい。昨日は黄砂の影響があったと思う。
ホテル・アルファ-ワン大津 (滋賀県大津市梅林)
二泊したホテルをチェックアウトして、大津駅に向かう。
国道1号、大阪方を望む!(国道8号重複区間)
東海道本線(複々線)のガードを潜る!
大津駅には国道側の南口もあるが、自動改札機だけで改札掛の姿のない時もあり、今日は18きっぷを使うので、確実に人のいる表口の北口(県庁側)にまわる。
滋賀県庁裏の桜
駅に着くと、有人改札で18きっぷにハンコを貰い入場する。
JR西日本 東海道本線 新快速 3426M列車 [223系V47編成] (大津)
写真は上りの新快速だが、まだ帰らずに下り列車で大阪に向かう。
東海道本線で大津を出発
網干行に乗車。車内は混み合っている。長い新逢坂山隧道を抜け、山科盆地で滋賀県から京都府に入る。山科を出ると、長い東山トンネルを抜け、鴨川を渡り、京都に到着する。今日は京都には行かない。京都で多くの乗客が下りて、席が空いたので腰掛ける。大阪方面へは途中で新快速が追い越すので、そちらへの乗り換えを案内しているが、座って行きたいので乗り換えない。京都からも各駅に停車する。桂川を渡る。山崎を出て、京都府より大阪府に入る。東海道本線・山陽本線の草津-西明石間の120.9kmは複々線になっている。なかなか後続の新快速が来ないなと思っていたが、現れるとあっさり抜かれてしまう。新快速は速いけど混んでいる印象がある。網干行は高槻からは快速運転をする。茨木、新大阪と停車して、大阪に到着した。
JR西日本 東海道本線 快速 745T列車 [221系A3編成] (大阪)
東海道本線で大阪に到着
東海道本線 快速 745T 大津(9:42)→大阪(10:35) クハ221-35
◆特別企画乗車券「青春18きっぷ」(1回分)2,370円
※参考 大津-大阪間の運賃970円
プラットフォームにロープが張られている!
降りたプラットフォームには初めて見る安全用の柵が設置されている。ホームドアならぬホーム柵というそう。ホームドアだと発着する列車の全ての車両の扉の数や位置が同じでないと具合が悪いが、大阪駅には特急列車も新快速・快速・普通列車もやってくる。扉の数も位置も同じではない。そこでこの昇降式ホーム柵。
ホーム柵の上がった状態!
これなら扉の位置に関係なく、3扉の快速でも、2扉の特急でも対応出来る。
柵が下りてきた!
踏切の遮断桿を思わせる。
ホーム柵の下がった状態!
故意に柵を乗り越えてしまう輩はともかく、誤って線路に転落する事故防止には役立つ。
JR西日本 おおさか東線 普通 2444S列車 [201系] (新大阪)
さて、大阪市内で用事を済ませ、新大阪にやって来た。この春のダイヤ改正で、全線開業したばかりのおおさか東線に乗ろうと思う。しかし、何故、おおさかが平仮名なのか。
JR西日本 特急〔はるか16号〕 1016M列車 [281系] (新大阪)
おおさか東線の出発を待っていると、プラットフォーム向かいにキティちゃんの列車が入ってきた。〔ハローキティ新幹線〕だけではなく、〔ハローキティはるか〕も運転されているのだ。
おおさか東線で新大阪を出発
新大阪を出てすぐ隣の東淀川には停まらず、神崎川を渡ってから東海道本線を高架で越えて行く。その高架にある南吹田に到着。簡素な造りの印象を受ける。ぐるりと向きを変えて再び神崎川を渡る。この先は元々あった貨物線を旅客線としている。列車は意外と速度を出す。阪急電車接続のJR淡路を出ると淀川を渡る。駅名に英字でJRと付けるのはJR難波以来、JR西日本ではよく見られる。次の城北公園通は「じょうほく…」と思っていたら、「しろきたこうえんどおり」と読む。大阪城の北かと思っていたら、榎並城と言う城の北の意味だった。JR野江では京阪電車に接続。片町線の線路が近づき、鴫野に到着する。鴫野-放出間は複々線で、おおさか東線と片町線で別の線路となっている。列車は放出に到着。おおさか東線の放出-久宝寺間は平成20年に先行開業しており、すでに乗っている。おおさか東線の乗りつぶしは終了で、南の区間は今日は乗らなくてもいいかなと思ったが、せっかくなので全線乗り通してゆく。放出は「はなてん」と読むが、中古車センターのラジオCMしか思い浮かばない。片町線と分かれ、高井田中央で地下鉄中央線と接続、JR河内永和で近鉄奈良線、JR俊徳道で近鉄大阪線と接続する。関東で言うと、武蔵野線のような環状線(実際は環状に繋がっていない)である。南の区間は開業から10年を経て風景に馴染んでいるような気がする。接続駅ではないが、近鉄電車と区別のためJRの付いたJR長瀬。平成30年開業の新駅、衣摺加美北に停車する。文字で書くと大変そう。新加美を出ると、関西本線に挟まれて、終点の久宝寺に到着した。
JR西日本 おおさか東線 普通 2444S列車 [201系] (久宝寺)
おおさか東線 普通 2444S 新大阪(11:41)→久宝寺(12:15) クハ200-143
久宝寺でおおさか東線から関西本線に乗り換え
JR西日本 関西本線 大和路快速 3372K列車 [221系] (久宝寺)
チキンカツサンド(千切りキャベツ入り)(318円)
コカ・コーラ(151円)
この後の食事を心配して、乗り換えの間にキヨスクでサンドイッチを買っておいた。JR西日本管内のキヨスクはセブン‐イレブンになっている。
大和川に沿って走る! (三郷-河内堅上)
大阪府の都市部を走っていたのに、急に車窓が鄙びてくる。桜の聞き誇る河内堅上を通過して、列車は大阪府より奈良県に入る。景色は良いが、かつては交通の難所だったろう。
大阪府より奈良県に入って最初の駅、三郷を通過する。武蔵野線にも三郷駅(埼玉県三郷市)があり、「みさと」と読むが、関西本線三郷駅(奈良県生駒郡三郷町)は「さんごう」と読む。漢字で書くと区別がつかないので、武蔵野線の切符は「(武蔵)三郷」となっている。関西本線の切符は「(関)三郷」となるそう。たまに紙の切符を買って(武蔵)三郷に行くと、切符を見て奈良県の駅を思い出す。但し、(関)三郷には降りた事はない。列車は生駒に到着。この先は奈良盆地を行く。
車窓の桜! (奈良-郡山)
若草山が見える! (平城山-奈良)
奈良県より京都府に入る。今日は京都に行かないのに、京都府に入るのは二度目。木津で奈良線、片町線に接続する。放出から片町線で木津に来てもよかった。片町線はあまり乗った事が無い。関西本線は単線となり、大和路快速の終着の加茂に到着する。
JR西日本 関西本線 大和路快速 3372K列車 [221系] (加茂)
関西本線で加茂に到着
関西本線 大和路快速 3372K 久宝寺(12:21)→加茂(13:04) クハ220-9
名古屋方を望む!
加茂より東は電化していない。
JR西日本 関西本線 加茂駅《西口》 (京都府木津川市加茂町駅西)
時間があるので駅前を見てみる。
京都府だが、奈良交通のバスも発着する。
駅頭の様子!
これまで降りた事のない駅だったが、恭仁宮が置かれたのが加茂町である。国分寺も置かれた。山城国(山背)の最も南部に位置するが、奈良時代の天平年間であり、北にある京都に平安京が置かれる前である。奈良、平城京からは近い。
JR西日本 関西本線 加茂駅《東口》 (京都府木津川市加茂町駅西)
駅頭の様子!
駅前にはマンションが建つ。京都府だが南都銀行(本店奈良市)がある。
改札口
出札口はない。自動券売機と、みどりの券売機プラスがある。さて、加茂から亀山行を利用する。早めの列車で来たので、早々に亀山行に乗り込んで出発を待ちたいところだが、亀山行の列車の入線は、直前に接続する大阪方面からの大和路快速到着の後となる。亀山行は気動車(ディーゼルカー)1両だが、席は確保出来た。
関西本線で加茂を出発
木津川に沿って走る! (笠置-加茂)
笠置駅の桜
笠置駅の桜が圧巻だった記憶があるが、今日はそうでもない。奈良盆地と比べて桜の開花が遅かったのかも知れない。
木津川が渓流になってきた! (大河原-笠置)
久しぶりに関西本線ま気動車に乗った。以前、名古屋-奈良間の急行〔かすが〕に乗ったが、平成18年に廃止され、亀山-加茂間は普通列車だけのローカル線となっている。列車は京都府から三重県に入る。途中駅からの乗客の「たくしょくに停まりますか?」の問いに、乗務員が「つげです」と答えている。柘植は草津線の乗換駅で、昨日乗ったSHINOBI-TRAINの終点はここである。旧分国で伊賀より伊勢に入り、終点の亀山に到着する。
JR西日本 関西本線 普通 238D列車 [キハ120形] (亀山)
関西本線で亀山に到着
関西本線 普通 238D 加茂(13:42)→亀山(15:05) キハ120-304
JR東海 紀勢本線 普通 335D列車 [キハ25形] (亀山)
電車みたいな外見だが、こちらも気動車。亀山は紀勢本線の起点で、亀山-新宮間は非電化である。参宮線の分岐する多気までは乗った事があるが、その先の多気-和歌山間は未乗である。乗りたいけど、今日は乗らない。
JR東海 関西本線 快速 2312M列車 [313系B407編成] (亀山)
引き続き関西本線を進む。亀山より東は電化されている。
車窓の桜! (河原田-河曲)
関西本線と伊勢線の分岐駅! (河原田)
築堤上のプラットフォームが伊勢線、地平にあるのが関西本線である。国鉄伊勢線はJR東海には移管されず、第三セクターの伊勢鉄道が運営。名古屋・四日市方面と津・松阪・伊勢市方面を亀山を経由せずに短絡している。特急〔南紀〕、快速〔みえ〕は伊勢線経由で運転。
木曽三川を渡ってゆく! (長島-桑名)
大きな弧を描いて橋梁へと向かう。このスケール感が何ともいい。隣には近畿日本鉄道名古屋線が並走する。
近鉄特急が見える! (桑名-近鉄長島)
揖斐川を渡る!
長良川と揖斐川は堤防で隔てられ、そこを県道が走っている!
長良川を渡る!
単線区間の多い関西本線も、ここは複線となっている!
更にもう一川! (弥富-長島)
木曽川を渡る!
三重県より愛知県へ。単線区間での対向列車の待ち合わせで混乱と遅れが生じていたが(混乱はしていないか)、終着の名古屋にはほぼ定刻に到着した。さて、この後は写真はないが、東海道本線を乗り継いで上ってゆく。しかし、計画が甘かったのか、乗るつもりだった列車に僅かの差で乗り継げない。取り敢えず静岡で18きっぷで下車する。
関西本線 快速 2312M 亀山(15:26)→名古屋(16:33) クハ312-1307
東海道本線 特別快速 2104F 名古屋(16:46)→豊橋(17:39) サハ313-5004
東海道本線 普通 974M 豊橋(17:44)→浜松(18:18) クハ310-1
東海道本線 普通 848M 浜松(18:26)→静岡(19:38) クハ312-2317
◆特別企画乗車券「青春18きっぷ」 ※参考 大阪市内-静岡間の運賃6,260円
みどりの窓口に行き、新幹線の切符と普通列車グリーン券を買う。新幹線にしてもあまり乗り換え時間が無いのに、乗車券について相談する先客や、定期券の申込書を記入せずに並んでいた客に、その場で記入させていたりして、なかなか列が進まない。ようやく自分の番が回ってきた。必要な切符を簡潔に述べて、速やかに発券してもらう。なんとか少し時間に余裕がある。東海軒さんの売り場でお弁当を買って、新幹線改札から入場する。プラットフォームに上がると、列車は入線していた。〔のぞみ〕の通過待ちで停車時間は長い。自由席は空いている。座席に腰掛けるが、まだお弁当は食べない。静岡を出ると新富士に停車。ここでも通過待ち。次の三島で下車する。このまま乗っていれば東京に21時16分に到着する。
新幹線〔こだま676号〕 676A列車 [N700系G14編成] (三島)
新幹線〔こだま〕で三島に到着
新幹線〔こだま676号〕 676A 静岡(19:53)→三島(20:18) 786-1014
◆運賃970円 新幹線特定特急料金980円
1,950円を支払って新幹線でワープしたが、他に方法はなかったか時刻表で確認すると、静岡から富士まで特急〔(ワイドビュー)ふじかわ13号〕に乗れば、運賃580円と自由席特急料金750円の別途支払いで、乗るつもりだった列車に間に合ったのだ。但し、お弁当や麦酒を買う時間はなく、普通列車グリーン券を事前購入する時間も無い。新幹線で出来た待ち時間に麦酒とお茶を買って、在来線のプラットフォームに移動する。
東海道本線 普通 336M列車 [E231系] (三島)
乗るつもりだったのはこの列車。熱海以西のJR東海管内に乗り入れる数少ないJR東日本からの列車である。普通列車グリーン車を連結している。以前は静岡行や大垣行にもグリーン車があったのだが。
グリーン車の様子!
東海道本線で三島を出発
東海軒 幕の内弁当(880円) サッポロビール 静岡麦酒(247円)
中身はこんな感じ♪ いずれも平成31年4月8日撮影
深夜、大垣夜行で静岡停車中に買って食べていた幕の内弁当が今でも食べられる。わさび漬けがあるのも何ともいい。昔は混み合う夜汽車のボックス席で、今日はガラガラのグリーン車で幕の内弁当を堪能する。昔の思い出があるので静岡でお弁当を買ってきたが、三島の新幹線プラットフォームの桃中軒の売店が開いていたので、そちらを買ってみてもよかった。旅の最後をグリーン車で寛ぐ。新橋と松戸で乗り換えて、新松戸に帰ってきた。 (おわり)
東海道本線 普通 336M 三島(20:43)→新橋(22:36) サロE231-1011
※熱海-宇都宮間は1652E列車。東京-宇都宮間は東北本線。
常磐線 普通 1269M 新橋(22:39)→松戸(23:08) サロE531-22
※東京-品川間は東海道本線。東京-日暮里間は東北本線。
◆三島-松戸間の普通列車グリーン料金980円
常磐線 普通 2215K 松戸(23:18)→新松戸(23:24) クハE233-2016
◆特別企画乗車券「青春18きっぷ」 ※参考 三島-新松戸間の運賃2,590円