旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

サクラサク 平野神社

2019-04-24 17:00:00 | 

(手前)東海道本線 鴨川橋梁 (山科-京都)


(奥)東海道・山陽新幹線 鴨川橋梁 (米原-京都)

清水五条駅まで国道1号(五条通)を歩く。朝から歩いて草臥れてきたので、京阪電車を1駅だけ利用する。七条で下車して、歩いて京都駅へと向かう。鴨川の桜も見頃である。

京阪本線 準急 K1309A 清水五条(13:57)→七条(13:59) 13076 運賃150円

京都駅に行く前に中華そばを食べてゆく。混雑しており、中国人(華人?)の男女と相席となる。遠来の客の前でお行儀が悪いが、昼間から麦酒と朝鮮漬を頼んで一盞する。


ビール(小)(350円)


朝鮮漬(150円)

注文は席に案内される前に聞かれたが、相席の男女は更に追加注文。英語で「Fried rice」と注文。ヤキメシか。店員さんも英語で対応する。英語対応出来ない店員さんもおられる。このお店のヤキメシは有名なそうだが、海外から調べてくるのだろうなと思う。「大将、竹入!」と料理が運ばれてくる。


竹入中華そば(800円)

黒いスープの中華そばが登場。竹入はメンマ入りの事。最初は色に驚くが、優しい味のスープである。メンマの他、肉、九条ねぎが入る。


麵はこんな感じ♪

まだ昭和の頃、先代の京都駅ビルにあった京風ラーメンを食べたような記憶があるが、これが京都の中華そばである。肉やメンマで麦酒を飲み、麵をすする。旨い。ちなみに奥のヤキメシは相席の男女が注文したもの。二人で一皿のヤキメシを食べている。メニューには中華そば(小)はあるが、ヤキメシに小はない。中華そばは普通の大きさのが食べたいのでまだ試していないのだが、今度満腹になっても食べてみるか。久しぶりに新福菜館さんの中華そばを堪能した。ごちそうさまでした。


新福菜館本店 (京都府京都市下京区東塩小路向畑町)




西日本ジェイアールバス 高雄・京北線 (京都駅)

京都駅から高雄方面のJRバスに乗る。市バスより空いている印象があるが、交通局の一日乗車券等が使えないからだろうと思う。JRバスでは特別企画乗車券「ジャパン・レール・パス」は使えるので、運転士に切符を見せている外国人観光客を見掛ける。運転士に金閣寺に行くか確認して(このバスは近くまで行くが金閣寺には行かない)、乗らずに降りる外国人観光客もいる。京都のバス路線は複雑で、自分もよく判っていない。目的地を少し通り過ぎて、わら天神前停留所に到着。

高雄・京北線 京都駅(15:00)→わら天神前(15:27) 531-6955 運賃230円


平野神社 (京都府京都市北区平野宮本町)

停留所から平野神社へ。市バスの衣笠校前停留所が最寄りと思われるが、わら天神前停留所も遠くはない。西大路通からではなく、東側の鳥居から入ってゆく。




魁 さきがけ

境内に入り、いつもと違う事に気付く。平成30年台風第21号で平野神社は甚大な被害を受けたのだそう。21号と言うと関空が大変な事になったあの台風である。関西では被害が大きかったのだ。平野神社では復興の為に一部に有料(大人500円)の区画を設けている。有料のところには行かないが、予定よりお賽銭を少し多くしよう。神門より中に入る。


拝殿がなくなっている! ここまで平成31年4月7日撮影

台風21号の暴風で六本の柱が全て折れ、檜皮葺の屋根が崩落し、倒壊してしまったそう。


拝殿では桜コンサートが行われていた!
平成20年4月6日撮影


楠の大木と拝殿 平成23年4月9日撮影


平成25年4月2日撮影


内部には三十六歌仙の画があった! 平成29年4月10日撮影

拝殿は慶安3年(1650)に東福門院(後水尾天皇中宮・徳川秀忠の娘)により建立されたのだそう。自然災害とはいえ、江戸前期の貴重な建築が失われてしまったのは残念でならない。拝殿の他にも境内全域で破損、倒木等の被害が出ているそう。


本殿 ここから平成31年4月7日撮影

神社の早期復旧を祈願します。


衣笠 きぬがさ




八重紅枝垂 やえべにしだれ




胡蝶 こちょう




寝覚 ねざめ





全体的にまだちょっと早かったかなという感じ。それでも京都に来るのを一週間遅くしたのだ。おかげで皇居乾通りの桜が見られた。


ソメイヨシノはそろそろ見頃!



一旦、境内を出る。外の道が桜並木になっている。さて、どこが有料なのか判らなかったが、紅白の幕が張られている内側と思われる。


南門

慶安4年(1651)に御所の旧門を下賜されたそう。拝殿が出来た翌年。



桜茶屋のあたりも通り抜けられるようなので、再び境内へ。















西大路通に面する側から神社を後にする。帰りもわら天神前停留所を利用する。JRバスの時刻表を見ると、すぐに便があるが遅れているようだ。京都駅へ行く市バスが何台もやって来る。満員の便もあれば、ガラガラの便もある。ようやくJRバスが来たが、満員である。座れないばかりか、立って乗るのも窮屈そうである。この時間、10分後にもJRバスがあり、それは空いているのではないかと思い、この便は見送る。ガラガラの市バスがやって来た。市バスに乗らないという法はない。帰りは市バスを利用する事にした。50号系統のバスである。西大路通を走っていると、ガラガラのJRバスが抜いて行った。どちらが先に京都駅に着くのか。目的地は同じだが経路は異なる。空いていた市バスだが、途中の停留所からの乗車で、すぐに席は埋まり、通路に立つ人が多くなった。JRバスとは違う経路の車窓を楽しむ。


バス車窓からも桜を見る! (千本今出川)


京都市交通局 50番系統 (京都駅前)

道幅の狭い西洞院通を経由するが、かつての市電の経路らしい。行きはJRバス、帰りは市バスを利用したが、どちらも均一運賃で230円である。Suicaを利用した。

50番系統 わら天神前(16:40)→京都駅前(17:19) 2004 運賃230円


JR西日本 東海道本線 京都駅《烏丸口》
(京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町)

東海道本線で大津に戻る。新快速が先に出発だが、混雑が予想されるのと、プラットフォームまで階段の昇り降りがあるので、改札の目の前のプラットフォームから出発する、京都始発の草津線直通列車を利用する。


JR西日本 草津線 普通 5370M列車 [113系L6編成] (京都)
※草津-京都間は東海道本線。

ユニークなデザインの車両が停まっている。




SHINOBI-TRAIN 忍kirakira2

ちっとも忍んでないやろ。


SHINOBI-TRAINの車内の様子!

国鉄車両からボックスシートを転換式クロスシートに交換した、広島支社の山陽本線でも見掛ける車内。しかし…


中吊りには!



草津線は滋賀県草津市から甲賀市を経て、三重県伊賀市に至る、忍者ゆかりの地を走る。しかし、今日は草津線までは乗らずに大津でドロンする。

東海道本線 普通 5370M 京都(17:35)→大津(17:45) クハ111-7704 運賃200円


大津駅の桜!

駅構内に気になる案内があったので行ってみる。


北緯35˚線モニュメント




北緯35度線上に立って撮影!

写真機のGPS情報を見てみると、北緯35度0分11秒…、東経135度51分49秒…、高度109.1m。GPSの誤差が大きいな。


JR西日本 草津線 普通 5373M列車 [113系] (大津)
※草津-京都間は東海道本線。

広島では末…真っ黄色、滋賀では抹茶色の列車が走る。湘南色に戻してくれないかな。そろそろ駅を出ようと思ったら、「Aシート」のある新快速がやって来た。この春のダイヤ改正で登場した有料座席サービスだそう。JR東日本普通列車グリーン車を連想するが、特別車両(グリーン車)ではないそう。12両編成のうち1両がAシートで、自由席で着席料金500円が必要。車内で乗務員に支払うそう。写真は撮らなかったが、窓から車内を見てみると、良さそうの席で、空いていた。223系はもともとの席でも転換式クロスシートで快適である。現在は1日4本の列車に連結されていて、全ての東海道本線・山陽本線の新快速で利用出来る訳ではない。


JR西日本 東海道本線 大津駅 (滋賀県大津市春日町)


駅舎で商業施設、カプセルホテルが営業している。

新快速停車で便利な大津駅。京都から10分だが、駅前が寂しい。


駅頭の様子!



大津の定宿に戻る。ホテルの自動販売機でチューハイ(170円)を買ってきて部屋で寛ぐ。さて、日曜日はホテルのレストランは休業日である。昼食も遅かったし、夕食はファミリーマートでお弁当を買ってきて済ませる。


鶏めし&みぞれチキンカツ弁当(498円) コールスローサラダ(200円)
金麦(145円)

テレビをつけたままウトウトしていたが、もう就寝する事にする。 (つづく)