旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

嘉手納町より沖縄市・コザへ

2024-02-01 23:00:00 | 

Seaside at Kadena Marina (沖縄県中頭郡嘉手納町兼久)
Kadena, Nakagami District, Okinawa, Japan

令和6年1月24日水曜日。沖縄県中頭郡嘉手納町に来ている。基地の中にある飲食店でステーキを食べてきた。満腹でお店を出る。今度来る時はデザートも食べたい。


野国貝塚群 (沖縄県中頭郡嘉手納町兼久)

お店を出た国道沿い。奥には「甘藷発祥の地 野国いも宣言」の碑が見える。野國總管、本名は不明だそうで、野國(地名)・總管(役職)で、野國の總管さんという事だろう。西暦1605年に明国・福州に渡った際に甘藷(sweet potato)を持ち帰る。碑は甘藷伝来400年の際に建てられたようだ。甘藷は後に沖縄より九州に伝わり、関東に伝わると薩摩芋と呼ばれる。




国道58号 奥まで to Oku 101 km

起点の鹿児島県鹿児島市からではなく、沖縄県における起点、国頭郡国頭村奥からのキロポストになっている。鹿児島市の起点も国頭村の起点も訪れた事がある。


国道は往復6車線

さて、空港から乗ってきたバス停まで戻ってきたが、次の便まで少し時間がある。このまま歩いて嘉手納町の中心まで行く。気温は2桁あるのだろうが風も吹いていて体感気温は低い。フードを被り、マスクをつけ、手袋をして歩く。バスに乗っている時には雨が降る所もあったが、歩いている時にはざあっと降る事はなかった。


ようこそ 嘉手納町へ KADANA TOWN

嘉手納町のキャラクターは「いもっち」。


嘉手納町役場 (沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納)

町の中心までやって来た。


この辺が嘉手納ロータリーだったところか




嘉手納駅跡地 (沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納)

嘉手納で訪れたかった嘉手納駅跡。駅の遺構は見当たらない。



 沖縄県営鉄道嘉手納線は1922(大正11)年3月28日に営業を開始し、那覇駅から嘉手納駅までの総延長約23.6Km沖縄県営鉄道の3路線で最も長い路線でした。
 嘉手納地域は嘉手納駅を利用して、沖縄本島中北部地域の農作物等を那覇へ輸送する中継地として栄え、嘉手納駅を中心として比謝橋近くまで続く嘉手納大通りでは、本屋・文具店・理髪店・食堂・医院などが軒を連ね賑わいました。
 また嘉手納駅には、サトウキビを越来・美里・具志川などからはトロッコで、読谷山の比謝・伊良皆などからは荷馬車で運び入れ、そこから側線を使用し沖縄県内最大の製糖工場である沖縄精糖株式会社嘉手納工場へと搬入していました。嘉手納駅の開業により、それまで船による海上輸送であった砂糖製品の運搬が鉄道による陸上輸送に変わるなど、沖縄本島中部地域の産業の発展に大きく寄与しました。
 しかし、1945(昭和20)年の沖縄戦により鉄道設備が破壊され、戦後は多くの土地が米軍施設として接収されたため、沖縄県営鉄道は廃線となりました。
 2011年2月吉日 沖縄県嘉手納町
(説明文より)



The Okinawa prefectural rail-road, Kadena Line, started its business on 28 March 1922 (Taisho11). The length of the line from Naha main station was approximately 23.6Km, the longest line of three prefectural lines. The Kadena area had prospered with connection point of transportation of agricultural products or other commercial goods from northern Okinawa to Naha, and Kadena main street which extended to Hija Bridge was crowded with book stores, stationary stores, barber shops, restaurants and/or clinics. The hervested sugar canes were first carried to Kadena station from Misato, Goeku and Gushikawa area in rail-trucks, and from Yomitanzan, Hija and Iramine in horse carts, from where the canes were turned to the Okinawa sugar mill, one of the largest sugar mills of Okinawa. Commencement of business of the Kadena station had greatly contributed to prosperity of productive business of central Okinawa as the transportation method of sugar products was altered from sea to rail-road.
The rail-road facilities were, however, distroyed by the last Okinawa land war in 1945 (Showa 20), and the Okinawa Prefectural rail-road closed its business due to the larger area of island was taken by the U.S. military bases.
(英文の説明文より)



ネットに上がっていた昭和一桁の時刻表の画像を見てみると、那覇嘉手納間は1時間15分を要している。今日、空港から乗ってきたバスの時刻表を見てみると、那覇バスターミナル嘉手納町役場前間の所要時間はやはり1時間15分と令和一桁のバスでも同じだった。今も鉄道が走っていれば乗ってみたかった。ちなみに現在、那覇市と名護市とを結ぶ鉄道の計画はある。




廃止されたロータリーが公園になっている






沖縄防衛局 (沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納)



国道はロータリーの東側の新道に移り、三叉路の交差点に改められている。




嘉手納停留所 (沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納)

バス停にやって来た。那覇市に戻るのではなく、沖縄市に向かう。


沖縄県道74号沖縄嘉手納線をコザ方面へ


琉球バス交通 62系統 中部線 (嘉手納)


道の駅かでなの前を通る

屋上の展望台にはカメラを構えた人が多数。さて、千円札を両替しようと信号で停車中に運転席側の両替機へ。しかし運転士さんによると、扉が開いていない時は両替は出来ないので降車時にという事だった。沖縄バスさんでは停車中に両替出来たので琉球バス交通さんとは異なるようだ。とにかく走行中は着席を徹底したいのだろう。県道沿いには両替店が何軒かあり店頭にレートが張り出されている。144円○○銭150円とある。144円○○銭はドルで円を買う時で、ドルを買うにはUSD1.00JPY150という事か。レストランで$38.95払ったので150を掛けると…いやいや考えては駄目だ。バスは沖縄市に入る。

【追記】
クレジットの明細で確認した。
支払額:$38.95 クレジット会社のレート(1月26日):152.0154 日本円の請求額:5,921円 


車窓に嘉手納飛行場(DNA RODN



どれだけ広いのか。東京国際空港(HND RJTT)よりも広いのだそう。県道の両側が基地となる。ゲートから出る事なく県道を挟んだ基地の南側と北側を移動するための歩道橋がある。沖縄自動車道の高架を潜り、ようやく飛行場を離れる。バスに乗った時は貸し切り状態だったが、市街地に入ると乗客が増えてくる。沖縄市は昭和49年にコザ市と中頭郡美里村が合併して発足。片仮名の市町村名は北海道虻田郡ニセコ町(後志管内)と滋賀県高島郡マキノ町の二町のみとなったが、平成15年に山梨県南アルプス市が発足。平成17年にはマキノ町は合併で高島市となり、片仮名市町村は一市一町となっている。なおコザの名称については越來村胡屋、美里村古謝からとも。これらをKOZAと誤って綴ったからという説がある。バスに乗っているとコザ胡屋ともに停留所の名称にあった。


コザ・ミュージックタウンにはカープ坊やが
(沖縄県沖縄市上地)

よく見るとカープ坊やがエイサーしよる。


園田で下車する

行った事はないが競馬場の名前から「そのだ」と読んでしまうが、こちらは「そんだ」と読む。

62系統 中部線 嘉手納(15:39)→園田(16:15) 運賃530円




グラウンド通りを進む→


野球場に到着


コザ運動公園 (沖縄県沖縄市諸見里)

道路沿いにはコザしんきんドーム


コザしんきんスタジアム

カープの春季キャンプが行われる。まずは2月1日より日南キャンプ(宮崎県日南市)が行われ、2月15日より27日まで沖縄キャンプが行われる。まだ半月以上先で、それらしい様子は見られない。


公園内の自動販売機


カープ坊やと沖縄市エイサーキャラクターの面々


さんぴん花茶を購入

沖縄に着いてバス代以外で初めて日本円を使い買い物をする。


球場の周りを一巡り

グラウンドを垣間見る。







運動公園とあって走っている人もいれば犬の散歩の人も見掛ける。





一周してきた。お手洗いを借りる。



カープファンとしては近くまで来たので立ち寄りたかった。訪れるのは二度目だが。


鉢植え・プランターにもエイサーキャラクターが


エイ坊

エイ坊はカープファンとの事。ええよ。


サーちゃん


たーくん


さなじぃ



それでは春季キャンプを待つ野球場を後にする。去年は2位だったが、今年は優勝じゃ。




運動公園から沖縄南ICへ


沖縄自動車道 沖縄南インターチェンジ (沖縄県沖縄市諸見里・上地)

交通量は多い。


インターにバス停が設けられている いずれも令和6年1月24日撮影

沖縄南ICから高速バスを利用する。 (つづく)

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