うちの庭でセミがよく羽化をしている話は、これまでもしばしば書いています。また、その羽化したセミが
カーポート(アクリル製?の半透明な屋根)から脱出できない場合があることも、書いたことがあると思います。
まあこの屋根から逃げ出せないのはセミだけではなく、アゲハチョウなどもしばしば迷い込んだ挙句
脱出できないでいるのを、可能な限り手助けしてカーポートの外へ出してやってます。
さて今朝も羽化したばかりのセミがカーポートから脱出できず、そのセミはオスのようでひとしきりずいぶん
騒がしかったあと、私が外に出た頃には無事逃げ出せたのか?もう静かになっていました。
いや、でも、逃げられたのではなく、あきらめ力尽き、カーポート上部の隅っこにいたらしく、しばらくして
弱々しい声で鳴き始めて、それでそこにいるのに気がつきました。断末魔のようにも思えましたが、
響きのいいカーポート内なので、次第にかなり大きく鳴り渡りました。
幸い手の届くところでしたのでわしづかみしてみても、もがいて逃げ出そうとする素振りもなく、完全に
力尽きてしまっているようです。カーポートの屋根などにかなり激しくぶつかりますしね。おそらく
もうダメだろうと思いつつ、サルスベリの木に放してやると、思ったよりは力強くとまることはできました。
畑仕事などを終え、しばらくして見に行っても、同じ位置から動いていないようです。これはその時の写真。
さらに倍率 ドン! ちょうど顔の部分に木漏れ日が当たっていて、複眼などもよく観察できます。
顔にクモの巣がこびりついているのもわかります。カーポート内に迷い込む虫などを狙い、屋根(内部)には
たくさんのクモの巣があるのです。クモの糞が車にかかるのが嫌で、時々巣を掃っても完全には退治できず、
また害虫の蛾などを捕まえてくれる益虫であることを考えるとあまりに邪険にできず、ほぼ野放し状態に
近いんですね。
それから部屋の掃除をするなどし、しばらくして見に行くと、もう少し上のほうまで移動していました。
その間鳴き声もしたようですから、もしかして樹液を吸って体調回復したのかしら?
でも、これも前に書きましたが、うちはセミが羽化するばかりで、庭の木でセミが鳴くことは滅多にありません。
おそらくセミが好むような木々が我が家にはないのでしょう。サルスベリも樹液があまりないか、もしくは
樹皮が硬くて歯(口吻)がたたないか。
その後、多くの仲間のセミが集まる人気のある木へ無事旅立てたのかどうか…
フダンソウ(うまい菜)の間引きをしようと寒冷紗を外したら、中にオンブバッタの子供がいて驚きました。
隙間から進入したのだろうか?? おかげで本葉をかなり食われていました。
そしてプランターへまたフダンソウの種を蒔きました。やけくそというかダメ元というか、もう少しで
昨年の種を使いきれるので。
風船のような実のなる花。こぼれた種から毎年発芽します。