さて今回は、新米まつりへの参加、お米購入を優先させたため、ほぼ自動的に帰宅日が
固定されてしまった。あとはそれに従い着々と帰宅準備を進めるだけなのだが、どうにも
雲行きが怪しい。台風から変わった熱低が、日本海上をスピードを上げつつ接近してきそう
なのだ。今回冒頭でお話した乗船日を選ぶ条件のうちの、②航海上の気象状況がまさしく
それで、どうやら日本海の波が高く荒れるのは必至で、それがわかっていて、それでも
あえて今夜の船に乗るべきなのかどうかを思案した。
最終チェックを美瑛町の公共駐車場に車をとめて確認した。新日本海フェリーのHPでは、
本日は通常運行とあり、気象庁の予報でも、波の高さも、5~7メートルとかの大しけには
ならない見込みだ。ただしそれはあくまで沿岸での予報、船はけっこう沖合を進むので
参考程度にしかならない。迷ったが覚悟を決めて再び走り始めた。こうなったら俎板の鯉、
運を天に任せるしかない。
土井商店で買った「磯自慢」は自分あての土産、「三千櫻」は船内用(お酒が飲めるくらい
波が穏やかなら儲けものなのだが)。
おやつは柳月のおはぎ・つぶあん。
新潟便が出航する頃の小樽港上空、面白い雲が出ていた。
焼けそうな気配も漂ったが、逆サイド、東の空の雲が少し赤くなった程度で終わった。
それにしてもだ、なんで今日の船はメチャ込みなのだ。三連休がらみとはいえ、本日の
南行きがここまで込み合う理由がまったくわからない。乗客が300名ほどいるらしい。
船国自衛隊ご一行もいるにはいるがそれほど大所帯でないのに。バイク、車もムッチャ
多い、夏のハイシーズン並みだ。そろそろ気温が下がり始め、バイクツーリングには
少々厳しい季節となり、ライダーたちが皆いっせいに北から引き揚げ始めたのだろうか?
今夜の私のベットは、中央の窓のない大部屋。ほとんど閉鎖されていて、この部屋が
解放されているのは、ハイシーズンに団体さんがいるときなど、ほんのわずかしか
これまでに記憶がない。まさかここを利用する機会が訪れようとは、思いもしなかった。
出航前からすでに到着30分遅れがアナウンスされている。地獄へ道連れじゃ~
9月21日(土) 曇り時々晴れ
本日帰宅と相成ったのは、今日、東川新米まつりに参加し、予約した新米のゆめぴりかを
受け取ることになったのが一番大きな理由だった。受取日を明日に順延したり、あるいは
注文を取り消すことも可能だし、仮に受け取っても、車内をやりくりして、あと数日くらい
車中泊旅行を続けることもできなくはないのだが、諸々いったん今が引き時だと判断した。
山積みにされた入荷したゆめぴりかの新米。こんな特設会場が、町内に三か所設けられた。
ただしここで買えるのは、事前予約した人のみ。
私は「粒選・東川米ゆめぴりか5㎏」を3袋購入した。5㎏毎に「大雪旭岳原水・
2リットル入りペットボトル」が1本おまけについてくる。また、10㎏毎に一枚、
お祭り広場で使える抽選券がもらえる。今期は、新米が店頭に並び始めた時点でも、
まだかなり例年と比べお米の価格が高いようだ。予約したことで、店頭での実勢価格
よりも、一袋あたり1000円くらい安く買えたと思われる。
このご時世、皆さんの購買意欲は半端なく、私の前に並んだ方は、一人で15袋
購入されていた。一人当たりの購入数に上限が設けられておらず、企画段階ではまだ、
ここまでの米不足、価格高騰が予想できなかったからかもしれない。しかし理由は
不明ながら、このお祭りは今期限りとなるみたいで、とても残念に思う。
図書館前に設けられたお祭り広場。明日は町制130年を記念した「大黒摩季ライブ」
(観覧無料)も行われるみたいで、大盛り上がりが予想される。
抽選の長い行列に並ぶと、もう一本大雪旭岳原水が当たり、計4本となった。空くじも
多い中、ワンチャンスで健闘したほうだとは思うが、一等商品はゆめぴりか10㎏、
やっぱり少し悔しい。