昨夜風呂に入ると菖蒲が浮かんでいた。毎年書いてきたように、端午の節句を迎えるワイフの心遣いだ。「ああ・・・、大型連休なんてすぐに終わりだ」と思いながら菖蒲湯に四肢を伸ばした。
しかし、例年あまり動かない連休であったが今年は動いた方になるだろう。2日には秩父羊山公園の芝桜を堪能し、帰りに石神井公園にまで立ち寄った。明日(5日)は深川富岡八幡に「葵太鼓」を聞きに行く。子どもの日にちなんで、深川第六中学校や東川小学校の太鼓部の子どもたちが演奏するらしい。元気な太鼓を聞いて、門前仲町あたりで美味しいものでも食べようと言うのが狙いだ。
今月は社長を仰せつかっている名古屋の会社の株主総会で、その準備と総会当日の2回は名古屋に出張だ。後期高齢者を未だ社長にしているような会社に未来はなさそうだが、決算処理だけはやらねばなるまい。
銀行時代に関わる行事が幾つかある。一つは当時の後輩が芝居をやるというので、これは見てやらねばなるまい。もう一つは私が幹事をしているある支店の同窓会だ。その準備のためにもう一人の幹事と一杯飲む日程も入っている。別に幹事同士が飲まなくても会は開催できると思うが、酒を飲むにはとにかく大義名分を必要とするのだ。会そのものよりも、そちらの方が重要ともいえるのだ。
酒といえば、22日に「日本酒復権シンポジウム2010」が開催され、私も参加する。加えて、その基調講演をやる農口尚彦杜氏(能登杜氏四天王の一人、石川県「常きげん」杜氏)を囲む会が前日あるので、それにも参加する。少人数の食事会で、7,8種類の「常きげん」酒を飲みながら農口杜氏の話を聴こうと言うわけだ。
農口杜氏は山廃造りの第一人者、日本酒造界の宝のような方で、この二日間は私にとっても相当に濃密な時間となりそうだ。
五月はいい季節だけあって、なかなか遊ばせてくれない。(なに? 遊んでばかりいるではないかって? とんでもない。全てこれ勉強なのだ!)