これは、和歌山市では3月18日(月)付け朝刊に掲載された朝日新聞記事です。
「火の鳥・大地編(小説版)」が4月から別刷りbeで連載が始まるのを機に、紹介を兼ねての
記事なのでしょう。
記事では、過去と未来を行き来しながら展開する火の鳥の展開が、年表を用いて簡潔に
まとめられてもいるので、ガイドととしてスクラップして留め置こうと考えています。
そして、大地編が完結したら久々に手塚治虫さんの火の鳥を読み返し、今度は年表順に
読み進めてみるつもりです。これまでは発表順にしか読んだことなかったですからね。
また最近、手塚作品では今再放映中の「ブラック・ジャック」のアニメ版も楽しく
拝見しています。以前、たしか手塚さんの特番か何かで一部を見たことがあっただけで、
すべて通して視聴するのはこれが初めてです。
正直あまり期待せず見始めましたが、予想していた以上にはよくできています。
元々ブラック~は各々のエピソードが短編で、それをそのままでは30分番組では
尺が余るので、どうしても原作にはない部分を付け足さねばならず、そうすると
必然的にストーリー展開も原作とは違う場合も出てきて、でもまあ全般、そういった
場面もあまり違和感を感じないんですね。
ところが先般の放映で『土砂降り(アニメのタイトルは「土砂降りのち恋」)』が
放映されたのですが、ラストが原作からは改変されていて、これにはかなり
抵抗がありました。原作では突き放すような悲劇的な結末が用意されていて、しかし、
だからこそこのエピソードはシリーズ中屈指の名作のひとつだと思うのですが、
アニメでは悲恋程度の終わり方で描かれ、唖然としたのです。原作を知っている私は、
その結末を考えただけですでに涙腺が崩壊寸前だったにもかかわらずですよ。
たとえばZ(ゼータ)ガンダムはのち映画版が作られた際、結末がハッピーエンドに
変えられていたように、時代とともに製作者の考えも変わることはあります。冨野監督、
当時の作品のラストはそろって悲惨だったのに、最近のものは概ね丸く収めて
られますしねえ。また当の私にしても、元々主人公サイドに入れ込み、感情移入
しながら作品世界に浸るほうなので、本当はできたら皆幸福に終えてほしいのです。
悲劇的な結末はこちらも落ち込み、尾を引くことが多いですよねえ。
ただ前述のように、悲劇的なラストは印象を強く残すことは確かで、それが名作を
生む要因なのも事実です。手塚さんはそれをわかったうえで、悲劇的な要素を
多く取り入れたとも聞いていますし、たしか孫悟空(だったか?)の映画をつくった際、
主人公が死ぬ結末を主張した手塚さんとそれを拒んだプロデューサーサイドがもめたことも
あったそうです。
もし手塚さんがご存命で、このタイミングで土砂降りをご本人自らアニメ製作していた
としたらどういう結末を用意されてのでしょうか? 丸くなられて、あるいは時代に迎合し、
考えを変え違う結末とされたのかなあ。興味があります。
ちなみに、アニメ版の監督は実子の手塚眞さんです。
フダンソウ(うまい菜)の2回目の間引きと追肥です。写真は作業後のもの。フダンソウとしては
まずまず発芽してくれたので、ほぼ等間隔で苗を残せています。
これが間引き菜です。
…とここまでは良かったのですが、二番目に古いフダンソウのうち、ひとつのカゴの株に大量に
アブラムシが発生しているのに気がつきました。水曜日に水やりした際にはまったく気づかず、
そのあと爆発的に増えたのでしょうか? 一応ビニールで覆ってはいるものの完全ではないし、
収穫作業や水やりの際に外したすきに侵入されたか、隙間から入り込まれたかですかね、参りました。
好事魔多しと申しますか、絶好調状態は長くは続かないですね。シャワーで洗い流してみましたが
根本的な治療にはなっておらず、明日様子を見て対応を検討します。
パンジーがてんこ盛りに咲いています。
気候的に好条件がそろったのか、こちら花の大きなパンジーもたくさん花を咲かせています。
アネモネ、ラナンキュラスとも花数を増やしてきました。
今日の和歌山市は思ったほども寒くはならず、晴れ間が多く天気もまずまずでした。
そろそろ桜の開花宣言が出てもおかしくなさそうなのですが。