1月12日でブログを始めて丸2年になる。酒、旅、時局雑感の三つのカテゴリ-で、2日に1回のペースで書いて来た。ものぐさな私にしてはよく続いたものだと思う。ものぐさではあるが、それ以上に「書くことがすき」なのだろう。
これを機に、2年分の内容を年毎にまとめてみたら、以下のようになった。
酒 旅 時局 他 合計
07年 54 91 39 2 186
08年 59 29 106 1 195
合計 113 120 145 3 381
そもそも私がブログを書こうと思った契機は、偶然ある人に薦められたこともあったが、「酒と旅について、日々の思いを書き残しておきたい」ということであった。もう一つは、2年前に出版した『旅のプラズマ』を宣伝しようと思ったことと、その本に書かなかった(むしろ意識的にはずした)「世界の酒」についてまとめていこうということであった。
もともと私にとって酒と旅はかなり結びついており、「酒はその地のもので、その地への旅と共にある」と思っているので、以上のように分類したが、「酒」と「旅」は重なり合っているものがほとんどだ。
初年度はその思いのとおり旅が断然多く、酒がそれに続き、時局に触れたのは39件と少なかった。
ところが昨年になると、時局に関する投稿が断然増えた。これはまさに時代を反映しているのだろう。その中でも、貧困、格差、それを生み出す政治、経済のあり方に触れたものが多いのが、今の時勢をあらわしている。
早い話が、旅の酒の言ってられなくなったのだ。酒はほぼ同じ件数となったが旅が激減したのはそのためか?(もちろん、07年は「独、仏、英の大旅行」をやったのでそれで多かったのだが。)
それと、ブログが日記の性格を持つ以上、時局に触れたものが多くなるのが自然だろう。本当は、もっと酒と旅について書きたいのだが、「100年に1度の大不況」を迎えたのでは、今年も時局に追われることになるのだろうか?